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嫌なニオイがUP!? 間違えダイエットで「体臭が酷くなる」3つの理由

  • 2015.3.10
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春が近づき、SNSなどでダイエット宣言する人が増えていますよね! 筆者が食事指導とメンタルケアをしてるトレーニングジムにも女性客が増え始めました。

なかには、「今日から野菜と果物しか食べずに1ヶ月で5㎏痩せます!」なんて宣言する人を見かけたりします。ところが、こうしたダイエット方法はかりに痩せたとしても“体臭が強くなる”という可能性があるんです。

 

「油っぽいニオイ」や「口臭」がするケース

ダイエット女子が不足しがちなのが“タンパク質”。「豆乳を飲んでいるから大丈夫!」は大きな勘違いです。

豆乳は200ml飲んでもわずか7.2gとわずかな量しかタンパク質が含まれていません。1日に必要なタンパク質量は「体重×(g)」ですから、大豆製品のみでタンパク質を補給するのはかなり厳しいものがあります。

タンパク質と炭水化物が不足すると体はエネルギー不足を察知して、まず中性脂肪をエネルギー源として使用します。

中性脂肪は脂肪酸に分解されてエネルギーとなるのですが、急激な食事制限や運動不足で代謝が低下している場合、脂肪酸の血中濃度が高くなってしまうことがあります。脂肪酸が汗や皮脂と混じって体外に排泄されると、“油っぽいニオイ”を発生させます。

それだけでなく空腹状態になると唾液の分泌も抑えられてしまい、それが影響して口臭となってしまうことも少なくありません。

 

汗が「アンモニア臭い」ケース

食事制限のみの状態が続くと、脂肪だけでなく筋肉が減少して基礎代謝が低下します。筋肉が減少すると熱の生産量が減り、血流も悪くなることで細胞が酸欠状態になり、“乳酸”が多く作られてしまいます。

ここで厄介なのは、血中の乳酸が多くなれば汗の中での乳酸も多くなり、それにつられてアンモニアも増えるので、汗がアンモニア臭くなってしまうのです。

 

甘酸っぱいニオイがしたら深刻なSOSメッセージかも

ここまでの段階で体臭に気が付いたとしてもその原因がダイエットだとは思いもせず、そのダイエット法をせっせと続けていると、今度は『ケトン臭』という甘酸っぱい独特のツーンとした匂いを発生し始めます。

ケトン臭はまず吐く息からします。次に体臭、尿からもするようになります。最終的には体全体から甘酸っぱいツーンとした匂いを発生させてしまいます。

 

ダイエットを始めて体臭や口臭が気になるようであれば、体が「代謝が上手く機能していませんよ」とサインを出している証拠。つまりダイエット方法が間違っていますよ、といメッセージです。体重の減少は嬉しい事でしょうが、体からのサインは見逃さないようにしたいものですね。

(トータルヘルスナビゲーター:SAYURI)

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