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お正月疲れの胃腸を癒す食と食事リズム

  • 2019.1.12
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お正月は楽しく過ごせましたか?美味しいものを食べ過ぎて胃腸の疲れが出ている方もいらっしゃるかもしれませんね。お正月休みで乱れた食や食事リズムを整えて胃腸の疲れを解消していきましょう。

胃が重い方は

(1) 胃の負担にならない消化の良いものを摂取する

やわらかく炊いたご飯、白身魚、豆 腐、卵など消化が良く、高たんぱくのもの

(2) 消化を高める成分を含むものを摂取する

大根、キャベツ、胃液の分泌を助けるニラなど

(3) 食欲を刺激する工夫をする

だしを効かせたり、ハーブや香辛料(生姜、唐辛 子、ターメリック、コリアンダー、シナモン、タラゴン、陳皮など)や酸味(梅干し、トマト、レモン)などを取り入れる

(4) 胃の粘膜を丈夫にするビタミンCを摂取する

緑黄色野菜(ブロッコリー、小松菜、ほうれん草)、柑橘類、じゃが芋、れんこんなど

(5) 胃の粘膜を保護するムチンを摂取する

山芋、長芋、里芋、オクラ、れんこんなど

(6) 胃の粘膜を保護するペクチンを摂取する

柑橘類、じゃがいも、人参、りんごなど

疲れた胃腸を労わる効果的な食べ合わせ

酵素を多く含む生野菜や発酵食品から食べ始めると消化力が高まります。

(1) 油っこいものを食べる時には

納豆、キムチ、味噌などの発酵食品は、脂質を分解するリパーゼを多く含むので、油っこいものを食べるときに合わせて摂ると良いでしょう。また、これらの働きを助けるニンニクやネギなどと合わせるとさらに効果的です。

揚げ物の付け合わせの定番、大根おろし、レモン、キャベツなどには、消化を促す酵素がたっぷり含まれていますので、合わせてしっかり頂きましょう。

(2) 肉を食べる時は

キウイ、パイナップル、パパイア、しょうがなどは蛋白質を分解するプロテアーゼを含んでいるので肉を食べるときに合わせて摂ると良いでしょう。さらにこれらの働きを助けるカプサイシンを含む唐辛子やスパイス、ハーブなどと摂ると良いでしょう。

食事の時間を考え消化の負担を減らす

夕食時間が遅く、食べた後にすぐ寝ると、就床後も胃が働き続ける事になり、体脂肪が蓄積されやすくなり、睡眠の質を妨げる原因となります。

夕食を早く済ませ、寝るまでに3時間空けると消化の負担がかからず、ダイエットの効果も期待できます。夕食時はホルモンの関係で、肉や油物の代謝が落ちる為、遅い時間に夕食を摂取する時は、それらを控えると良いでしょう。

食事と食事リズムを意識してお正月疲れの胃腸を癒やしていきましょう。

監修・文章/宮本そのみ(管理栄養士)

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