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エクササイズを全くしなくても痩せられる!? 運動なしで目標体重を達成した5人の体験談

  • 2018.12.3
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Women's Health

「体重を落とそう」と考えたとき、まず「運動しなきゃ」という思いに駆られる人が多いのでは? もちろん運動をすることは大事だけれど、体重を落とすことが目的であれば、必死にエクササイズするだけでは物足りないかもしれない。

そこで運動を一切せずに目標体重を達成した5人の一般人女性の体験談を、アメリカ版ウィメンズヘルスよりご紹介。合わせて、彼女たちのダイエット法を専門的観点から分析!

不眠は過食の原因の一つ。「睡眠を改善した」

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9キロの減量に成功したワシントン州シアトル在住のシャーリーンは、体だけでなくメンタル面の健康も大切であることに気付いたという。「不安、ストレスやうつうつとした気持ちを緩和できるよう、積極的にセルフケアをしている。不眠を改善し、睡眠時間を増やすための脳トレもしたわ」

専門家の見解アメリカのスコッツデール・ウエイトロス・センターに所属する肥満医療の専門家、ロバート・ジルツァー医学博士によると、「カロリーコントロールと同じくらい重要なのが、最低でも7時間の睡眠をとることです。睡眠不足になるとストレスホルモンが多く分泌されるようになり、体重や食欲の増加につながります」

潜んでいたのは橋本病。「診断を受けた」

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突然体重が増えたり減らなくなったりしたのなら、病気が潜んでいる可能性も。

コロラド州デンバー在住のクリスタは、「数年前、ものすごいスピードで10キロほど体重が増えたの。最悪だった」 と語る。「数ヶ月ダイエットを続けてみたけれどあまり結果が見えず、病院に行くことにしたの。診てもらったところ、甲状腺に慢性の炎症が起きる橋本病という疾患だったわ」

この病気で甲状腺機能が低下したため、体重が増えたそう。クリスタは薬を処方してもらい、カロリー計算とヘルシーな食生活を送ることで徐々に体重を減らしているという。でも、多忙な仕事と橋本病の影響で活力が保てず、エクササイズはほとんどできていない状態。「我慢強く1年半治療を続けて、自分の体をケアしてきた。かなり回復したから、努力のかいがあったわ」

専門家の見解 ジルツァー博士いわく、「性ホルモンや肝機能、インスリン、腸内細菌そして甲状腺機能など、体重の増加と減少に影響を与える医学的な要因はたくさんあります」 急な体重の増減を経験したのなら、一度医師に相談してみるのもありかもしれない。

必ずしもいいとは言えないけれど……「炭水化物をカットした」

テキサス州オースティン在住のエマは、大人気の低炭水化物ダイエットに誰よりも真剣に取り組んだという。2017年11月、彼女は体がグリコーゲンの代わりに脂肪を燃やしてエネルギーにする ケトーシス状態 を作り出す食事法、完全ケトン食への転向を決意。

「私の食事は脂質が大半で、残りはタンパク質。炭水化物はゼロに近い。エクササイズはしていない。ケトン食を実践している人は、大抵エクササイズをしなくても体重がコントロールできるから。アクティブな生活を心掛けてはいるけれど、わざわざワークアウトには行かない」

ちょっと極端に聞こえるアプローチかもしれないけれど、彼女は最初の1カ月で4.5キロ、1年で18キロの減量に成功している。

専門家の見解ジルツァー博士は、炭水化物を丸ごとカットすることに必ずしも賛成ではない様子。でも、肥満とメタボリック症候群の専門誌『Diabetes & Metabolic Syndrome: Clinical Research & Reviews』に掲載された研究結果は、ケトン食は他の食事法の10倍ほど脂肪が燃える可能性を示しているそう。

意識するだけで変わる。「アプリでカロリー管理」

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カリフォルニア州リッジクレスト在住のメーガンが初めてダイエットに挑戦したとき、彼女はパーソナルトレーナーを雇った。でも、ワークアウトに詳しくなっただけで体重はあまり減らなかったそう。「ワークアウトから帰ってくると腹ぺこで、結局ジムで消費したカロリー以上を摂取してしまっていた」

彼女はその後、アプリを使いカロリーの摂取量を管理することにしたという。体重は着実に減り始め、体調が優れず運動ができなかったにもかかわらず、18カ月で18キロの減量に成功した。

専門家の見解「体重を減らすためには、必要な栄養素を『体が燃焼できる分以下のカロリー』に納めることが基本的なルールです」 とジルツァー博士は話す。エクササイズで1日に燃焼できるカロリーを上げることもできるけれど、カロリーカットだってもちろん一つの手。それでなくても1日にどれくらいのカロリーを摂取しているか知らない女性が多い。アプリでチェックしてみるとどれほどのカロリーを摂取しているか意識できるようになるはず。

ビタミンやミネラルが自然と摂取できるように。「自然食品だけを食べた」

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コロラド州デンバー在住のシャノンは、加工品を極力避けて自然食品を主食にする手法をチョイス。5週間続けてみて、落とした体重は7キロ弱。

「私にとって大切なのはタンパク質と全粒穀物、フルーツと野菜などとにかく自然食品を食事に取り入れること。それとなんだか物足りないという気持ちを避けられるよう、1日100~200キロカロリーまでは、好きな食べ物に割くカロリーって決めているの」

「定期的なエクササイズは大事だと思うけれど、生活が大きく変わったせいですっかりやらなくなってしまったの。それでもさほど体重に影響はないわ」

専門家の見解 ジルツァー博士によると、自然食品を中心とした食生活を送ると、驚くほど簡単にカロリーが抑えられるそう。その上、健康的な食生活には欠かせないビタミンやミネラルの摂取量も増やせるという。「加工された糖質だらけの食生活は体重増加につながり、逆に食物繊維とタンパク質が多い食事は減量に役立ちます。結果を出すためには、鶏肉や脂肪分の少ない牛肉や豚肉、魚や甲殻類など豊富な野菜を摂るようおすすめします」

※この記事は、アメリカ版ウィメンズヘルスから翻訳されました。

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