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婚約指輪にお返しは必要?相場は?男性がもらって嬉しいものも合わせてご紹介

  • 2018.12.25
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こんにちは、婚活FP山本です。女性なら、彼からの婚約指輪のプレゼントは何よりも嬉しいものですよね。きっと今のあなたは、次のステージである結婚式のことでアタマが一杯でしょう。

でも、ちょっと待って下さい。日本では、何かを貰ったらお返しをするのがマナーではありませんか?中には、悩んでいる方もいるのではないでしょうか。

そこで今回は、婚約指輪のお返しについてお伝えします。あなたの結婚に、お役立て下さいませ。

婚約指輪にお返しするのはマナー!?

まずは大局観を把握するためにアンケート結果をお伝えします。ゼクシィが調査した「2016年アンケート結果」によると、婚約指輪をもらって何らかのお返しをした女性は、実に58%という結果でした。していない女性は35%なので、お返しをした女性の方が多い結果です。

そもそも日本では、何かを貰ったらお返しをするのはマナーといえます。約6割の女性が該当するため、絶対という訳ではありませんが、やはり婚約指輪であってもお返しをしたほうが無難といえそうです。相手はこれから一生涯を共にする伴侶ですし、尚更かもしれません。

夫婦だからこそ、マナーめいたものは堅苦しいと考える方もいますが、親しき仲にも礼儀ありともいいます。実際、既婚女性が結婚後に旦那のモラハラに苦しむ声をあげることもよくある時代です。まずは、女性もマナーやモラルを大切にしたほうが良いのではないでしょうか。

男性は気にしないものだが……

一般的な男性は、婚約指輪は「一方的にあげるもの」と考えていますから、ムリなお返しはしなくて大丈夫です。ただ、だからこそお返しを貰えると「この女性を選んで良かった」と感じます。こんな小さな感謝の積み重ねこそが、末永い関係には大切ではないでしょうか。

それに、あなたがお返しをする姿勢を見せることは、彼氏にもお返しをする姿勢の大切さを伝えることに繋がります。今後のためにも、「ありがとう」を行動で伝えていきましょう。

婚約指輪のお返し相場は「半額」

次は、婚約指輪のお返しの「相場観」についてです。一概にはいえませんが、そもそも日本のお返しの文化は「半額程度」が基本的な相場観といえます。そしてこの基本は、婚約指輪であっても変わりません。このため、貰った婚約指輪の半額を一つの目安に考えましょう。

もっとも、この半額程度というのは相応に曖昧です。婚約指輪の値段自体、場合によっては調べても分からないことも多いでしょう。このため、あくまで半額程度というのは大体でよく、仮に3分の1、4分の1程度の価値しかなくても、特に問題がある訳ではありません。

ただし、あまりに格差があるようでは問題です。それに未来の旦那が相手とはいえ、料理やセックスで返そうと考えるのは危険かもしれません。最近の結婚は「対等」が基本ですから、彼氏に相応の支出をさせてしまったのなら、あなたも相応には身銭を切りましょう。

明確な金額より気持ちの問題かも?

実際の文化でもそうですが、お返しは明確な金額より気持ちの問題という要素が強いです。一方の相手が明確なお金を使ってくれたのに対し、ただ感謝を述べるだけに近ければ不釣り合いといえます。人間関係は「相手がどう感じたか」が大切という点をお忘れなく。

とはいえ、そこまで深く考える必要もありません。婚約指輪の値段にもよりますが、最低でも数万円程度のお返しで大丈夫です。あとは、あなたのおサイフ事情で考えましょう。

婚約指輪のお返し一番人気は「時計」

今度は具体的な品物についてです。一概にはいえませんが、先ほどのアンケートでは、婚約指輪のお返しで一番人気なのは「時計」という結果がありました。確かに時計なら身につける男性も多く、値段も青天井ですから、お返しの相場観とも調整しやすいですよね。

とはいえ、どちらかと言えば男性は何らかのものを実際に身につけることを苦手とする方も多いです。結婚指輪でさえ、同じ理由から身につけない方も多くおられます。このため、時計を選ぶのはアリとしても、実際に身につけるまでは望まない方が無難かもしれません。

また他にも、男性相手ならカメラやタブレットなど「趣味の機器」、スーツや高級文房具などの「仕事用品」なども人気といえます。ただ、女性なら趣味ではないものを贈られると不満を感じるでしょうが、それは男性も同じなので、十分な調査が必要かもしれません。

「身につけるもの」が良いかも

男性は身につけるのは苦手ですが、相手が喜んでくれるなら身につけるものです。普段は身につけないにしても、ここぞという勝負の時には身につける方もいます。一般的な女性は身につけてほしいと願いやすいですから、素直にその方向性で品物を選ぶと良いでしょう。

どうしても「何を贈ればいいか分からない」なら、彼氏に聞くのもアリです。「いらない」と言われる可能性も高いですが、二人で結婚指輪を買いに行く感覚で買い物に行きましょう。

婚約指輪のお返しはしないのもアリ

さらに、婚約指輪のお返しをしない行為についてです。先ほどのアンケート結果でも35%の女性はお返しをしていませんが、お返しをしない行為が必ずしも非難される訳ではありません。一概には言えませんが、それでも基本的に婚約指輪は高価なものですからね。

最近では10~20万円という事も増えましたが、今でも「給料3ヶ月分」と律義に考えている男性もいます。すると安く見積もっても60~80万円程度の婚約指輪になりますから、マナー通りに考えれば30~40万円です。純粋な経済力的に出せない女性も多いといえます。

それに、経済力のある男性ほど女性の経済力を無視することも多いので、中には相応に収入格差があるカップルもいるものです。そういう男性は、女性にお金を出させることを「悪いこと、ダメなこと」と考える傾向にあります。そういう男性が相手なら、控えるのも手です。

婚約指輪自体、断るのも手?

本末転倒のように感じる女性もいるかもしれませんが、どうしてもお返しが気になる女性は、いっそ婚約指輪自体、要らないと告げるのもアリです。貰うからお返しをしなければならない訳ですから、貰わなければお返しを考える必要もありませんからね。

最近では予算の問題から、婚約指輪と結婚指輪を一本化するカップルも増えましたし、ヘンという訳でもありません。お返しの予算も考えて、指輪をお願いしましょう。

婚約指輪はお返しも含めて結婚生活の始まり

最後に、少し筆者の見解をお伝えします。交際中や婚約指輪をもらう時点で意識している女性は少数派ですが、いずれその男性と結婚するのなら「すでに二人の共同家計は始まっている」のが実情です。冷静に考えれば、至極当たり前のことですが……伝わるでしょうか?

男性だって必要なだけ無限にお金を稼いでこられる訳ではなく、生涯で稼げるお金には相応に限界があります。このため、婚約指輪やお返しを含めて、たとえ二人の間のやり取りであっても、お金を使うほどに将来的な結婚後の家計状況は厳しくなるのが現実です。

たとえ共働きで夫婦別家計を考えていたとしても、一方がお金に困窮すれば関係ありません。それに一般的な教育費や老後資金は、二人で力を合わせなければムリです。そもそも直後には結婚式も控えています。どこにお金を使い、そして削るのか、しっかり考えましょう。

彼のお金はあなたのお金でもある!

婚約指輪をもらう、つまりその男性と結婚するということは、結局はおサイフを共有することになります。このため、彼のお金はあなたのお金でもあり、彼がお金を出す行為は、あなたが自分の財布からお金を出すに等しい行為です。この感覚は、とても大切といえます。

あなたなら、いくらくらいの婚約指輪が欲しいですか?近い将来に結婚してお財布を共有するという実情をしっかり理解して、欲しい指輪とお返しの値段を考えていきましょう。

婚約指輪のお返しも話し合いが大切かも?

最近では指輪も話し合って二人で買いに行くカップルが増えました。ならば、そのお返しも話し合って品物や値段を決めたほうが無難かもしれません。すでに二人の共同作業や財布の一本化は始まっていると考え、先々を見据えて判断していきましょう。

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