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「バレンシアガ」がデムナ就任後初の写真集を発売 「ショーとは体験で、この本は記憶をとどめるツール」

  • 2018.11.13
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「バレンシアガ(BALENCIAGA)」はこのたび、2018-19年秋冬コレクションのバックステージをまとめた写真集「WINTER 18 BOOK」(1万1000円)を発売する。全304ページで、サイズは30cm × 22cm。すでにヨーロッパの一部直営店舗および公式オンラインストアでは販売されているが、日本を含む他直営店では30日から販売し、一般書店での販売は来年2月以降を予定している。なお日本での販売店舗は、青山店、松屋銀座店、神戸大丸店、阪急メンズ大阪店の4店舗のみ。

「WINTER 18 BOOK」は、コレクションを何らかの形で記録していく“クリエイティブ・ドキュメンテーション・プロジェクト”のシリーズ第1弾。デムナ・ヴァザリア(Demna Gvasalia)がアーティスティック・ディレクターに就任してから、こういった書籍が発表されたのはこれが初めてだ。

装丁は、デムナ=アーティスティック・ディレクターと米出版社リッゾーリ(Rizzoli)が監修し、同コレクションのランウエイ中央に出現した巨大な人工の雪山に描かれたグラフィティ仕様で、小口(ページの横部分)にも印刷されている。収録されている写真は、全てファッション・フォトグラファーのジョニー・デュフォー(Johnny Dufort)とピエール・アンジュ・カルロッティ(Pierre Ange Carlotti)の2人が撮影したもので、出番を待つモデルから衣装直しに追われるスタッフまでが収められている。

デムナ=アーティスティック・ディレクターは同写真集について、「今後、『バレンシアガ』で⾏う全てのショーのコンセプトやセットが、映画的であると考えている。ショーとは体験で、この本はそれを記憶にとどめるためのツールだ」とコメントしている。

「バレンシアガ」18-19年秋冬はブランド史上初の男女合同ショーで、かけると実際につながる仏国内の電話番号“+33 156528799”がプリントされたシャツや、新作スニーカー“トラック(TRACK)”、「国際連合世界食糧計画(THE WORLD FOOD PROGRAMME)」とコラボレーションしたアイテムが登場するなど、話題となっていた。

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