1. トップ
  2. ゴールデン・グローブ賞、『グリーンブック』が最多受賞。

ゴールデン・グローブ賞、『グリーンブック』が最多受賞。

  • 2019.1.8
  • 1714 views


ゴールデン・グローブ賞、『グリーンブック』が最多受賞。
2019.01.08 12:00
6日(現地時間)行われたゴールデン・グローブ賞で映画『グリーンブック』(18)が最多となる3部門に輝いた。

>>>ゴールデン・グローブ賞のレッドカーペットはこちらでチェック!

(左から)ヴィゴ・モーテンセン、リンダ・カーデリーニ、マハーシャラ・アリ。Photo: George Pimentel/WireImage

【さらに写真を見る】ゴールデン・グローブ賞、『グリーンブック』が最多受賞。



6日(現地時間)行われたゴールデン・グローブ賞で映画『グリーンブック』(18)が最多となる3部門に輝いた。1960年代を舞台に、ジャズミュージシャンのドン・シャーリーとそのボディガード兼運転手であるトニー・リップの友情を描いた同作は、コメディ/ミュージカル部門の作品賞をはじめ、脚本賞とマハーシャラ・アリの助演男優賞を獲得した。


ビバリー・ヒルトンホテルで開催された授賞式で、ピーター・ファレリー監督はこう語っている。「私たちがやるべきことは、会話をすることであり、違いで人々を判断しないことです。私たち皆が、同じことを望んでいるのです」


シャーリーの実際の家族から彼の人物像が不正確だと反発を受けた同作だが、「あえて言いますが、私の仕事はずっと同じです。自分が何をしているか理解し、そのことに責任持たなければなりません。ドン・シャーリーやその家族のことは尊敬しています。製作会社や家族とも話をしましたが、結局のところ皆が幸せになることを望んでいるのであり、どんな形であれ誰も傷つけたくはありません」とマハーシャラは記者たちに語っている。


一方でドラマ部門の作品賞には映画『ボヘミアン・ラプソディ』(18)が輝き、主演のラミ・マレックも男優賞を受賞している。


同伝記映画の中でクイーンの故フレディ・マーキュリーを演じたラミは受賞スピーチの中で、「わたしに人生最高の喜びを与えてくれたフレディ・マーキュリーに感謝しています。あなたのことが大好きで、素晴らしい人です。この賞は最高のあなたに捧げます」と故人への感謝の言葉を口にした。


ドラマ部門の女優賞は映画『天才作家の妻 40年目の真実』のグレン・クローズが手にしたほか、映画『女王陛下のお気に入り』のオリヴィア・コールマンと映画『ヴァイス』のクリスチャン・ベールがそれぞれコメディ/ミュージカル部門の女優賞と同男優賞、助演女優賞には映画『ビール・ストリートの恋人たち』のレジーナ・キングが輝いた。


そんな中、映画『ROMA/ローマ』はアルフォンソ・キュアロンが監督賞を獲得したほか、外国語映画賞にも選出されている。


一方のテレビ部門では、ドラマ「ジ・アメリカンズ」がドラマ部門の作品賞を受賞したのをはじめ、「コミンスキー・メソッド」はコメディ/ミュージカル部門の作品賞と主演のマイケル・ダグラスの男優賞の栄誉に輝いた。また同部門の女優賞は、ドラマ「マーベラス・ミセス・メイゼル」のレイチェル・ブロズナハンが手にした。


さらに、ドラマ「ボディガード -守るべきもの-」のリチャード・マッデンがドラマ部門の男優賞、アンディ・サムバーグと共に同授賞式で司会を務めたサンドラ・オーが出演作ドラマ「キリング・イヴ」が女優賞に選ばれている。


そしてリミテッドシリーズ/テレビムービー部門では、ドラマ「アメリカン・クライム・ストーリー/ヴェルサーチ暗殺」が作品賞とダレン・クリスの男優賞に輝いた。


今年の授賞式では、ジェフ・ブリッジスにセシル・B・デミル賞が贈られたほか、キャロル・バーネットが自身の名前を冠したテレビ業界における長年の功績を称えるキャロル・バーネット賞の初代受賞者に選ばれた。

第76回ゴールデン・グローブ賞受賞者リスト

映画部門


【ドラマ部門 作品賞】『ボヘミアン・ラプソディ』


【ドラマ部門 女優賞】グレン・クローズ 『天才作家の妻 40年目の真実』


【ドラマ部門 男優賞】ラミ・マレック 『ボヘミアン・ラプソディ』


【コメディ/ミュージカル部門 作品賞】『グリーンブック』


【コメディ/ミュージカル部門 女優賞】オリヴィア・コールマン 『女王陛下のお気に入り』


【コメディ/ミュージカル部門 男優賞】クリスチャン・ベール 『ヴァイス』


【助演女優賞】レジーナ・キング 『ビール・ストリートの恋人たち』


【助演男優賞】マハーシャラ・アリ 『グリーンブック』


【監督賞】アルフォンソ・キュアロン『ROMA/ローマ』


【脚本賞】『グリーンブック』


【作曲賞】ジャスティン・ハーウィッツ 『ファースト・マン』


【アニメ作品賞】『スパイダーマン:スパイダーバース』


【外国語映画賞】『ROMA/ローマ』


【歌曲賞】『シャロウ ~「アリー/ スター誕生」愛のうた』 (『アリー/ スター誕生』)

テレビ部門


【ドラマ部門 作品賞】「ジ・アメリカンズ」


【ドラマ部門 女優賞】サンドラ・オー 「キリング・イヴ/Killing Eve」


【ドラマ部門 男優賞】リチャード・マッデン 「ボディガード -守るべきもの-」


【コメディ/ミュージカル部門 作品賞】「コミンスキー・メソッド」


【コメディ/ミュージカル部門 女優賞】レイチェル・ブロズナハン 「マーベラス・ミセス・メイゼル」


【コメディ/ミュージカル部門 男優賞】マイケル・ダグラス 「コミンスキー・メソッド」


【リミテッドシリーズ/テレビムービー部門 作品賞】「アメリカン・クライム・ストーリー/ヴェルサーチ暗殺」


【リミテッドシリーズ/テレビムービー部門 女優賞】パトリシア・アークエット 「エスケープ・アット・ダネモラ」


【リミテッドシリーズ/テレビムービー部門 男優賞】ダレン・クリス 「アメリカン・クライム・ストーリー/ヴェルサーチ暗殺」


【助演女優賞】パトリシア・クラークソン 「シャープ・オブジェクト」


【助演男優賞】ベン・ウィショー 「英国スキャンダル〜セックスと陰謀のソープ事件」

元記事で読む
の記事をもっとみる