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歴代のロイヤル・ウエディングを飾ったティアラの数々

  • 2018.10.29
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翻訳/mayuko akimoto Photo Getty Images From TOWN&COUNTRY

挙式日:2018年10月12日

ティアラ:グレヴィル・エメラルド・ココシュニック・ティアラ。祖母であるエリザベス女王から借りたティアラは、元々は1919年にイギリスの名士で慈善家のマーガレット・グレヴィルのためにブシュロンが作製したもの。マーガレットが亡くなったときに、遺言によってクイーンマザーに贈られたのだとか。エメラルドのセンターストーンはなんと、驚きの93.7カラット!

挙式日: 2018年5月19日

ティアラ:クイーン・メアリーズ・バンドー・ティアラ。10個のダイヤモンドを使ったセンターストーンはそもそもブローチで、1893年にジョージ5世の妻であるメアリ王妃がウエディング・ギフトとして贈られたもの。このブローチを収めるためにダイヤモンドとプラチナで作られたバンドー(ヘアバンド)が1932年に作られたそうで、1953年にメアリー王妃が亡くなると、孫であるエリザベス女王に遺贈されたのだとか。メーガン妃は結婚式のためのティアラを女王とバッキンガム宮殿で選んだと伝えられています。

挙式日: 2011年7月30日

ティアラ:ミーンダー・ティアラ。古代ギリシャの文様(「メアンダー」)をモチーフにしたティアラで、エリザベス女王の娘であるアン王女のお気に入り。かつてはフィリップ殿下の母親が所有していたものを義理の娘であるエリザベス女王が譲り受け、代々使われることに。

挙式日:2011年4月29日

ティアラ:カルティエ・ヘイロウ・ティアラ(別名カルティエ・スクロール・ティアラ)。1936年にエリザベス女王の父ジョージ6世が妻であるクイーン・マザーのために購入したもの。クイーン・マザーはこのゴージャスなティアラを娘の18歳の誕生日に贈り、エリザベス女王はさらにこれを孫の妻に貸与したということに。

挙式日:2008年5月17日

ティアラ:フェストゥーン・ティアラ。アン王女の息子、ピーター・フィリップスと結婚式したオータムは、義母であるアン王女から花綱(フェストゥーン)模様のこのティアラを借りたそう。1973年に大手海運会社からアン王女に贈られたもので、こちらもお気に入りの一品なのだとか。

挙式日:2008年7月19日

ティアラ:アイヴァー・ティアラ。ビール醸造業者ギネスの経営者であるアイヴァー卿夫妻がメアリー王妃に贈ったもの。その後、レディ・ローズの母でエリザベス女王の従弟の妻にあたるグロスター公爵夫人バージットの手に渡ったのだとか。

挙式日:2006年5月6日

ティアラ:キュービット・シャンド・ティアラ。コーンウォール公爵人カミラと最初の夫アンドルー・パーカー・ボウルズの娘ローラ・ロペスが身につけたのは、母方の先祖伝来の家宝。かつてはカミラ夫人の祖母、ソニア・キュービットが所有し、その後、カミラ夫人の母にあたる娘のロザリンド・シャンドの手に。カミラ夫人もまた1973年の最初の結婚式では花模様のこのティアラを身につけたそう。

挙式日:1999年5月19日

ティアラ:かつてヴィクトリア女王が所有していた王冠の中の4つのダイヤモンドから作ったティアラで、エリザベス女王から息子エドワード王子の妻となるソフィー夫人へ贈られたウエディング・ギフトなのだとか。

挙式日:1994年7月14日

ティアラ:スノードン・フローラル・ティアラ。このティアラは、マーガレット王女の元夫であるアンソニー・アームストロング=ジョーンズが妻へのウェディング・プレゼントとして贈った3つのダイヤモンドのフローラルブローチから作ったもの。マーガレット王女はこれを長らくブローチとして使っていたけれど、1994年の娘の結婚式を機にティアラに作りかえたのだとか。

挙式日:1993年10月8日

ティアラ:ロータス・フラワー・ティアラ。マーガレット王女とアンソニー・アームストロング=ジョーンズの息子であるデイヴィッド・アームストロング=ジョーンズと結婚したセレナが身につけたのは、マーガレット王女が所有するダイヤモンドとパールのティアラ。1959年に母であるクイーン・マザーが贈ったものなのだとか。

挙式日:1992年7月18日

ティアラ:ケント・ダイヤモンド・アンド・パール・フリンジ・ティアラ。母であるケント公爵夫人キャサリンもこれを身につけて結婚式を挙げたというティアラ。メアリー王妃が所有していたバンドー・ティアラを作り直したものと考えられているそう。

挙式日:1986年7月23日

ティアラ:ヨーク・ダイヤモンド・ティアラ。アンドルー王子との結婚式で身につけたのは、エリザベス女王とフィリップ殿下がガラードから購入した、ダイヤモンドとプラチナのティアラ。ネックレス、イヤリング、ブレスレットとセットでウエディング・ギフトとして贈られたのだとか。

挙式日:1981年7月29日

ティアラ:スペンサー・ティアラ。ダイアナ妃は、スペンサー家の家宝を身につけてチャールズ皇太子と結婚。このティアラには多くのジュエリーが使われており、センター部分は1919年にスペンサー家の一員であるレディ・セーラ・スペンサーが、ダイアナ妃の祖母シンシア・スペンサーさんに贈ったもの。1937年にガラードによってリメイクされ、今日のような、ダイヤモンドをちりばめた花模様のデザインに。ダイアナ妃の姉のレディ・セーラやレディ・ジェーン、弟の元妻であるヴィクトリア・ロックウッドもこのティアラをつけて結婚したそう。

挙式日:1978年6月30日

ティアラ:ケント・シティ・オブ・ロンドン・フリンジ・ティアラ。実は、結婚式には身につけず、その後の舞踏会にのみしていったそう。1934年に義理の母であるケント公爵夫人マリナが結婚した際に、ロンドンの金融街であるシティ(シティ・オブ・ロンドン自治体)から贈られたもの。

挙式日:1973年11月14日

ティアラ:ロシアン・フリンジ・ティアラ。エリザベス女王の一人娘であるアン王女が選んだのは、母親も自身の結婚式で身につけたという思い出の品。47本ものダイヤモンドのバーと、こちらもダイヤモンドで飾られた細いスティックが特徴のゴージャスなティアラは、ガラードによるもの。

挙式日:1963年4月24日

ティアラ:ケント・シティ・オブ・ロンドン・フリンジ・ティアラ。母親であるケント公爵夫人マリナから借りたもので、弟であるマイケル王子の妻マリー=クリスティーヌもこれを身につけて結婚したことは、既述したとおり。

挙式日:1961年7月8日

ティアラ:ケント・ダイヤモンド・アンド・パール・フリンジ・ティアラ。ケント公爵であるエドワード王子と結婚した際に着用。義理の母であるケント公爵夫人マリナから譲り受け、よく身につけていたとのこと。

挙式日:1960年5月6日

ティアラ:ポルティモア・ティアラ。アンソニー・アームストロング=ジョーンズとの婚約が発表された際、娘のためにクイーン・マザーが購入。元々は、1870年にフランスのレディ・フローレンス・ポルティモアのためにガラードが作製したもの。残念ながら、マーガレット王女の死後の2006年にオークションで売却されてしまったそう。

挙式日:1947年11月20日

ティアラ:ロシアン・フリンジ・ティアラ。元々は、1919年にエリザベス女王の祖母にあたるメアリー王妃のために作られたもので、ネックレスとしても使えるようになっているのだとか。このティアラが女王の結婚式当日に壊れ、直ちに修復されたのは有名な話。

挙式日:1935年11月6日

ティアラ:なし。ティアラに見えるかもしれないものは、クリスタルの髪飾り。グロスター公爵であるヘンリー王子との結婚式の数週間前に父を亡くし、悲しみの中での結婚式となってしまったのだとか。

挙式日:1934年11月29日

ティアラ:ケント・シティ・オブ・ロンドン・フリンジ・ティアラ。ケント公爵であるジョージ王子と結婚する際にロンドンの金融街であるシティ(シティ・オブ・ロンドン自治体)から贈られたもの。娘のアレクサンドラ王女や義理の娘であるマリー=クリスティーヌもこれを身につけたことはご紹介済み。

挙式日:1923年4月26日

ティアラ:ストラスモア・ティアラ。エリザベス女王の母であるクイーン・マザーが身につけたのは、父であるストラスモア伯爵からのウエディング・ギフト。19世紀末に遡る一品で、ローズカット・ダイヤモンドを使ってバラの花輪をかたどっているのだとか。

ちなみにこちらはクイーン・マザーのウエディング当日の写真。ベールを着けています。

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