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「怒らない育児」無理だった! 怒る&反省を繰り返した私が出した答え【コソダテフルな毎日 第102話】

  • 2018.12.6
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子育てしていく中で「いかに自分の感情を上手にコントロールしていくか」というのは、誰しもがぶつかる課題ではないでしょうか。

頭では分かっているのにどうしても感情的に怒ってしまう。
そして、寝顔を見ては「あぁ。。また今日も怒ってしまった」と反省する。
明日こそは心穏やかにニコニコお母さんでいようと思ったのに、寝起き2時間で既に憤慨している現実。

私も何度このループを繰り返してきたかわかりません。

もちろん今でも反省する夜は山ほどあるのですが、自分の子育て史上いちばんその壁にぶつかったのは、長男が4歳、次男が0歳の頃だったように思います。

やはり子どもが1人から2人に増えたあとの1年間は色んな意味で試練の1年でしたね。

■長男4歳、次男0歳の新年の抱負は「怒らない育児」!
その年の1月1日にたてた抱負はズバリ、「怒らない育児」をすることでした。


9月に次男が生まれた後予想以上に長男に対して厳しく叱る場面が増えたことにより、このままじゃいけないと自分の中で思っていました。

新年の目標はもうこれしかない! と秒で決まりました。

よく言いますよね、怒ると叱るは違うとか、怒るは感情的だけれど叱るは論理的とかなんとか。

だから私も「怒らずに叱ろう」と怒らない育児を目指していた…いや、目指さなきゃと思っていたのかもしれません。

一体どういう事で感情的になってしまうのかというと、本当に些細なことなんです。

あとから考えたらどうでもいいようなこと。

それなのにその瞬間はものすごく譲れない大事な事のような気がして必死になってしまうんですよね。

■子どもはなかなかこちらの思い通りには動かない…
この日、私は長男を午前中から公園に連れて行ってあげたいと考えていました。


ちょうど近くの公園で催し物がやっていて、次男もタイミングよく寝たので、ベビーカーに乗せてお散歩がてら遊びに連れていってあげたいと思っていました。

しかし、長男に声をかけると喜んで出かけるかと思いきや、



「テレビ(録画したEテレの番組)が見たい」と言い出すのです。

え!? いやいやいや、録画したテレビなら今見なくったって公園から帰ってきた後でも見られるでしょ? 先に公園に行こうよ!

と声をかけるも長男は頑として譲りません。

私:「テレビはいつでも見られるから先に公園に行こう!」

長男:「やだ! テレビがいい!」

私:「なんでよ~~! 公園に先に行こう!」

長男:「やだ! テレビテレビテレビィィーーーー!!!」

そしてここから鬼のような押し問答が始まりました(く…くだらない(笑))。


テレビひとつでこんなにモメるなよっていう話なんですけど、私も長男もそれぞれに自分の主張を持ってるからなんですよね。

長男は公園に別に求めていない公園に連れていかれるよりも今この瞬間にテレビが見たいという思いと、私は私で、さっきまでEテレで朝のテレビを見ていたところなのに続けて録画番組を見せたくない、いつでも見られる録画番組じゃなくて今しか行けない催し物に行こうよという思い。

2つの思いが真っ向からぶつかり合い、しまいには私が長男を脅し始めます。

私:「じゃぁテレビ見終わっても公園に行きたいって言わないでよ!? わかった!? もうママ、公園行かないからね!! いい!?」

お…大人げない…(笑)

4歳相手に何度も同意を求め、それでも長男が「わかった。テレビが終わっても公園に行きたいとか言わな~い」と約束したので、私はなかば呆れて&スネてテレビを見せる事にしました。

ところがどうでしょう。

録画番組を見終わるやいなや、長男が振り返りこういったのです。



どっひゃーーーーー!!!! さっきのあの押し問答は一体なんだったんじゃい!!

見終わったらコロッと気分変わって公園モードに!!

さぁ~~これでまた私の怒りの炎再燃です!!

私:「さっき約束したでしょーーーーー!!!! だから言ったのにーーーー!!!!」

ゴゴゴゴゴゴゴーーーーーーー!!!(炎)

さっきはテレビを見る見ないでモメましたが、今度は公園に行く行かないで大モメ。


次こそは絶対に譲らない! 約束したんだから譲ってなるものか!! と母親の意地でどんなに泣こうが喚こうが公園には連れていきませんでした。

そしたらまぁぁ~~~うるさいことうるさいこと(笑)

公園に連れていってほしいと泣く泣く泣く泣く…!!

午前中をひたすら泣き続け、さんざん親子でもめ、昼からは雨が降ってきたので結局この日はどこもおでかけしませんでした。

■私が当時、些細なことで怒ってしまったワケ
…いや、今から考えたら何をこんなに私も意固地になってたんだろうと思います。

録画のテレビ見たあとに公園に連れていってあげればよかったし、そんなに脅したり怒るようなことでもありません。

でも、当時の私の気持ちを振り返ってみると、なにもこの日急にどうしても公園に行きたくなったわけではないのですよね。

そこに至るまでには日々の小さな罪悪感がチリのように積もっていたんです。

次男が生まれてからというもの、長男にかまってあげる時間が少なくなって、何をするにも「ちょっと待って」と声をかけることが多くなりました。

外に遊びに行くにしても、0歳の次男を連れてのおでかけは準備も移動も大変なので、出かける機会も少なくなってきましたし、毎日心のどこかで「長男をまずは大事にしてあげなくちゃ」という焦りのような気持ちを抱えていました。



別に長男本人に「もっと公園に連れて行ってほしい」と頼まれたわけでもないのに、私の気持ちが1人で勝手に「もっと外に連れ出してあげなきゃ! たっぷり遊んであげなきゃ!」と焦っていたんです。

そんななかタイミングよく整った瞬間があったので、今日こそは長男を外に連れ出してあげたい! と思い準備万端頑張ったのに、寸前のところで当の長男本人に拒否され、「せっかく連れていってあげようと思ったのに!」という恩着せがましい思いがふつふつと湧いてきてしまい、


こんな結果になっちゃったんですよねぇ~~。

あーぁ。大人げないですね。

■ワンオペ、転勤族…とにかく余裕がなかった
でもね、外野はならなんとでも言えますけれど当時の私は私ですごく頑張ってたと思うんですよ。

4歳と0歳。坊ちゃん気質の長男とグズグズ一日中泣く赤ん坊の次男を連れて、見知らぬ土地で孤軍奮闘して、頼りになるはずの夫はほとんど不在で…。

そんな中でもなんとかして「長男優先」「怒らない育児」「元気に外遊び」「手作りのご飯」とたくさんのノルマを自分に課していました。

子育てに対するノルマはたくさんあるのに現実は出かける事ひとつとっても、準備がものすごく大変で全く思い通りに進みません。

次々と起こるアクシデント、舞い込む雑用、キリのないお世話…。

うまくいかない現実が空回りして、些細なことで怒りっぽくなってしまっていたんだと思います。

■「怒ってしまうこと」にたいして、私が出した答え
だから私は「怒っちゃダメ」とは思いません。怒りたくて怒ってる人なんて1人もいないと思います。

怒りたくないのに怒ってしまうから苦しいし悩むし辛いんです。

だからいつからか私はまず「怒ってしまったこと」への罪悪感を捨てることにしました。

怒ったっていい。

怒ってしまったのならもうそれは落ち込まずに、明日のことを考えよう。


イライラする日だってあるし、イライラのしきい値が低い時期だってあります。

人間だもの。

イライラもするし、カっと感情的に怒ってしまう時もあるでしょうが、あまり自分に厳しくしすぎず、こんな時もあるさと受け流して、また明日から頑張っていきましょう。

(ちゅいママ)

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