デートの回数が多いけど告白してくれない男性の心理【ひとみしょうの男ってじつは・・・】

何回デートしても告白してくれないのですが……という恋愛相談は、女性から寄せられる相談の中でもかなりメジャーなもので、これまでたくさんの相談に答えてきましたが、先日、相談者の何人かが「後日談」を寄せてくださり、ハッとしました。

そのメールには、「じつは彼は軽度のアスペルガー障害でした」とありました。アスペルガーとはざっくり言えば大人の発達障害、つまりいわゆるコミュ障的なことですが、そういうのって見た目ではわからないこともあるんですよね。

ふつうに仕事をしている人の中にもアスペルガーの人はいるし、なかにはすごく優秀な仕事をするアスペルガーの人もいるので、見極めるのがむずかしいし、こういうライトなコラムで書くことではない。 というわけで、アスペルガー以外の理由で、なかなか告白しない男性心理とは？

まずはこの項で触れないことから

なかなか告白してくれない時、人によっては「彼はわたしと交際したいのではなく、ご飯友達の関係を望んでいるのかな」とかと勘でわかるというのが、おそらく一般的だろうと思います。

勘でわからなくても、流れで「どうして付き合ってくれないの？」という会話になるケースだって、よくあることだろうと思います。 そのへんの勘とか会話がない場合はどうすればいいのかと尋ねたくなる人もいると思うけれど、これは表層的な恋愛テクニックで片付く話ではなくて、愛の主体性の問題なので、話が長くなるのでここでは触れません。

簡単にいえば、「愛されたい」と思って相手からの告白を待ち続けるより、「愛したい」と思って素直な行動に出るほうが、恋愛は楽だし、人生は100倍楽しいということです。

自分のやり方（生き方）に固執している

デートの回数が多いけど告白してくれない男性の心理の1つは、自分のやり方（生き方）に固執している、です。

若くても高齢でも、自分のやり方に固執している男っています。 たとえば若い男子で「仕事が忙しくてデートする時間がない」と言い張る人がいて、他方、仕事がどんなに忙しくても彼女に会う男がいます。仕事のやり方に固執していたら、彼女と会う時間なんて作れないですよね。

おなじニュアンスで「おれは1日の終わりにひとりの時間がないとイヤな性分だ。だから彼女のことは好きでも交際したいと思わない」という、傍から見たらカタブツとしか思えない若い男子もいます。

出会い頭に秘密の扉を開けあいっこできる関係

ちなみに、男だって、何回デートしても付き合ってくれない女性にやきもきすることがあります。

これは女性にどのような事情があるゆえに付き合ってくれないのかといえば、以下のような理由。

1）じつはエロい遊びを一緒に楽しめる彼が欲しいから、マジメに口説かれても気持ちがなびかない

2）お金持ち＆年上の男性とじゃないと付き合いたくない（＝今はガチで恋愛するより遊びたい）

3）今は不特定多数の男子と遊びたい

このような女性同様、何回デートしても告白してこない男性も、じつは、おおっぴらに言えない下半身の事情があったりするんですよね。

男女問わずみんな、自分の下半身の秘密など、さまざまな秘密とセットで恋愛するのだから、彼の秘密の扉がなかなか開かないのにはそれなりの理由があるんですよ。

個人的には、出会い頭に秘密の扉を開けあいっこできる関係がステキだなあと思います。

（ひとみしょう／作家）