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「彼のことは大好き!でも結婚したいって思えない」という悩みに全力で寄り添います

  • 2018.12.16
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この原稿を書いている11月22日、いい夫婦の日にTwitterのDMに一通の相談がきました。


「川口さんに聞きたいことがあります。わたしには付き合って3年になる彼氏がいます。わたしは今、28歳になり結婚も意識する年齢になりました。


でも彼と『結婚したい』とはなかなか思えません。彼のことは間違いなく大好きだし、周りからはお似合いだよって言われるのですが、なんだか腑に落ちません。


こんな風に考えるのはおかしいのでしょうか。自分の気持ちがよくわからなくなってしまいました。」


ハウコレ読者の皆さんは、もし友達からこんな相談を受けたら、なんて言ってあげますか?

恋愛と結婚は野球とサッカーくらい違うスポーツ

ハウコレ内でも何度も書いてきたことですが、僕は恋愛と結婚は野球とサッカーくらい全くルールの異なるものだ、という認識を持った方がいいと考えています。


そもそもルールが違うので、野球のルールでうまくやれていたとしても、サッカーのルールでうまくやれるわけではありません。


相談者さんは彼と野球を上手にやれる自信があるのでしょう。でもサッカーをやれると思えない。それは、“おかしい”ことでも何でもなく、むしろ普通だという感覚です。

恋人と結婚相手の違いは、ある!

これは僕が「恋人と結婚相手の違い」を説明するときによく使うものです。


一緒にいる時、ドキドキする相手と恋をしよう
一緒にいる時、ドキドキしない相手と結婚をしよう


一緒にいない時、相手のことで頭がいっぱいになる相手と恋をしよう
一緒にいない時、自分のことに安心して集中できる相手と結婚をしよう


刺激と癒しを同時に与えてくれる相手と恋をしよう
信頼と尊敬を同時に与えてくれる相手と結婚をしよう


恋は瞬間のファンタジーであり、結婚は永遠の日常である。
きっと相談者さんにとって、今の彼氏さんは恋人としてドキドキできて、彼のことしか考えられなくて、刺激と癒しをくれる相手なのでしょう。


それでも相談者さんが彼との結婚をイメージできないのは「結婚の先に永遠の日常が待っているから」なのでしょう。

結婚相手は「恋愛しなくてもいい」相手を選びましょう

僕が妻と出会った時のことを思い返すと、僕にとっての当時の妻は、最初こそ「恋人」であったものの、お互いの親友と親に会わせたりしていくうちに、徐々に「結婚相手」として見るようになったと思います。


それからは妻を、「この先死ぬまでずっと続く共同生活を共にする相手」として捉えるようになりました。


恋人の存在は確かに刺激があって、日常に彩りを与えてくれるものです。しかしだからといって「彼氏として大好きな人」は「夫としてずっとそばにいてほしい人」と必ずしもイコールにはなりません。


だってそんなドキドキが毎日続いたら疲れちゃうでしょ?自分のテンションも、無理させないといけなくなるでしょ?


だから、結婚相手はむしろ「恋愛しなくてもいい」相手を選んだ方がうまくいくんじゃないかと思うのです。

結婚は、したくなってから考えればいい

ここまでの説明を聞いた相談者さんは、


「そうなると・・・今の彼氏とは結婚しないほうがいいってことですよね?大好きなのに別れるのもおかしいのかなと思うのですが」


と聞いてきました。そこで僕がこう答えました。


「その逆ですよ。その彼氏と一緒にいるってことは、〇〇さんはまだ結婚をしたい人じゃないんです。年齢的に『結婚を考えなきゃ』とぼんやり考え始めたから、彼とのミスマッチ感が起きただけです。


お互いが本当に結婚相手を望むようになったら、お互いが「恋人」から「結婚相手」に変わっていくかもしれないし、別れて別々の人と結ばれるかもしれません。


いずれにせよ、今そうなってないってことは、お互い恋愛をしていたいってことだと思います。今は恋愛に思う存分集中したらいいんじゃないですか?」


結婚は「したい」と心の底から思ったときに考えればいいこと。周囲は急かすかもしれないですが、急かされてする結婚にいい結婚はありません。


いい夫婦は、男女が「夫婦になるにふさわしいと思えたタイミングで決意した」結果生まれるものなんじゃないですかね。(川口美樹/ライター)


※個別の相談はTwitterのDMへどうぞ。




(ハウコレ編集部)

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