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家族の絆を深める!? 子どもと一緒にゲームで遊ぶメリットとは

  • 2015.3.4
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【ママからのご相談】

小2の娘と主人は、テレビゲームが大好きでいつも一緒に遊んでいます。視力低下も心配ですが、本当はもっと健康的な遊びも覚えてほしいし、子どもと一緒になってテレビゲームに必死になっている主人に対して、情けなく感じてしまいます。 試しに、「ゲーム禁止!」と言ってみたこともあるのですが、娘と主人は本当につまらなそうにしていました。ゲームが成長に悪影響を及ぼすことは、大人であれば誰でも知っているはずなのに、なんだか私が悪者になった気分です。

●A. ゲームが子育てに与えるメリットもあります。

ご相談ありがとうございます。ママライターの木村華子です。

子どもの人格形成や、視力低下など、“テレビゲーム=悪いもの”と考える大人はたくさんいらっしゃいます。その半面、昨今ではテレビゲームに熱を上げた子ども時代を過ごした大人たちが育児をしているケースも多いでしょう。彼らにしてみれば、「自分はゲームをしながらでもちゃんと育ったんだし!」という思いがあるのかもしれませんね。

そんな私も、がっつりゲーム世代の母親です。同じ母親として相談者様の考えも理解できる半面、ご主人と娘さんの気持ちも分からんでもない私から、ゲームが子育てに与えるメリットをご紹介致します。

●家族とのゲーム時間は“充実した時間”

イギリスのゴールドスミス大学のプレムジック博士は、16歳未満の子どもを持つ親や祖父母、そしてその子ども本人たちを対象に、スマートフォンやタブレットのカジュアルゲームが担う役割を明らかにするための調査を行いました。

この調査結果で、子ども達の親・祖父母たちが以下のような回答をしたそうです。

・子どもと一緒にゲームをする時間が充実したものである……約80%

・ゲームは子どもの問題解決能力のアップにつながっている……約50%

また他の回答では、「ゲームは、テクノロジーの使い方・働きを理解することにつながっている」「ゲームは子どもの集中力を高めている」といったポジティブなものもありました。

確かに、ゲームをしている姿は不健康に見えるかもしれません。しかし一緒に並んでゲームをしてみれば、子どもと同じ目線で遊び、共通の話題を持ついい機会にも感じれるはずです。

●攻撃的な女の子は、家族一緒にとゲームするべし!?

アメリカのブリガムヤング大学で行われた調査によると、「女の子は、家族と一緒にゲームをすることで絆を強く感じている」という結果が得られたそうです。さらにこの実験では、女の子は家族と一緒にゲームをすることによって、攻撃的な態度が改善されるということも分かったのです。なぜか、男の子には同じ結果が出なかったそうなのですが……。

相談者様の場合、ご主人と娘さんはゲームを通して絆を育んでいるのではないでしょうか? それを、「禁止!」と言われてしまっては、少しかわいそうだったのかもしれませんね。

また、この実験では“その子どもの年齢に適したゲームでなければ効果は期待できない”ということも分かりました。お子様がどのくらい理解できるのか、またゲームの内容に不適切な表現はないかなど、小さな子どものゲーム選びにはまだまだ親がついてあげなければいけません。

●ゲームは敵ではなく、絆を育むツール

最近ではスマホゲームに子守りをさせてしまう母親も目にします。また、長時間のゲームは視力や体力の低下にもつながるでしょう。確かに、ゲームに悪影響なんて全くない! とは言い切れません。しかし、その全てが悪だと決めつけることもないのかもしれませんね。

「ゲームは1時間まで!」と制限を決めて、いっその事お母さんも一緒になってゲームをしてみてはいかがでしょうか? ゲームはママの敵ではなくて、家族の絆を育むツールになれるかもしれません。

●ライター/木村華子(ママライター)

第一子出産を皮切りに、20代後半のほとんどを妊婦生活で過ごす。自然分娩で生まれてくれた長男の後、胎盤剥離や卵管結紮など、出産での様々なトラブルやアクシデントを経験。現在は日々慌ただしい育児で経験値更新中。3人の子供達と、何考えてんのか分からない旦那様、そして自分を含めた5人の胃袋を満たすため、家事の傍らライター業をはじめました。ガーデニング、家庭菜園、料理、絵、カメラ、お酒、あとは裁縫編み物手芸工芸と、手当たり次第に手を出すチャレンジャー(飽き症)。「お母さんが楽しくないと、楽しい家庭にならんでしょ!」をポリシーに、今日も楽しく育児しています。

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