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三越伊勢丹HDが新宿駅南口のビルを294億円で売却

  • 2018.11.27
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三越伊勢丹ホールディングス(HD)は、この間進めているコスト構造改革の一環として、所有不動産の入れ替えを進めている。11月27日の取締役会で、子会社の三越伊勢丹が新宿駅南口近く(渋谷区)で所有するビル「サウスゲート新宿」を売却すると決定した。譲渡益は約294億円。

同社は「この他にも、借りていたビルを返却したり、逆に本社やオフィス用途として取得したりした物件がいくつかある」と広報担当。入れ替えによってコストを削減し、その分、基幹店やIT投資に経営資源を集中する。

約294億円は、2019年3月期第4四半期に固定資産売却益として特別利益に計上する。

「サウスゲート新宿」は高島屋新宿店と明治通りを挟んだ向かいに立地し、建物面積は約1万6000平方メートル。1階では、旅行代理店のH.I.S.が営業している。

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