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「男は自由でいいよね!」夫の忘年会シーズン、私がモヤモヤした理由【コソダテフルな毎日 第104話】

  • 2018.12.21
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12月は夫の忘年会シーズン。

お付き合いも仕事のうちだとは分かってはいますが、何がこんなに妻を不機嫌にさせるのかというと、それはきっと機会が均等じゃないからなんですよね。

夫は週3で忘年会に行けても、妻の私はたった1回の忘年会に行くだけでも難しい。

思わず、男の人はいいよねと呟きたくもなりますってば。


私、今年は忘年会の予定は1件も入ってなかったんです。

なぜかというと、心の中ではずっと大事な仲間と忘年会をやりたいやりたいと思っていたけれど、どうせ私が平日の夜に家を明けるなんて12月は絶望的に難しいだろうから、諦めようと思っていたんです。

っていうか、過去12年間で忘年会に行ったことあったっけな…。
あ、1回だけあったわ(幼稚園のママ友忘年会。参加した瞬間転勤した…(悲))。

今年も例にもれず忘年会の予定は入れないまま過ごそうかと思ったのですが、やっぱりどうしても行きたい。

今年1年、私だって夫と同じぐらい頑張ったんだもん。
1年の最後ぐらいパ~~っと忘年会がしたい!!

というわけで、急遽呼び掛けて、


1週間後に大阪で忘年会をすることに決めました(今住んでるのは転勤先の岡山ですが地元は大阪なので、友人知人たちはみな大阪に住んでます)。

しかし、決めたのはいいものの私にはまだ課題があります。


まずは夫にその日の予定を確認してみたところ、夜には送別会が入っていて、さらに夕方に大事なアポイントが入っているから、送別会を断って早くに帰ってきたとしても、帰ってこれるのは19時か19時半だと。


遠方に住んでいる私の母にも確認してみましたが、あいにく仕事が入っていて頼めません。

今時のおばあちゃんは現役でまだまだ働いていますから、頼もうと思ってもなかなか頼めないですよね。

うーーーん、困った。


夫が送別会は欠席してくれることになったのですが、私が出発する時間から夫が帰宅する時間までの数時間、子どもたちだけで留守番する空白の時間ができてしまいます。

上の2人は小学生ですが、1番下が4歳なのでまだ安心しては任せられません。

しかも新幹線で大阪へ向かっての忘年会なので、できれば翌日の土曜日は実家で少しのんびりしてから帰ってきたかったのですが、夫が土曜日も仕事が入っていて朝早くから出かけてしまうため、なんとしても早朝までには帰ってこなくてはいけません。

もちろん急に決めるからこうなるのは分かってるんです。

もっと事前に予定をすり合わせていればこうならなかったのでしょうが、でもこれが夫の立場だったらどうだったでしょうか。

1週間前に忘年会の予定が新たに決まろうが、なんなら1日前に決まろうが、誰に確認も取らずに、何の手配もせずにパッと決められるわけです。


私としても明日急に夫が忘年会に行こうが、スケジュールはいつもと変わりません。

だけど、妻の場合、1週間前に忘年会の予定が入っただけで、いろいろと考えなくちゃいけないことがたくさん出てくるわけです。

どうしようかな…といろいろと考えている時に、夫がこう言いました。



こういう時の正論ってすごく腹が立つんですよね。

分かってるもん!!

分かってるけど、なんで私が夜に出かけるってなったらこんなに大変なの!?

あなたは気楽にホイホイ忘年会でも新年会でも山ほど行けるのに、私はたったひとつの忘年会でさえも何日も前から入念に予定をすり合わせて、各方面の手配をしてからじゃないと出かけられないなんて、不公平じゃない!?


思わず愚痴ってしまったら、そこからバトルが始まりました。


夫:「男とか女とか性別は関係ない。置かれてる立場が違うだけだ。」

私:「女の人はいっつも不利な目にばっかり合う! 転勤だってそう。自分のキャリアは捨てて夫の転勤先についていかないといけないのは結局女性の方」

夫:「そんなことはない。自分のキャリアを大事にしたければ夫が転勤を蹴ってそこに残ればいいだけ」

私:「そんな理想は簡単に言えるけど、実際にできている家庭が今の日本にどれだけあるんだよ! 結局奥さんはみんな夫の転勤に付き合わざるを得ないし、飲み会だって友達との予定だって身軽になんて動けない!」

夫:「だからそれは男とか女とか関係ない」

もーーーーー!!!!

だーーーかーーーらぁぁぁぁぁ!!


理論上はそうかもしれないけれど、現状見てごらんなさいっつーーの!!

あんたの妻の私、自由に動けてないじゃん!

なんでこうも通じないのかなーーー。

送別会を断ってくれたのはありがたいけれど、だいたい送別会を断っただけでも「ありがとう」だし、夜忘年会に行かせてもらうだけでも「ありがとう」だし、結局なんにせよ妻が夫にお礼を言わないといけない現実。

妻に「忘年会に行かせてくれてありがとう」と声をかける夫が世の中にどれだけいるでしょう。

話してもらちが明かないので、私はやるべきことをやるべく、空白の時間を埋めるためのシッター探しに奔走し、


当日は晩御飯を作って、シッターさんに引き継いで、


翌朝は朝早くの新幹線でかえってきて長男の習い事の送り迎えへ行かなくちゃ。

お母さんが忘年会に行くためには手間もお金も飛んでいくのも仕方がない。


共働き家庭であっても、仕事一本でいい夫と、いくつもの荷物を持たないといけない私。


男の人は身軽でいいなぁ…。次に生まれ変わったら私もう男になりたい。

そうつい思ってしまったのでした。

世の奥さま達も、1年間ご苦労さまでした!

平日の夜に出かけるってなかなか難しいですよね。女の人は結婚して出産して子育てして、どんどん昔の友達とも疎遠になっていってしまいます。

今年の頑張りを精いっぱいねぎらって、ぱぁぁぁーーーっと騒げる奥さんが1人でも多く増えますように、世の男性陣、自分の忘年会を1個減らして奥さんに譲ってあげてくださーーーい!

(ちゅいママ)

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