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イライラしたときに心がけたい、子どもに教えてもらった大事なこと【子育ては時にしみじみ 〜山本三兄妹の成長記録~ 第17話】

  • 2019.1.2
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こんにちは。山本みつ湖です。
新年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

新年一発目の記事は、次男が1歳くらい、長男は三歳になる少し前の頃の思い出について描きました。

その日は朝から忙しく、長男と次男を連れて出かけ、なんとか用事を済ませてやっと帰ってきたものの、部屋は散らかり、次男はぐずり、自分も疲れてしまっていました。

次男が眠るまでと思い長男にDVDをみせましたが、次男が寝付く前に終わってしまい…。



「もう一回」と言ってきた長男に、私はイライラをぶつけてしまったのです。
長男は私の大きな声に驚き、怯えた表情で「ごめんなたい」と謝りました(絵を描いていて、長男がかわいそうで泣けてきた)。

怯えた長男の顔を見て我にかえりましたが、なかなか謝れず…。次男が眠った頃、やっと長男に「ごめんね」と言えた時…、




長男は落ち着いた声で、「お母さんが大きな声で話すとビックリするから、優しい声で話してほしい」と自分の言葉で気持ちを話してくれ、本当に驚きました。

何に驚いたかというと、

●私(母)の気持ちの高ぶりが落ち着くまで、何も言わず待っていてくれた

●自分はこう思うからこうしてほしい、と「自分」を主語にして話してくれた(お母さんは悪い、お母さんは間違っている、とは言わなかった)

落ち着いて話してくれた
この3点です。

どんな言葉も、相手が感情的になっているときには届きませんし、主語が「あなた」になっていると、相手は責められたと感じ、話を聞くどころか身構えてしまうでしょう。

この時私は感情に任せて「あなたはもう見たでしょう! もう終わり! 」と責めたのに、長男は私を責めるような言い方はせず、心に届く話し方をしてくれたのでした。


今、長男は反抗期の入り口にあり、ちょくちょくなかなかの口答えをしてきます。ついカッとなって感情のままに口うるさく言ってしまいますが、「あの時の長男のように話したいな」という気持ちはいつもあり、大事なことを教わったなと感謝しています。

(山本 みつ湖)

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