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NYを拠点に活動する気鋭のアーティスト、大山エンリコイサム展でモノトーンの世界に浸る。

  • 2018.11.28
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NYを拠点に活動する気鋭のアーティスト、大山エンリコイサム展でモノトーンの世界に浸る。
2018.11.28 08:00
ニューヨーク・ブルックリンを拠点に活動する気鋭のアーティスト・大山エンリコイサムの個展「Black」が、「タクロウソメヤコンテンポラリーアート(Takuro Someya Contemporary Art)」にて、12月22日(土)まで開催中だ。

FFIGURATI #162 2017, Airbrush, acrylic aerosol paint, sumi ink and latex paint on canvas mounted on aluminum stretcher, (H)2.44 x (W)1.83m ©Enrico Isamu Ōyama, Photo by Atelier Mole, Courtesy of Takuro Someya Contemporary Art

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大山エンリコイサムの絵画は、エアロゾル・ライティングのヴィジュアルを再解釈したモチーフ「クイックターン・ストラクチャー」を軸に展開される、モノトーンの世界を基調としている。


「Black」というタイトルが示すように、白黒やブラック&ホワイトという2項対立の枠組みを逃れ、規格化された色のパレットを逸脱しながら、黒そのものがもつ潜在力に私たちの注意を促している。ここでは白と黒は、対極するふたつのカラーではなく、白い空間に黒いかたちが広がるように、地と図の関係性に置き換えられるような造形的イディオムとして扱われる。「Black」は、人の根源的な表現欲求である「かく」行為と同義であり、生成・運動・速度・拡張といった感覚を直接に想起させるものになる──、タイトルにはそうした意図が込められているという。


今回は、「ユビキタス」展 (2017)で初展示された《FFIGURATI #162》《FFIGURATI #163》の2点を含む大型作品3点および、中小サイズの新作5点を加えた計8点の絵画作品によって構成。いずれも、日本国内では初の展示となる。


大山作品の画面に束ねられた、かたち・運動・モノトーンの連動する強度を、この機会に堪能したい。

Black(ブラック)

開催期間/~2018年12月22日(土) 

開催場所/「タクロウソメヤコンテンポラリーアート(Takuro Someya Contemporary Art)」 東京都品川区東品川1-33-10 TERRADA Art Complex 3F

開廊日/11:00~18:00、金 11:00~20:00 

休廊日/日月祝

Tel./03-6712-9887(11月30日(金)より)
http://tsca.jp/ja

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