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イニエスタがアシックスと契約 ナイキから変更

  • 2018.10.22
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アシックス(ASICS)は10月22日、Jリーグの「ヴィッセル神戸」に所属する元スペイン代表のアンドレス・イニエスタ(Andres Iniesta)選手とのアドバイザリースタッフ契約の締結を発表した。契約は1日からで、同社は今後、イニエスタ選手からスパイクをはじめとした商品開発に対するアドバイスを受け、イニエスタ選手は同社の宣伝・広報活動に協力していく。

同日、アシックスジャパン本社で契約発表会が開かれ、イニエスタ選手と尾山基アシックス代表取締役会長、中野北斗アシックス取締役が登壇。アシックスアパレルのセットアップ姿で現れたイニエスタ選手は、契約を決めた理由について「日本に来る選択は、人生でもっとも大きい決断だった。そして日本でプレーするとなったときに、サッカー選手にとって一番大事な道具であるスパイクをどうするか考えた。そのタイミングでアシックスからアプローチを受け、テクノロジーや熱意から契約を決意した。アシックスは、自分が持つスポーツマンとしての価値観や信念を体現するブランドで、その一員になれることを嬉しく思う。(今回の契約を機に)日本サッカーの未来に貢献し、世界との差を縮め、人々に大きな感動を与えられるように取り組みたい。この契約は、その新たな第一歩だと信じでいる」とコメントした。

中野取締役は契約の理由について、「イニエスタ選手がアシックス製品に対し、高い評価と信頼を持ち、本人のアスリートとしてのビジョンや価値観が企業理念と一致していることから実現した」と説明。続けて尾山会長も「イニエスタ選手は名実ともに世界トップクラスの選手で、世界中にファンを持つ。そんな選手をサポートできて光栄だ。イニエスタ選手とともに、アジアはもちろん、世界におけるブランドの存在感を高めていきたい」と話した。

会見終盤には、セットアップ姿から「ヴィッセル神戸」のユニホーム姿へと衣替えし、大勢の報道陣のフォトセッションに応じた後、駆けつけたサポーターのもとへ向かい握手などのファン対応をみせた。

また会見では、イニエスタ選手が実際に試合で着用する新作スパイク“DS ライト X-フライ 4(DS LIGHT X-FLY 4)”も発表。素足のような感覚と高いフィット性が特徴的な一足で、履き心地などにイニエスタ選手の意見を取り入れ、カラーはホワイトとレッドの「ヴィッセル神戸」のチームカラーになっている。価格は1万8000円で、11月3日に限定店舗で先行発売した後、23日からアシックスの直営店や、「ヴィッセル神戸」のオフィシャルグッズショップなどで販売される。

アンドレス・イニエスタは、1984年スペイン生まれ。12歳から34歳までの22年間「FCバルセロナ(FC BARCELONA)」に所属し、クラブ歴代2位となる674試合に出場。今年、「ヴィッセル神戸」に移籍し、これまで10試合に出場。2ゴールを記録している。また、スペイン代表としても長く活躍し、136試合で13ゴールを記録。2010年のFIFAワールドカップ 南アフリカ大会(2010FIFA World Cup South Africa)では、中心選手としてスペインを優勝に導いた。なおイニエスタ選手は、先月から試合や練習中にアシックスのスパイクをたびたび着用しており、早耳のファンの間では、同選手がナイキ(NIKE)からアシックスへ移籍したのではないかと噂されていた。

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