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くちびるが荒れているのはリップの塗りすぎ!?医師が教える正しいリップケア

  • 2018.11.22
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リップを塗っている女性

■くちびるをなめると、カサカサはもっとひどくなる

くちびるが荒れた女性

くちびるは粘膜に近い構造で、角層が薄く、保湿に欠かせない皮脂が分泌されないため、水分が蒸発しやすく、乾きやすい部位です。空気が乾き始めると、くちびるのカサカサが気になるという人も多いことでしょう。

そこで、ついやってしまうNG行動があります。心当たりのある人は気をつけましょう。

・舌でくちびるをなめる
だ液でくちびるを濡らすと、それが蒸発するときに内部の水分まで失われてしまうため、かえってカサカサがひどくなってしまいます。

・カサカサになった皮をむしる
雑菌が入り込んだり、血が出ることもあるのでNG。リップを塗ったときのノリも悪くなります。くちびるで皮を噛み切るクセのある人は意識してやめるようにしましょう。

■リップクリームの塗り過ぎでブサイクに!?

リップクリームの集合

くちびるケアで大切なのは保湿です。リップクリームを上手に活用しましょう。そこで、リップクリームの選び方、使い方をおさらいしてみます。

1.リップクリームは保湿成分をチェック
カサカサが気になるときは保湿効果が高いヒアルロン酸やはちみつ、乾燥から守ってくれるワセリン入りなどを。皮がむけてひび割れがあるときには、抗炎症作用のあるビタミンBが入ったものがおすすめです。

2.くちびるの縦ジワを伸ばして塗る
くちびるをとがらせた状態で塗ると、縦ジワができて、リップクリームの塗り残しができてしまいます。リップクリームを塗るときは、口角を上げて縦ジワを伸ばした状態で塗るようにします。

3.塗る回数は3回まで
カサカサしていると、つい日に何度も塗りたくなりますが、回数は1日3回を目安に。「近頃は、リップクリームを塗り過ぎる人も多い。それはやめたほうがいい」と上出院長は注意を促します。

■リップクリームははみ出さず、3回までに止める

リップクリームをぬっている

リップクリームの塗り過ぎは、「美容上もマイナス」と上出院長は話します。

「特に注意したいのはスティックタイプを使うとき。リップクリームを塗るときに、くちびるだけうまく塗れるといいのですが、たいていはみ出してしまうものです。何度もリップクリームを塗っていると、スティックが擦れる刺激で、くちびると肌の間が荒れてピンク色になってしまうのです。私は“ピンクゾーン”と呼んでいるのですが、ピンクゾーンができると、くちびるの輪郭がぼんやりして、顔のメリハリが損なわれ、美容上もマイナスです」(上出院長)

リップクリームを塗ることが“クセ”になっている人は、特に注意が必要です。

「リップクリームは1日3回で効果は十分です。また、くちびるからはみ出さずに塗るようにします。乾燥が気になっても、多少は“放っておく”ことも大切です」と上出院長はアドバイスします。

取材・文/海老根祐子

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