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忙しい朝は2ステップでOK!美容家が実践する1分でできる顔ほぐし

  • 2018.11.20
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顔ほぐしの工程2

ビックフェイスの3大原因

まず、なぜ顔が大きくなってしまうのかを考えると、主な原因は「厚み」「たるみ」「エラ張り」の3つ。

【厚み】
肩や首がこって筋肉の動きが悪くなると、リンパ液の流れが停滞し、老廃物が顔にたまってしまいます。これにより、ほおがふくらみ、輪郭がぼやけ、パンパンに丸まった顔「厚み顔」に見えてしまうのです。

あなたもリンパ液が滞っているかも? これからご紹介する2つの方法でチェックしてみましょう!

リンパの滞りチェック1

<滞り度:中>エラの横を押すと痛い!
人さし指を曲げ、第二関節を耳の下にあるくぼみにあててみましょう。このとき、指が入りにくい場合はリンパ節が滞っていることが考えられます。また、押したときに痛い場合も同様の理由です。
くぼみがわからない場合は、口を開けるとくぼみの位置がわかりやすいですよ。

リンパの滞りチェック2

<滞り度:高>ほお骨の下に指が入らない!
ほお骨の下に親指の腹をあててみましょう。このとき、ちょっと押しただけで痛みを感じた場合は「厚み顔」の可能性が大。

【たるみ】
むくんでいるわけでもないのに、なんだか疲れた顔をしている…。それは、意外にも「頭皮のたるみ」が原因です。頭皮と顔の筋肉はつながっており、例えば頭皮が1mm下がると、目尻は3mm、口角は5mmも下がってしまうといわれています。

【エラ張り】
かみ締めグセが原因で、顔の形がホームベース型になることで大きく見えてしまう「エラ張り顔」。骨格の問題だと思われがちですが、じつは改善することが可能。咬筋がこっている可能性が高いのですが、ゴリゴリと力強くマッサージするのはNGです。

顔ほぐしの注意点とポイント

顔ほぐしを実践するにあたって、いくつか注意点とポイントをお伝えします。

・前日の食事が翌朝のむくみを生む
ビッグフェイスの主な原因は「塩分」「添加物・加工品」「アルコール」「ストレス」「糖質」の5つです。これらの食品を控え、野菜を多くとることをおすすめします。

・朝晩2回行うとよい
朝は「むくみやすい」一方、夕方から夜は水分が体の下に下りていくので「くすみやすい」という理由から、顔ほぐしは朝でも夜でもいつ行っても問題はありません。
どちらか一方でも効果は得られますが、より高い効果を求めるのであれば朝夜の実践を意識しましょう。

・強くこすり過ぎはNG
顔ほぐしは強くこすってはいけません。力任せで顔ほぐしを行ってしまうと、かえってリンパ液が流れにくくなってしまいます。「肌はすーっとなでるだけ」ということを意識しましょう。

・クリームやオイルを活用する
顔ほぐしを行う際には、クリームやオイルなど「やわらかいもの」「すべりやすいもの」を活用しましょう。植物オイルを選ぶ際は、質のいいものを! 天然素材100%や冷圧搾法(コールドプレス)で抽出されたものがおすすめです。「あずきひと粒大」が目安ですが、すべりが悪いと感じたら、途中で追加してもOK。

ここからは、いよいよ実践編。本来、千波式の顔ほぐしの工程は全部で10ステップあるのですが、今回は、忙しい朝でも「これだけはやっておきたい」という2ステップをご紹介します。

 

時間がない朝はピンポイントでここだけ!

毎日続けるためには、モチベーションも大切! 変化を実感するためにも、顔ほぐしを行う前に、まずは真正面、真横、斜め45度の3か所から自分の顔を撮影して、客観的に観察してみることをおすすめします。初めて行う場合は、半顔ずつ行うのもひとつの手。

朝、2ステップの顔ほぐしを行うことで、血色がよくなり、メイクののりもアップします。1ステップ30秒ほどなので、バタバタする朝でも手軽にできますね。

<顔ほぐしのやり方>

顔ほぐしの工程1

1、胸鎖乳突筋を親指と残りの指でつかみ、上から下へと10回もみほぐす
※顔を横に向けたとき、首すじに浮く太い筋が胸鎖乳突筋です。この部分を親指と残りの指ではさみ、しっかりとほぐしましょう。

顔ほぐしの工程2

2、人さし指と中指で耳をはさんで、前とうしろ各10回ずつくるくる回す
※これだけでも血行が促進され、血色がよくなります。

さっそく今日から実践できる顔ほぐしを実践して、みなさんも美しい顔を目指してみてはいかがでしょう?

参考書籍
千波著『小顔が止まらない!魔法の顔ほぐし』(ワニブックス)

『小顔が止まらない!魔法の顔ほぐし』の書影

文/粕谷麻衣 写真/長谷川梓

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