規格外のデザイナーを描くドキュメンタリー、『ヴィヴィアン・ウエストウッド 最強のエレガンス』【今月のプロ押し映画！】

規格外のデザイナーを描くドキュメンタリー、『ヴィヴィアン・ウエストウッド 最強のエレガンス』【今月のプロ押し映画！】
2019.01.11 17:30
規格外の斬新さとユニークなフォルムで人々を魅了してきたファッション・デザイナー、ヴィヴィアン・ウエストウッド。英国カルチャーのトップに君臨し続ける77歳、現役デザイナーの刺激あふれる仕事の流儀とは？

(c)Dogwoof

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ユニークというより規格外れの斬新さ。一目見たら忘れられないフォルム。一度は着てみたい。そんな服を作るヴィヴィアン・ウェストウッドのロンドン・ファッション・ウィークの秋冬ショーの前夜、2016年2月からローナ・タッカー監督の長編初ドキュメンタリーは幕をあける。


大女優ヘレン・ミレンやメリル・ストリープが愛用しているそうだが、映画界をタフに生き抜く意志の強い女優たちが選ぶドレス、と言われれば「確かに」、と納得できる。採算があわない、納期が間に合わない、と製作現場からクレームがついても自分で納得できるまで追及して妥協はない。その調子でニューヨーク、パリへの出店の際には自分で指揮をとり、気が済むまで自分の思いを曲げず、奔放に生き続ける。


そしてなにより彼女が凄いのは大企業の傘下に入ることなく世界中にある100以上の店舗を展開する独立ブランドのオーナーで、77歳の現役トップデザイナーであること。春夏、秋冬のコレクションを発表。デザイナーの地位を昇りつめてデイムの称号を得た。

『ヴィヴィアン・ウエストウッド 最強のエレガンス』公開中

http://westwood-movie.jp/


配給：KADOKAWA