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続・走れる靴、そしてデザイナーのキャラ。(Maki Hashida)

  • 2018.12.13
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続・走れる靴、そしてデザイナーのキャラ。(Maki Hashida)
2018.12.13 09:00
あいも変わらず、ピンヒール率はほぼゼロ。完全、フラット&プラットフォームシューズ派な私です。PRADAのサンダルやマックイーンのブーツは引き続きへビロテしながらも、冬verのお気に入りがまた一足、増えました。

リュクスで可愛い。そんなエッセンスが凝縮。


手放せないApple Watch(この素晴らしさはまた追って)で自分なりに1日の歩数を気にしてみたり、最近のファッション界のムードに沿ってスニーカーにもつい目がいったり、そして何より、歩くことに対して必要以上の負荷をかけたくないという気持ちが強かったり。


で、相変わらずヒールは低めの私です。


そしてこの秋、クローゼットに新たに加わったのが、このロジェ ヴィヴィエ(ROGER VIVIER) のブーツ。当然ながら、フラットなのでどこまでもすいすいと歩けちゃいます。サイドゴアやエンジニアなど、ゴツめのブーツは基本的に好きなのですが、どうもカジュアルで男前になりがちなものが多い。でもこのロジェは、フェミニンとカジュアルが同居したなかなかユニークな一足なのです。


ポイントは、ビジューのバックルとリボン。ロジェのアイコンであるスクエアのバックルがサイドでキラリと光り、ストリングスもベルベットのワイドリボンにすることで、たちまちエレガントな佇まいに。ロングスカートをヘビロテする私にとっては、足を組んだり風に裾がなびいた時にそのあたりのディテールがさりげなく見えるというのが気に入っているのです。


ロジェと言って思い出すのは、1967年公開の映画『昼顔』で、カトリーヌ・ドヌーブヴが履いていたパンプス、ベル ヴィヴィエ。あのパンプスもヒールは決して高くなかったけれど、ドヌーヴをより一層輝かせていました。

新生ロジェはデザイナーもキュート!

ロジェ ヴィヴィエ(ROGER VIVIER)は、この春夏からクリエイティブ・ディレクターが変わりました。新しい方は、この右のゲラルド・フェローニさん。先日、彼のデビューコレクションのお披露目のプレゼンテーションが東京であり、来日していた彼をキャッチしました。


“ホテル ヴィヴィエ”と名付けられたそのプレゼンテーションは大正ロマン香る洋館で行われ、三味線や書道、盆栽といった和の伝統とブランドのロマンティックなテイストが不思議とマッチした、それはそれは幻想的な空間だったのです。和の雰囲気の中にディスプレイされた新作の数々は、以前のロジェよりも大人の甘さがさらに加わって、なんとも私好み。最近めっきりと履かなくなったイヒールも、見とれて欲しくなってしまうほどです。


そして何よりゲラルドのキャラの濃いこと! VOGUEのインスタグラムのストーリーをこの日1日ジャックしてくれたのですが、朝から無数のキュートな様子をアップしてなんともハッピーな気分にしてくれました。本人も本当に可愛らしく、もう、虜です。デザイナーのキャラも様々ですが、やっぱりその方の性格が作る服や小物にも醸し出されるし、性格が素敵だとますます購買欲が高まってしまいます。


久々に春夏はハイヒールも買おうかな。

Maki Hashida

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