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表情に自信をくれる、主役ネックレス【30代からの名品・愛されブランドのタイムレスピース Vol.18】

  • 2018.11.27
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30代になると、それまでは謎だった「ちょっとしたパーティ」という予定が本当にあることを知るはず。半分オフィシャルだったり、親しいメンバーとの会合でも、普段より少しおしゃれしたい機会の服装は、カジュアルとドレスアップのちょうどいいさじ加減が意外と難しいもの。普段のままでは気分が上がらないし、若い頃のように「およばれセット」を着て行くのではつまらないし……。そんな機会に、華のあるネックレスは本領を発揮する。いつもの服を、すこしだけ特別にしてくれて、自分のファッションの技量を底上げして見せてくれる、ちょうどいいアイテム。

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出典:@BAILAきらめく星のモチーフが重なる、繊細なネックレス。ドレスを身にまとうような高揚感をくれる。ネックレス¥52,000/クリスチャン ディオール(ディオール)

華やかでありつつリアルなスタイリングに似合うのは、アーティなオブジェを用いたペンダントや、存在感のあるネックレス。30代から手に入れたい主役ネックレスは、小さなダイアモンドよりもちょっと大胆なファッションジュエリーの方が、身につける人のセンスを物語ってくれる。高価なジュエラーのアイテムではなく、スタイリッシュなメゾンのコレクションから探してみて。それはまるで、アートピースのように、自分の価値を上げてくれるものになるはず。

【select point】
・プチジュエリーではなく、大ぶりなモチーフのデザインを。
・デコラティブなドレスよりも、シンプルなワンピースやニットに合わせる前提で。
・アートピースのような、媚びない存在感を発揮するオブジェを見つけて。

パーティに、デイリーに。買う価値ありの主役ネックレス名品5

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出典:@BAILA【GUCCI】 クリスタルの側面にはアイコニックなGのモチーフが並ぶ「Gキューブ」という名のペンダント。大ぶりなクロスモチーフは、エレガントな中にほんのりストリートライクなスパイスの効いたグッチらしいデザイン。ドレスアップにはもちろん、シンプルなTシャツやニットに合わせても素敵。 ネックレス¥145,000/グッチ ジャパン(グッチ) 問)グッチ ジャパン カスタマーサービス 0120-88-1921
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出典:@BAILA【Dior】 2019リゾートコレクションで目をひいたのは、ロマンティックなスタイルに合わせたロングペンダント。パールを抱えたライオンのモチーフで、女性の強さを象徴。長く垂らし、モチーフを揺らしてもいいし、チェーンを二重に巻きつけ、チョーカー風にこなすのも今っぽい。 ネックレス¥52,000/クリスチャン Dior(ディオール) 問)クリスチャン ディオール TEL 0120-02-1947
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出典:@BAILA【LOEWE】 フェルメールの絵画にインスピレーションを受けたネックレス。雫のモチーフの中に揺らめく色彩が清冽な印象。真鍮とエナメルでできたモダンでスタイリッシュなデザインは、コーディネートにやわらかで知的なニュアンスを加えてくれそう。 ネックレス¥45,000/ロエベ 問)ロエベ ジャパン カスタマーサービス TEL 03-6215−6116
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出典:@BAILA【GIVENCHY】 クレア・ワイト・ケラーの愛が詰まった、12星座モチーフの「ゾディアックコレクション」。こちらのピアスは黒のリボンがつき、ペンダントとしても使用できる。写真は射手座で、12星座それぞれがロマンティックで華のあるデザイン。身につける人のお守りになってくれるアイテムは、クリスマスのギフトにもぴったり。 ピアス¥68,000/ジバンシィ表参道店(ジバンシィ) 問)ジバンシィ表参道店 TEL 03-3404-0360
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出典:@BAILA【MARNI】 アートピースのようなモチーフで人気の「マルニ」のファッションジュエリー。真鍮のアブストラクトなオブジェは、ぱっと目を引きつつどんなスタイリングにもしっくり馴染んで。長さを調整できるレザーストラップがついて、後ろ姿まですっきりと美しい。 ネックレス¥62,000/マルニジャパン(マルニ) 問)マルニジャパン TEL 03-6416-1024

創業者のクリスチャン・ディオールは、1905年、フランスのノルマンディ地方の裕福な家庭に育つ。彼が1946年に発表したオートクチュールコレクションは「ニュー ルック」と呼ばれ、その優美なシルエットは今までの女性のファッションを革新するものだった。シャネルやジバンシィと共に、1950年代を華やかに牽引した彼はしかし、1957年に急逝。当時弱冠21歳だったイヴ・サンローランが主任デザイナーとなり、以来、錚々たるデザイナーたちが、ムッシュ ディオールの遺志を引き継いできた。

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出典:@BAILAホースモチーフの「DOIORODEO」コレクションのネックレス。メキシコの馬術競技に出場する「女性騎士 エスカラムサ」をイメージしている。ネックレス¥52,000/クリスチャン ディオール(ディオール)

2016年、女性デザイナーのマリア・グラツィア・キウリがウィメンズ オートクチュール、プレタポルテ、アクセサリーコレクションのアーティスティック ディレクターに就任。ロマンティックでありながら、ジェンダーに捉われない自由をテーマに持つ彼女のクリエイションは、つねに女性を勇気づけるような強さを持っている。それは、戦後の女性たちのスタイルを解放した、クリスチャン・ディオールの精神を現代に継承しているようだ。

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出典:@BAILA2019年リゾートコレクションのテーマは「女性騎士」や「アマゾネス」。女性の強さと美しさを表現して。

文・久保田梓美 撮影/富田春菜

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