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コスパもいい! いま話題の「ワセリン」でカンタン花粉症対策

  • 2015.3.5
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この冬、初めてドライノーズに苦しめられました。スキーや登山で雪山に入っていると、寒さで鼻の奥がツーンと痛くなるのには慣れているのですが、今年は山を降りてからも鼻の奥がじんじん、ヒリヒリして止まりません。

鼻の奥がゴロゴロして、やがて血の塊がポロリ。はなをかむと血が滲んでいます(お聞き苦しい話で申し訳ございません)。

そんな窮状を訴える私に、医療関係で働く友人(以前にも登場した、頼りになる姉御です)はこともなげに言いました。「そりゃ鼻の奥が乾燥してるんやわ。コレ塗っとき~」そうして勧めてくれたのが、なんとワセリン。

え? ワセリンを鼻の穴に? と一瞬ひるみましたが、塗ってみてびっくり。マイナス10℃の山中で凍てつく風を吸い込んでも、ツーンと来ません。ツーンと来ないから鼻水でグシュグシュすることもなし! ワセリン、恐るべし!?

ワセリンは鉱物油を精製して作られる純度の高いワックス。ボクシングの試合でよく目にするように止血に使われたり、目や鼻の粘膜に塗る薬の基剤として用いられるなど、安全性が高いことで知られています。

角質層や毛穴からも浸透せず、肌の表面に留まって保護膜を作る性質があるため、アレルギー反応も起こりにくく、赤ちゃんの肌の保湿にも使われます。これを鼻の奥に直接塗るとは意外でしたが、匂いも刺激も全く無く、鼻の粘膜を乾燥から守ってくれてとても快適でした。

ということはつまり…。そう! これからの季節、花粉症対策にもなるかもしれないということ。

調べてみると、最近話題の「塗るマスク」の成分もほぼ、ワセリンと同様のようです。なーんだ、そうだったのか! と膝を打ちつつ、さっそく伸びがよく使いやすい白色ワセリンを自分用に購入。60g入りチューブで450円程度と、お値段もお手頃です。

使用上の注意は、鼻の中に塗る=いくぶんかはのどを通って飲み込んでしまう、ということを肝に据え、清潔な状態で使いましょう。綿棒にとって、鼻粘膜を傷つけないようにそっと塗布します。1日2~3回塗り足しましょう。

製品の保管については、ワセリンには防腐剤も酸化防止剤も入っていないので、高温を避け、チューブにはなるべく空気を入れないように。一度開封したワセリンはなるべく早く使い切るか、シーズンを持ち越さずに買い換えましょう。

とはいえ、ワセリン自体はとても安定したワックスなので、そう簡単に変質することは無いようです。この辺、面倒臭がり屋の私にもとても安心。

今年もやってくる憂鬱な季節。深刻なアレルギー症状にはこれだけでは不十分ですが、シンプルに「粘膜をガード」してくれるワセリンの力、ぜひお試しあれ!

(Kikka)

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