1. トップ
  2. レシピ
  3. 冷えに! むくみに! 免疫力UPに! 濱田文恵流「体に効く」食養生レシピ

冷えに! むくみに! 免疫力UPに! 濱田文恵流「体に効く」食養生レシピ

  • 2018.12.28
  • 3722 views

食べて健康に! 「MAQUIA」2月号では、日中美容研究家で国際中医薬講師でもある濱田文恵さんの“食養生”レシピをご紹介。今回は、冷えやむくみの解消など、「体」に効くレシピをピックアップ。

日中美容研究家
濱田文恵さん

国際中医薬膳師。LINOME代表。自身のルーツである中医学をベースに、東洋と西洋を組み合わせた「美養法」を提唱。

中国江蘇省出身の濱田さんは普段の食事でも薬膳を取り入れるのが習慣。「おいしくてキレイになれるのが魅力!」


 体に効くレシピ 

 RECIPE 
温め食材で寒い時期の冷えを撃退
ラム肉のビール甘煮込み


●材料(2人分)
ラム肉(薄切り)……… 200g
ビール ……… 300ml
小ねぎ ……… 8g
八角 ……… 2粒
ローレル ……… 1枚
シナモンスティック ……… 1切れ(4g)
しょうが(薄切り)……… 2枚(5g)
甜麺醤 ……… 小さじ2
しょうゆ ……… 小さじ1
氷砂糖 ……… 20g
塩・こしょう ……… 少々


●作り方

ラム肉を食べやすい大きさに切り、鍋に入れ、浸かるまでビールを入れる(鍋のサイズにもよるが約300ml)。

①に小ねぎ、八角、ローレル、シナモン、しょうが、甜麺醤、しょうゆ、氷砂糖を加えて加熱し、沸騰したら、アクを取りながら5分間強火で煮込み、さらに弱火で15分煮込む。

塩・こしょうで味を調えたら器にとり、飾り用の小ねぎ(分量外)を散らす。


「甘」の食材で体を温める働きが高いラム肉を使用。しょうが、シナモンスティック、小ねぎ、八角と発汗作用がある「辛」食材も多数使い、体がポカポカに。「苦」の性質をもつビールで煮ることで体に余分な熱がこもるのを防止。

 RECIPE 
水分代謝を促す食材で、むくみを解消!
ハトムギと小豆のかぼちゃ煮


●材料(2人分)
かぼちゃ ……… 180g
ハトムギ ……… 15g
豚肉(薄切り)……… 200g
料理酒 ……… 大さじ1
ゆで小豆(無糖) ……… 100g
しょうゆ ……… 大さじ1と1/2
氷砂糖 ……… 5g
水 ……… 120ml


●作り方

かぼちゃを食べやすい大きさに切り、電子レンジ(600W)で2分加熱しておく。ハトムギは15分ほど浸水させておく。豚肉は食べやすい大きさに切り、料理酒をもみ込んでおく。

鍋に水(分量外)を入れて沸騰させ、豚肉を入れて下ゆでする。

沸騰したら豚肉を取り出し、下ゆでしたお湯を捨て、鍋に新しく水を入れ、かぼちゃ、ハトムギ、小豆、豚肉、しょうゆ、氷砂糖を加え、強火で加熱する。

沸騰したら、中火にし、水気がなくなるまで煮込む。


余分な水分を排出する働きのあるハトムギと小豆でむくみを改善。脾の働きを補い、余分な水分が出ないよう水分吸収を促す働きのあるかぼちゃも使用。水分排出で体内がカラカラになるのを防ぐため体を潤わす豚肉もプラス。

 RECIPE 
免疫力を高めて、風邪を吹き飛ばす
肺養生食材と貝柱の風邪予防スープ


●材料(2人分)
大根 ……… 140g
ねぎ ……… 1/2本
白菜 ……… 1/8個
貝柱(缶詰) ……… 1缶
水 ……… 500ml
貝柱スープの素(顆粒)……… 小さじ2
塩 ……… 適宜


●作り方

大根はおろしておく。ねぎは2cmの長さに切る。白菜は幅1cm程度に切る。

鍋に缶詰の貝柱を汁ごと入れ、水、おろした大根、ねぎ、貝柱スープの素を入れ、ひと煮立ちさせる。沸騰したら中火にしてねぎに火が通るまで5~7分ほど煮込む。

白菜を加え、白菜に火が通るまで煮込み、塩で味を調える。


内臓の働きが低下し、免疫力が下がっていると風邪にかかりやすくなるので、「甘」と「鹹」の性質をもち、肝・腎・脾・胃に働きかける貝柱で内臓を元気に。肺を潤し体内の熱を取る働きのある大根や、風邪の初期症状によいねぎも使用。


MAQUIA2月号

撮影/sono〈bean〉 レシピ製作/濱田文恵 料理製作・スタイリング/竹中紘子 取材・文/和田美穂 構成/山下弓子(MAQUIA)


【MAQUIA2月号☆好評発売中】

元記事で読む
の記事をもっとみる