1. トップ
  2. 恋愛
  3. 「入学までに教えるべきだった」と後悔! 私が未就学児ママに伝えたいこと【コソダテフルな毎日 第95話】

「入学までに教えるべきだった」と後悔! 私が未就学児ママに伝えたいこと【コソダテフルな毎日 第95話】

  • 2018.10.19
  • 18130 views

今年次男が小学1年生になったのですが、入学前に学校から説明された「入学までにできるようになっておいてほしい事」はだいたい大まかにこの3つ(地方の公立小学校です)。

「自分の名前が書ける・分かるようにしておくこと」
「自分で服が脱ぎ着できること(整理整頓含め)」
「規則正しいリズムで生活すること」

ひらがなが読めるようにしておいてください、とか、足し算ができるようにしておいてくださいなど学習面においては特に何も言われません。

主に身の回りの事とか、生活のことについて親が気を付けるように言われる程度です。

ですが、今時は就学前から習い事をやっている子も多いですし、小学校に入った時点でひらがなが1文字も分からない、数字が一切書けない子は少ないと思います。

■次男と過ごす時間が足りなかった…? 宿題をみながら気づく
我が家もやはりある程度は「読み」「書き」「数字」が分かったほうが1年生の壁にぶつからなくて済むだろうと思い、なんとかひらがなが読める・数字が分かる、ぐらいのところまでは仕上げてから入学しました。

しかし、様子見の1学期が終わり、2学期に入ったらぐんと学習スピードがあがってきて、あ~~~、あの幼稚園時代にもっとできたことがあったなぁ~~~と今になって後悔する毎日です。


私は「小学校に入るまでに親が教えておくべきこと」が言いたいわけではありません。なぜなら、そんなことを言えるほど専門的な知識もないですし、何よりまだ現在進行形で子育て中の身だからです。

でも私、今、次男の宿題に付き合いながら驚いているんです。

当然知ってるだろうと思ってたのに「こんなことも知らなかったんだ…」「こんなことも分からなかったんだ…」という気づきが日々ボロボロと出てきて、いかに次男とじっくり向き合って会話する時間が少なかったのかということを思い知らされています。

机に座って勉強するべきだったと言ってるのではありません。

むしろ机に座って勉強なんてしていないで、日々の会話や体験からきっともっと語彙力や経験値を身につけられた
はずなのに、次男には全然足りていませんでした。

もちろん私1人のせいではないですが、母親である私がもう少しじっくりと次男の話を掘り下げて聞いてあげればよかったなと思っています。

ですから私の経験をもとに、今未就学児をお持ちのママ達は「あ。ちゅいママがこんなこと言ってたな…」とどこかで頭の隅に入れていただければ幸いです。

実は1学期と2学期で私が「教えておけばよかった」と感じた内容は変わってきています。


■私が「入学前に教えておけばよかった」と感じたこと<1学期編>

1学期の時点では
・簡単な時刻が読める
・曜日が分かる
・季節が分かる

この3つが「私は理解してると思っていたけれど次男は全然理解できていなかったこと」でした。

学校の時計はデジタルではなくてアナログです。

しっかりとした時計の見方は2学期に入ってから勉強するのですが、入学する時点で「今、8時半だな」とか「次は10時になったら休憩だな」とか時計を見て時間がわかっているべきだったなと思いました。

そして曜日感覚も…次男は全然分かってなかったんですね~…。

これは時間割を見る時にも必要ですし、そもそも学校に通う平日5日と休日2日の把握の大前提として必要になってきます。

「これはマズイ」と思って矢継ぎ早に教え込みましたが、今でもまだ「今日金曜日?」って聞いてきてます(今日は水曜日!)

季節は、春が来て、梅雨が来て、夏が来て、秋が来て…とその季節の順番と特徴。

…なんか書いててすごく基本的なことのような気がしてきましたが、大人からしたら「当たり前」のことでも、子どもからしたら「分からない」ことなんですよね。

ムリもないんです。

大人は今まで何十回も春夏秋冬を迎えてますけど、生まれてまだ数年の子どもからしたら「経験」が足りてないですから。

しかし、上記の3つどれにしても、机に座って紙に書いて覚えるようなことではなく、生活している中で親子で会話したり、幼稚園の先生のお話を聞いたり、コミュニケーションを取っていれば自然と身につけられたはずの知識です。

私はそこを怠ってしまっていました。

次男は言葉を話し始めるのも遅くて、語彙力も足りてなかったので、「どうせ話してもよくわからないだろう」と深く掘り下げて話をすることをしてこなかったように思います。

2学期の今、「これも分かってなかったのか…!」と驚き、そして後悔したのはこちらです。


■私が「入学前に教えておけばよかった」と感じたこと<2学期編>


数字にはいろんな2通りの数え方がありますよね。

1こ・2こ・3こ・と数える方法もあれば、ひとつ、ふたつ、みっつ…と数える方法もあります。

次男、この数え方が分かってなかったんです。

日常会話の中で「そこのみかん、みっつ取って」などといった指令はもちろん通じてましたよ。みっつは3個ってちゃんと分かっていました。

でも、問題はそれ以降。いつつ、むっつ…やっつ・ここのつ…ともなると全然分かっていませんでした。

たしかにいつつ、むっつ、ななつ、やっつ、ってあんまり使わない言い回しですし、「ここのつ」や「とお」にまでなると…全然使わないですよね。

ひとつ…ふたつという数え方の絵本も何回か読んだことはあったんですけど、それは絵本の中の単なるストーリーとして捉えていたようです。


もちろん!わかってなかった次男がダメというわけではないですよ!

ちょうど今国語の教科書で学んでいるところなので、事前に分っていなくても大丈夫です(だって知らないことを勉強するのが学校なのですから)!

ただ、母親である私にとっては「これってもっとコミュニケーションの中でなんとかできた事だよね…」っと気づかされました。

■私自身の育児の傾向が子どもの伸びに影響してしまうことも
あと、私の育児の傾向として「『子ども時代にしかない間違い』を訂正しない」というクセがあるんです。

言い間違いをそのまま楽しんでいたり(三男はトンカチをタンコチと間違えてるんですけど、かわいいからそのままにしている)、字を間違えて書いていても、今しかないからと思って訂正せずにそのままにしておいたり、それはそれでいい部分もあるのですが、私の場合、もう少し正しいものを教えてあげることも必要だったかなと思っています。

それで苦労したのが、長男です。


長男はひらがなへの興味が薄く、年長さんになって字が書けるようになりました。

ようやく書き始めたつたないひらがなの中には鏡文字が混ざっていました。曲げる方向が反対だったり、回転させる方が反対だったり。

しかし、私はどうせ学校に入ったら正しい書き方を教えてもらえるし…と、そのままにしておいたんですよ。そしたら、まぁ~~~~その後めちゃくちゃ苦労しました!!

2年生になっても鏡文字が続き、いよいよ学校の先生からも字の特訓指令が出ました。

さっきまでちゃんと書けていたのに、ページが変わったら反対向きに書いてたりするので、一体どういう脳の構造をしてるんだろうと不思議でしょうがなかったのですが、3年生からピタリとなくなりました。

そして現在、当時の事を振り返ると長男曰く、自分ではどこかがおかしいっていう感覚はあるらしいのですが、「どこがおかしいのかは分からない、なんだかちょっと違うような気もするけどこれで合ってるようにしか思えない」と感じていたそうです。


本人もどこが間違ってるのかわからないけどなんか違うような気もする状態だったのなら、なおさら正しい書き方を早くから教えてあげたらよかったなと思いました。


■国語力のなさを改善するための「日記」
そして、最後にもうひとつ。1年生の授業で最も時間を割かれるのは、国語なんです。

1年生のカリキュラムのほとんどを国語に費やすといっても過言ではないほどです。それもそのはず、どんな教科においても必ず読解力や語彙力は必要になってきますから。

次男の国語力のなさに頭を抱えている私は、今、家庭学習のひとつとして今日がどんな1日だったかの日記を書くように取り組んでいます。

語彙力も少ないですし、文法も幼い次男ですので、本当に簡単な文章の日記です。

「きょうのきゅうしょくがおいしかった。しゅくだいするのがいやだった」とかその程度です。

でも、よく見ると「おいしかた」になっていたり、「しゅくだいするのがいやだ」になってるんですよね。そこを放置せずしっかりと添削してやり直しさせて、さらに、会話をしながら話を広げていくようにしています。

「今日の給食のメニューは何だったの?」と聞くとその日の献立を教えてくれますので、「きょうのきゅうしょくがおいしかった」のあとに「メニューはスープとサラダとおさかなでした」と足したり、宿題が嫌な理由も聞いてみて、しゅくだいをするのがいやだったのあとに、「なぜなら~~~だからです」と足せるよね? といった具合に文章を膨らませてより詳細な状況を伝えられるように促しています。

感想や思考を書けるレベルには全然至ってないので、まずは事実を詳細に伝えるところから始めています。

でも、私はこれを次男が1年生になってから始めましたが、会話の中で、もっと膨らませて話を広げて聞き出してあげれば、文法や語彙力がもう少し育っていたかな…と思っています。


何も勉強って机に座ってすることだけじゃないんですよね。

子どもの話にもっと耳を傾け、ふーーん、へーーで流すばっかりじゃなくて、もっと詳しく踏み込んで興味を示してあげればよかったと今深く反省しています。

でもまだ全然間に合う時期なので、後悔するのもほどほどにして、今できる事を地道にやっていきたいと思っています。

【お知らせ】
第93話「日本の義務教育で本当に教えて欲しいことは? 夫婦で話し合ってみた」の記事下アンケート「Q1. 「義務教育で今後重視してほしいと思うこと」についてのご意見をお書きください」のアンケート結果はこちら↓
≫「個性をつぶす日本の教育を見直して! 親が望む“義務教育”のあり方とは」

(ちゅいママ)

元記事で読む
の記事をもっとみる