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多彩なスパイス料理が味わえるバー「Bar Ka na ta」

  • 2018.11.3
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地下鉄大須観音駅から、南へ歩いて約10分。国道19号線と交わる、細い路地に面したビルの1階にあるカウンター8席、テーブル席2つのお店。2017年5月のオープン以来、喫茶タイムは創作的なスパイスを使ったカレー、バータイムはスパイス料理が味わえるバーとして、足繁く通う常連客が増えています。

多彩なスパイス料理が味わえるバー「Bar Ka na ta」
多彩なスパイス料理が味わえるバー「Bar Ka na ta」

店主と女性シェフの感性が融合した、新しさと安らぎを感じられる店

多彩なスパイス料理が味わえるバー「Bar Ka na ta」
関西や関東などで食べ歩きをし、試作を繰り返しながら研究を重ねたという店主の山田さん

扉を開けると、一瞬にしてスパイスの香りに包まれ、食欲がそそられます。「料理については素人同然だったので、本を読んだり、飲食店を巡ったりして独学で勉強しました」と話す店主の山田さん。

心強いパートナーとなったのが、様々な飲食店で腕を磨いた女性シェフのミニマムさんです。

気に入ったメニューができると、その味を突き詰めようと作り続けるこだわり派の山田さん、日々の生活や食材などから得るインスピレーションによって、斬新なメニューを生み出すミニマムさん。対照的な2人の感性が融合して、オリジナリティあふれる品が次々と誕生。安定感がありながらも進化をし続けている定番メニューに加え、常に新しい発見に満ちた一皿にも出会える店として愛されています。

どこか懐かしく、味わい深いカレーの秘密は和風だしにあり!

多彩なスパイス料理が味わえるバー「Bar Ka na ta」
40種類以上のスパイスやハーブのベストマッチを考えて生み出されるカレー

「Bar Ka na ta」の看板メニューは、40種類以上のスパイスの中から、互いに引き立てあうスパイスを厳選して作るカレー。喫茶タイムでは、オープン以来の定番であるたっぷりの豆入り「Bar Ka na taのダルキーマカレー」をベースに、日替わりのカレー2~3種類をラインアップ。バータイムには、飲んだ後の“締めカレー”が王道となっています。

多彩なスパイス料理が味わえるバー「Bar Ka na ta」
取材日のカレーは「ダルキーマカレー」と「梅干し厚切りかつお節の和カレー(日替わり)」の「あいがけカレー」(1050円)、ディナーは100円増

オープン以来、日替わりカレーとして考案したカレーは実に200種類以上! 独創的な食材の組み合わせでありながらも、抵抗感なく食べられる秘密は“だし”。すべてのカレーに加える、カツオや昆布などから取る和風だしが、テイストの異なるカレーをあいがけにする際にも、まとめ役になっています。

カレーに合わせるライスは、インドを中心に親しまれる高級米バスマティライスと日本米を2対8の割合でブレンド。香りが高くて軽い食感のバスマティライスと、水分が多く甘みのある日本米を合わせることで、和食に慣れ親しんだ舌にも違和感なく馴染む風味、食感に炊き上げています。

ジンやクラフトビールと相性抜群! spiceおばんざい

多彩なスパイス料理が味わえるバー「Bar Ka na ta」
「ロシア風シャシュルイク」(400円)、「ガーリックポテトサラダ」(600円)など奥行きのある香りが楽しめる一品料理

バータイムのお目当ては、spiceおばんざい。カウンターに並ぶおばんざいをイメージした和の惣菜をベースに、隠し味やアクセントとしてスパイスをプラス。生産量の少ない希少な日本産のジンや、常に入れ替えをしながら10種類ほどをそろえるクラフトビールとのペアリングも楽しめます。

多彩なスパイス料理が味わえるバー「Bar Ka na ta」
日々収集している陶器や石、オブジェなど目を引くインテリアが並ぶ店内

「週に何度も来てくださる常連の方も多いので、飽きないようにメニューを工夫しています。喫茶店のように、気兼ねなくぶらりと訪れてもらい、銭湯の休憩室のようにくつろいでもらえる店にしたい」と語る店主の山田さん。

冬にはスパイスを使った鍋やおでんが登場予定。また、不定期で長野県の猟師から直接仕入れるジビエを使った肉料理なども人気メニューの1つ。

身も心もリセットできる一軒です。

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