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パリの夜に捧ぐ──エディ・スリマンによるセリーヌ初コレクションの招待状は、写真集!

  • 2018.9.26
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パリの夜に捧ぐ──エディ・スリマンによるセリーヌ初コレクションの招待状は、写真集!
2018.09.26 12:00

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ルーブル美術館付属大学で美術史を学んでいたエディ・スリマンがファッションの面白さに目覚めたのは、退廃的で妖艶なパリのクラブシーンがきっかけだった。以来、ナイトライフは、彼の創造力を刺激して止まないアイデアの源泉だ。


デザイナーとしてのキャリアにおいても、エディは、ディオール(DIOR)でのスキニーなスーツから、サンローラン(SAINT LAURENT)でのスモーキングジャケットやミニドレスなど、日没後の世界に似合うデザインを数多く発表してきた。


そして、セリーヌ(CELINE)における新しい冒険においても、エディのパーティはまだまだ続く。


パリのヴォーバン広場で開催されるデビューショーのインビテーションのために、彼はパリのナイトライフに不可欠な10のスポットを撮り下ろし、写真集に仕立てたものをショーの招待状としてゲストたちに送ったのだ。


エディらしいモノクロームの世界に収められたのは、バスティーユで約80年もの歴史を刻むディスコ「Balajo」、ピガールの「Bus Palladium」、フランソワーズ・サガンなどが愛したオデオンの「Chez Castel」、ディープな10区にあるビストロ&バー「Chez Jeannette」、ピガールのヒップな若者たちが集うクラブ「Chez Moune」、グラマラスな90年代の面影を残す「Folies Pigalle」、かつてはイギーポップやプリンス、そしてアデルコールドプレイらもプレイした老舗ライブハウスの「La Cigale」、1920年代から続くベルヴィルの老舗クラブ「La Java」、赤いヴェルヴェットで覆われた「Le Rouge」、ピガールの妖しいバー「Pile ou Face」。


この写真集に描かれた夜のパリが、セリーヌ(CELINE)でのデビューショーにどうつながるのか。28日を楽しみに待ちたい。


蛇足だが、サンローラン(SAINT LAURENT)時代にエディがリリースした写真集は、現在、時に何千ドル(数十万円)という高値で取引されているという。今回のインビテーションを幸運にも手に入れた人は、ぜひ大切に保管しておくことをオススメする。

Text: Steff Yotka

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