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ワンオーが19年秋からウクライナのダウンブランドを独占輸入卸

  • 2018.12.20
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ワンオー(松井智則・社長)は2019年秋冬から、ウクライナのダウンウエアブランド「ムーングース(MOONGOOSE)」を独占輸入・販売する。1946年設立のダウン工場が2017年に立ち上げたファクトリーブランドで、高品質なホワイトグースのダウンと遊び心のあるデザインが特徴。セレクトショップ、百貨店に卸販売し、3年目までに年間売上高15億円を目指す。同社では、余剰在庫をアップサイクルするというコンセプトのロサンゼルス発「アトリエ&リペアーズ(ATELIER & REPAIRS)」、オランダのウォッシャブルシルクウエア「バナナタイム(BANANATIME)」などの卸事業が好調なことを受けて、今後も取り扱いブランドを増やす考え。

「営業担当者が全国のセレクトショップバイヤーと話す中で、『新しいダウンブランドを探している』という声が多かった」と、ワンオーで卸事業を担当する岩城大典・取締役。それが「ムーングース」と契約したきっかけという。ウクライナはダウンの産地として知られ、同ブランドを立ち上げた工場も、日本企業を含め大手ブランドのOEM(相手先ブランドによる生産)を長年手掛けてきたという。カジュアルなデザインからエレガントなタイプまで、ウィメンズ、メンズ計で17型をそろえる。価格は、バイヤーの反応が最もいいというウィメンズのショート丈コートで9万5000円。

まずは日本国内のディストリビューション契約だが、ワンオーはタイや韓国などにもPR拠点を持つとともに、パリのショールームなどで海外バイヤーともつながっていることから、東アジア全体のディストリビューションを手掛けることも視野に入れている。

ワンオーは、アッシュ・ペー・フランスのPR01.事業部がMBO(経営陣による買収)の形で独立した企業で、17年3月に営業を開始した。PR業務や合同展事業などとともに、独立後は外部デベロッパーと組んだ街作りのコンサルティング業務などが増えている。街作り、商業施設のリーシングなどにおいて、コンテンツとなるブランドやショップを持っていることは強みになる。「ムーングース」を始め、「今後もワンオーとして押していけるブランドを増やしたい」と松井社長。

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