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大ぶりでも繊細で上品!華奢なラインが大人な雰囲気の立体ピアス

  • 2018.12.3
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特別な存在感を放つアクセサリーに出会いました。彫金作家さんが手掛ける真鍮や銀を用いた立体的なピアスです。まるで幾何学模様が宙に浮かんだような姿に、思わず釘付けになるはず。繊細で品のあるピアスがもつ素敵な世界観に触れてください。

まるで美術作品のよう。独特な存在感のアクセサリー

真鍮や銀を用いた立体的なアクセサリーを制作している「coeur ya.(クール ヤ.)」。
デザインのもととなるのは、古い建築物や自然・小説など。階段の手すりや窓の格子、屋根に打ちつける雨音といったものからインスピレーションを得たら、頭の中でオブジェのように形を組み立て、どうやったら身に着けられるものになるかを考えていくそう。

そうしてできるアクセサリーは、まるで美術作品のように静謐な雰囲気。不思議な浮遊感があり、目にするとまるで時間が止まったかのような感覚に。ほかにはない存在感を放ちつつも、どこか繊細で品があり、身に着けてみたいと感じるものばかりです。
手にする方に想像を広げてもらえるように…という思いで付けられた作品名も印象的なアクセサリーをご覧ください。

線の行方を目で追いたくなるピアス

耳元から雫のように垂れ下がり、その線を上から下まで目で追いかけたくなる「落ちるピアス」。フィンランドに古くから伝わる、お守りのような役割をもつ装飾品「ヒンメリ」がモチーフになっていて、どこか神聖な雰囲気も漂います。coeur ya.が立体的な作品を制作し始めた当初から作り続けられている、代表的な形のひとつです。

結び目をイメージ。曲線が交わるピアス

円と半円が重なったような形が独特なのは、「結節点ピアス」。愛知県の名古屋市にある日用品とコーヒーのお店「NODE」の企画から生まれました。線と線の結び目や集合体といった意味の「NODE(結節点)」をイメージし、曲線が交わるデザインに。緩やかな円の中に一部直線も入っていて、均整のとれた形に思わず見入ってしまう美しいピアスです。

鉱物の一種「黄鉄鉱」の形を再現したピアス

立方体が連なった形に目を奪われるのは、鉱物の結晶を模した鉱物標本シリーズのひとつ、「黄鉄鉱(おうてっこう)」。黄鉄鉱という鉱物は、天然のものでありながら、直線に近い立方体がいくつも組み合わさったような形をしています。そこに惹きつけられ、鉱物の結晶を再現したシリーズを作るようになったそう。大ぶりでも重たさを感じさせない、華奢なラインと余白が深く印象に残る逸品。不定期に開催している個展のみで手にすることのできる貴重な作品です。

川端康成の『雪国』のトンネルを表したピアス

小ぶりなアクセサリーが好きな方におすすめなのは、「トンネルを抜けると雪国であったピアス」。川端康成の小説『雪国』の冒頭からイメージして作られたものです。銀でできた、トンネルのような筒と、雪のようなパールの組み合わせに物語が込められた粋な作品。ショールや帽子に付けて、ブローチのように使うのもおすすめだそう。

美しいアクセサリーに実際に触れてみて

coeur ya.のピアスにはさまざまなデザインがあり、中にはノンホールピアスが用意されているものも。ほかに、ネックレスや髪留めなどのアクセサリーも揃っています。

作品はなるべく実際に手に取ってみてもらいたいとの思いから、店頭での販売が中心です。取り扱い店舗や納品情報、個展等のお知らせはインスタグラムで告知されているので、実物を見たいという方はぜひチェックしてみてください。
12月8日(土)から12日(水)には、大阪府茨木市の「GLANFABRIQUE」で作品展「目隠し」が開かれる予定です。お近くの方は足を運んでみてはいかがでしょうか?

writer / ゆりか photo / coeur ya.

取材協力

coeur ya.

https://www.instagram.com/coeurya/?hl=ja

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