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休み明けの”登園しぶり”の対処法

  • 2019.1.6
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新しい年を迎え、学校や園が始まるまではまだ少しお休みがあります。大人もお正月気分が中々抜けないものですが、子どももそれは同じです。長い休みの後は園や学校に行きたくないとぐずる子もたくさんいます。その様な「登園しぶり」になった場合、親はどんな風に対応したら良いのでしょうか。特に原因が分かりづらい園児の対処法について紹介します。

登園しぶりになった場合、子どもの気持ちに寄り添うということは大前提ですが、理由により対処法も異なります。まずは原因をある程度把握してから対処しましょう。

ママと離れたくない場合

(1) とにかく連れていく

ママと離れるのが嫌というのはごく自然な感情。通い始めだけではなく、長い休みで1日中一緒に過ごすことが何日も続いた後もそう感じる子どもは多いかもしれません。しかしそれを許して家で過ごすと悪化することがあります。
離れることは慣れが大事です。とにかく園に連れていくようにしましょう。連れていったら、親はいつまでも園に残らず何度も振り返ったりせずに気持ちを切り替えて素早く去ることも大切です。長く姿が見えると、余計に寂しさが増すことになります。

(2) 不安な顔をしたり怒ったりしない

親が不安な顔をすると子どもも不安になります。怒られると園でも怒られるという印象を与えてしまいます。親の感情に子どもは敏感です。笑顔で送り届けましょう。

(3) 帰宅したら褒めてあげる

園が終わって帰宅したら、とにかく園に行ったことを褒めてあげましょう。離れるのが嫌で登園を拒否している子は、大抵帰宅した時には笑顔になっていることが多いです。元気になっているからとそのままにせず、行ったことを褒めてあげてくださいね。

(4)「どうだった?」と話をふらない

園での話は、子どもが自ら話すまで聞かないでおきましょう。話してくれた場合は、とことん聞いてあげてましょう。園での様子が気になるかもしれませんが、子どもに聞くのではなく先生方としっかり連携しましょう。園ではそんな素振りを見せない子も多いので、あらかじめ先生には登園を嫌がることを伝えておくと良いでしょう。

いきなり登園拒否するようになった場合

(1) 園で変わったことがなかったか、先生に聞いてみる

突然行きたくないと言われ理由も言いたがらない時は、まずは先生に相談して様子を聞いてみましょう。どうしても言いたくなさそうにしている時に無理やり理由を聞き出そうとするのは逆効果です。「なんで行きたくないの?」「なぜ理由を言わないの?」などと怒ることももちろんしてはいけません。

(2) 理由を考えてみる

理由を考えてみると、意外と家庭内で何かがあることもあります。ママの妊娠や出産などの環境の変化が原因となることもあります。お友だちとささいなことで喧嘩をした、周りの友達と能力の差を感じた、などという理由の場合もあります。
何となく理由になる事態が予想できたら、とにかく子どもを安心させてあげましょう。原因そのものについて言う必要はありません。スキンシップを多く取り「ママは話を聞いてくれる」「ママは味方でいてくれる」と感じさせてあげましょう。
状況によっては休ませることも効果的です。「休み癖がつくのでは?」と心配になるかもしれませんが、行きたくない理由があるのに無理強いすると親への不信感につながることがあります。

登園しぶりをした時の注意点

登園をしぶった時、気を付けたい注意点を抑えておきましょう。

(1) 体調不良ではないか

ただわがままを言ってぐずっていると思ったら、体調不良を伝えられないためということがあります。逆に、何らかの行きたくない理由から体調不良を引き起こすということもあります。見極めが難しくはありますが、注意して様子を伺いましょう。

(2) 家で園の話はしない

子どもが楽しんで通園している場合はどんどん話を聞いてよいのですが、行きたがらない時には家で園の話をしないようにしましょう。楽しくなってくると、自分から話してくれるようになります。

(3) ママが落ち込まない

子どもの前で不安な顔を見せないことももちろんですが、真面目なママほど子どもが登園しぶりすると、どうして行ってくれないの?と落ち込むことがあります。しかしママが落ち込むと子どもに伝わりますし、何よりママが辛くなってしまいます。
その時期は「いつまで続くのだろう」と不安に思うかもしれませんが、笑顔で登園してくれる日が必ず来ます。行きたくないんだね、そうだよね、くらいの気持ちで大らかに構え、焦らず気持ちに寄り添ってみてください。

長い休みで快適な毎日を過ごすと、特に登園が嫌になるかもしれません。例えば毎日夜更かしをしていて「明日から園が始まるから早く寝て早起きしてね」と言われたら、休みの方がよかったのにという気持ちが強くなるかもしれません。
TVを見たりゲームをしたりする時間が極端に多くても同様ですね。休みの中で「今日は特別」という日を作ってもよいですが、基本的には普段とあまり変わらない生活スタイルを保つことが重要です。
冬休み明けは大人も憂鬱になりがちですが、楽しい気持ちで迎えれば子どもにも伝わります。そして、しぶった場合でも大きい気持ちで受け止めてあげましょう。

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