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3 stories_LES TOILES DU SOLEIL篇——第2回「その美しい色彩で無限に生み出されるテキスタイル」

  • 2018.10.28
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photograph:Hiroshi Nakamura

 

 

綿100%を蝋引きしたキャンバス織りの独特の風合いに鮮やかな配色。43cmの幅のテキスタイルいっぱいに使った「木底トートバッグ」は定番であり、ブランドのアイコン。

古き良きフランスの香りを今もなお漂わせる『レ・トワール・デュ・ソレイユ』。連載第2回は、たくさんの人に愛され続ける「木底トートバッグ」の人気の理由を探ります。

 

テキスタイルには全て名前がつけられており、それらにはそれぞれに意味があるそう。フランスの地名や工場のある南仏はカタロニア地方にゆかりのある人の名前、花の名前や産物などからインスピレーションを得て作られ、デザイナーがスケッチにし、生地に落とし込んで表現されています。

 

 

 

 

南仏の風景や建築物、美しい花々などがインスピレーションソース

 

工程のほとんどは、本国フランスのカタロニアで行われている「レ・トワール・デュ・ソレイユ」ですが、日本のために作れるものも多くあるそう。例えば、「サクラ」や広島店のための「ヒロシマ」、東京は新丸ビル店のための「マルノウチ」などがそう。

「サクラ」は、オーナーデザイナーのアンリ・キンタさんが2、3年に一度は訪ねているという、京都の寺院で感銘を受けた桜に美しいイメージを描き、クリエーションされたもの。

他にも、「ヨコハマ」や「キチジョウジ」なども土地や場所から着想を得たものであり、「キチジョウジ」は井の頭公園の季節の移り変わりをピンクや赤、黄色などの色を用いて生地に表現されています。

 

 

オーナーのアンリ・キンタさん

 

 

43cm幅のテキスタイル

 

ストライプの生地は、43cm幅。その生地の表情余すところなく生かして表現できる、ブランド唯一のアイテムが「木底トートバッグ」です。端から端までフルに用いられることで、テキスタイルの魅力である色彩がもっとも生かすことのできるアイテムなのです。

 

ブランドを象徴するアイテムであり代名詞でもあるのが「木底トートバッグ」です。このバッグに使われているテキスタイルは、今ではフランス人だけでなく、オーストラリアにロシア、ニューヨーク、そして日本とたくさんの国の人たちに愛されていますが、中でも日本での人気はとても高く、フランスで生み出されるテキスタイルの半分ほどは日本で展開しているそう。それだけ高い支持を得ているのは、カジュアルスタイルに添えてくれる鮮やかで美しい色と毎日の生活に取り入れやすいデザインだからなのかもしれません。

 

 

 

 

数多ある「レ・トワール・デュ・ソレイユ」テキスタイルの中から、自分の色を見つけてみませんか。

 

 

(top画像)

木底トートバッグ W43cm(底部分 W40cm)×H35cm×D10cm 持ち手49cm ¥5,800/LES TOILES DU SOLEIL

 

 

LES TOILES DU SOLEIL(レ・トワール・デュ・ソレイユ)

03-6303-2320

http://lestoilesdusoleil.com/

 

 

text : Akira Watanabe

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