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適度な「リラックスモード」で“スーパー免疫”を手に入れる!

  • 2018.12.7
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リラックスした女性の画像

■風邪を引かない人はリンパ球をコントロールしている?

風邪を引いている女性の画像

10月31日の「ガッテン!」(NHK)では、免疫力の新事実を特集。京都大学ウイルス・再生医科学研究所の教授・河本宏先生が風邪に負けない“最強の免疫力アップ法”を教えてくれました。

免疫力の主役といえば、ウイルスやがん細胞などから体を守る白血球の1種・リンパ球。早速、風邪ウイルスを例にリンパ球の働きを見てみましょう。体に侵入した風邪ウイルスは、細胞の中に入ると増殖して悪事を働きます。そこで体内をパトロールするのがリンパ球の仕事。血管を通り、もしも風邪ウイルスを発見したらしっかりと撃退してくれます。

ちなみに免疫力が低下してリンパ球が減少すると、風邪ウイルスの存在を見落としてしまうことも。パトロールが間に合わずにウイルスが増殖すれば、症状は悪化してしまいます。つまり重要なのは、リンパ球の数。

そこで風邪を引きやすい人と、あまり引かない人でリンパ球の数を比べてみます。すると風邪を引きやすい人より、なぜか引かない人のほうがリンパ球比率が低いという結果に。しかし風邪を引かない人の体内では、“あること”をキッカケにリンパ球の数が大幅に増えることが判明。

その秘密は、“リンパ球のコントロール”にありました。

■リンパ球をコントロールして免疫力をアップさせる方法!

同僚と話している女性の画像

“スーパー免疫”になるための鍵は“交感神経”。交感神経はリンパ球が待機する“リンパ節”に絡みつき、免疫にも深く関わっています。

激しい運動をしたりストレスが溜まったりして交感神経が刺激されると、リンパ球は血液中に出ていきません。しかしリンパ節はただ待機するところではなく、病原体についてリンパ球が学ぶ場所でもあります。そのため、リンパ節での“学習モード”と、血管での“パトロールモード”がどちらもしっかり行われていることが大事。

河本先生曰くリンパ球を効率よく働かせるには、「充分な睡眠」「日中の“パトロールモード”」が重要とのこと。積極的にリラックスして交感神経をゆるめれば、リンパ球はパトロールモードになってくれますよ。

番組を見ていた視聴者からは、「リラックスタイムは免疫力アップにも大切なことだったんだね。常に交感神経が刺激されてる現代人にとってとても大切な話だわ」「ストレスと免疫力が大きく関係している理由がよく分かった」「交感神経を少し意識するだけで効果がありそう。今度から注意してみようかな」などの声が上がっていました。

これからの季節は風邪が流行りはじめるので、免疫力アップのためにも交感神経の“メリハリ”を意識してみては?

文/プリマ・ドンナ

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