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「意気洋々」?「意気揚々」?間違えやすい四字熟語5選

  • 2018.11.26
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普段の生活で使うことも多い四字熟語。

しかし言葉は知っていても、漢字を覚えていない人も多いのではないでしょうか。

そこで、今回は間違えやすい四字熟語を5つご紹介。

意味を知っていても漢字が間違っていては台無しです。

あなたはいくつ分かりますか?

 

(1)「現状回復」?「原状回復」?

「げんじょうかいふく」とは、本来の状態に戻すこと。

不動産用語として、賃貸住宅を退去する際に、入居時の状態に戻すという意味でも用いられます。

そんな「げんじょうかいふく」の漢字は、「現状回復」と「原状回復」どちらだと思いますか?

正解は……

 

「原状回復」です。

「現状」というのは、今の状態のこと。

最初のかたちを意味する「原状」が、四字熟語の意味と合致していることを覚えておくとよいでしょう。

(2)「興味津々」?「興味深々」?

誰しも馴染みがあるであろう四字熟語の「きょうみしんしん」。

どんどん興味がわくことを意味する四字熟語ですね。

そんな「きょうみしんしん」の漢字、「興味津々?」「興味深々?」どちらか分かりますか?

正解は……

 

「興味津々」です。

「津々」は、たえず湧き出るさまを表す漢字。一方、「深々」は静まり返っているさまで、「夜がしんしんと更ける」は、こちらの「深々」を使います。

(3)「一触触発」?「一触即発」?

「いっしょくそくはつ」とは、少し触れただけで、すぐに爆発しそうな危険な様子を表す四字熟語。

あまり漢字を書くことがなさそうなこの四字熟語も、間違えやすいので気をつけましょう。

よくある書き間違いが「一触触発」と「一触即発」。どちらが正しい漢字でしょうか。

正解は……

 

「一触即発」です。

読み方でもわかるように、この四字熟語は「いっしょく“そく”はつ」。

この四字熟語自体を「いっしょくしょくはつ」だと勘違いしている人もいるようなので、読み方も合わせて覚えておくようにしましょう。

(4)「意気洋々」?「意気揚々」?

得意げで誇らしげなさま、という意味の「いきようよう」。

例えば「テニスの試合に勝ち、いきようようと帰ってきた」のように使われる四字熟語。

きっと、この四字熟語を使ったことがある方も多いはず。

そんな「いきようよう」は「意気洋々」と「意気揚々」どちらか分かりますか?

正解は……

 

「意気揚々」です。

「揚々」とは、得意げなさまを意味するので、「意気」に続くのは「揚々」が正解です。

(5)「同音異議」?「同音異義」?

「どうおんいぎ」とは、“同じ読み方だけれど意味が違う”という意味の四字熟語。

「同音異議」と「同音異義」は、一瞬同じように見えてしまうため、間違えてしまう人も多いのではないでしょうか。

みなさんは、どちらが正しいと思いますか?

正解は……

 

同音異義」です。

「異義」は意味が違うこと、「異議」は反対意見のことを指します。

 

 

あなたはいくつ分かりましたか? 正確に書けるよう、この機会に覚えておきましょうね。

 

文/桜井美穂子 画像/PIXTA(ピクスタ)(Fast&Slow、A_Team、metamorworks) 参考文献/大人の漢字力研究会『読めそうで読めない漢字 書けそうで書けない漢字』(光文社)

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