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柳宗悦が名付け、提唱した「民藝」の魅力を紐解く展覧会に注目。

  • 2018.11.6
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柳宗悦が名付け、提唱した「民藝」の魅力を紐解く展覧会に注目。
2018.11.06 10:00
「21_21 DESIGN SIGHT」にて、柳宗悦が名付けた「民藝」の歴史に迫り、そのインスピレーションを紐解く「民藝 MINGEI -Another Kind of Art展」がスタートした。その展覧会の様子や魅力を、動画のダイジェストでお届け。

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六本木の「21_21 DESIGN SIGHT」にて、2月24日(日)まで、同館のディレクターで、日本民藝館館長を務める深澤直人氏のディレクションによる、「民藝 MINGEI -Another Kind of Art展」を開催中だ。


1925 年、民衆の用いる日常品の美に着目した柳宗悦は、無名の職人たちによる民衆的工芸を初めて『民藝』と名づけた。民藝の特徴でもある風土や風習を生かしたものづくりは、世代を超えて受け継がれていくなかで、素材、色、工程、用途、形などの独自性が際立ち、革新的で衝動的な、枠に捉われない創意工夫へと発展していく。


「民藝 MINGEI -Another Kind of Art展」では、同館の所蔵品から146点の新旧さまざまな民藝を選び、紹介。さらに、民藝のつくり手やそれを伝える人の暮らしと仕事を捉えた映像、深澤氏の個人コレクション、民藝の新たな表情を映し出す写真、日本民藝館にまつわる貴重な資料などの展示を通して、これからのデザインのインスピレーションとなる「Another Kind of Art=民藝」を紐解く。さらに、柳が著した「日本民藝館案内」や心の内を短い句で表現した「心偈(こころうた)」、柳がレイアウトを手がけた機関誌『民藝』の表紙、民藝運動初期のものづくりの様子が収められた「民藝運動フィルムアーカイブ」などを通して、民藝の歩みを振り返る。


深澤氏は同展の開催に際し、「芸術家でも職人でもない人の無我な手から生み出されたものには、えも言われぬ魅力が潜んでいる。柳が提唱した『民藝』も、実はそのものづくりに携わる人々の生き方を示しているのではないだろうか。私たちは民藝を愛し、尊敬し、民藝に心を動かされる。作者が誰かとか、いつどこでつくられたのか、とかいった情報は必要ない。ただ純粋にその魅力にくぎ付けになる。『これはヤバイ』と」とコメントを寄せている。

民藝 MINGEI -Another Kind of Art展

会期/2018年11月2日(金)〜 2019年2月24日(日)

会場/「21_21 DESIGN SIGHT」ギャラリー1&2 東京都港区赤坂9-7-6 東京ミッドタウン ミッドタウン・ガーデン

休館日/火(12月25日は開館)、年末年始(12月26日〜1月3日)

開館時間/10:00~19:00(入場は~18:30)

Tel./03-3475-2121

入館料/一般 1,100円、大学生 800円、高校生 500円、中学生以下無料
http://www.2121designsight.jp/

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