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気分は秀吉!黄金に輝く和舟「大阪城御座船」で小さな船旅を

  • 2018.9.22
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大阪の中心地にある「大阪城天守閣」。その内濠(うちぼり)を巡る観光船「大阪城御座船(ござぶね)」があるのをご存じですか? 今回は御座船の魅力についてご紹介します。「大阪城」の立派な石垣を間近でゆったり眺める、船旅はいかがでしょうか。

音声ガイドによる解説付き!内濠を巡る「大阪城御座船」

「大阪城」の内濠を巡る観光船「大阪城御座船」。「大坂夏の陣」から400年を迎えた2015年に、豊臣家や当時の兵士たちへの供養の意味も込めて運航が始まりました。音声ガイドによる解説や「大阪城」にまつわる歴史秘話などを聞きながら、約20分間の小さな船旅が楽しめますよ。

乗船について

乗船場所は「大阪城天守閣」の北側にある“極楽橋”からすぐのところ。貸切以外の予約は受け付けていませんが、定員18名の船が10分~15分間隔で運航しており、待ち時間も少なくスムーズに乗船できます。ただし、混雑時には当日分の乗船券が昼過ぎには売り切れることもあるのだそう。訪れた際は、まず乗船券を購入してから「大阪城」を巡るのがおすすめです。

秀吉愛用の船「鳳凰丸」がモデル

黄金に輝く御座船は、かつて秀吉が愛用したといわれている「鳳凰丸」をモデルにつくられたもの。2006年にオーストリアのエッゲンベルク城で発見された“豊臣期大坂図屏風(びょうぶ)”に描かれた絵をもとに再現しています。

実際に描かれている船は外壁が黒く塗られていますが、「大阪城天守閣」にも展示されている“黄金の茶室”をつくった秀吉好みの船にしようと、11センチ四方の金箔が3000枚貼り合わされて、「金城」ともいわれる「大阪城」にふさわしい御座船が誕生しました。

「大阪城御座船」の見どころ

内濠の水は、雨水からなっており透明度が高いため、船の上から覗くと鯉などの魚が泳ぐ姿を目にすることができます。

日本一ともいわれる高い石垣

真下から見上げるからこそ感じられる、水面下から約34mもの高さを誇る石垣はまさに圧巻。徳川幕府によってつくられた立派な石垣には、建設に携わった全国64藩もの大名の刻印がいたるところに刻まれています。どの刻印がどの大名のものなのかは「大阪城」に入ってすぐにある「刻印石広場」にて解説されています。

魔除けの人面石

天守からみて北東、“鬼門”にあたる位置の石垣には、「人面石」とよばれる魔除けの石が埋め込まれています。これは大阪城だけでしか見ることができないものです。乗船した際はぜひ探してみてはいかがでしょうか。

周りを気にせず楽しめる貸切クルーズも

「大阪城御座船」では貸切クルーズも受け付けています。予約は乗船日の3日前まで。人数に関係なく利用時間によって価格が決められているので、大切な人との特別なデートや、仲間内での宴会などさまざまな用途で利用できます。

希望をすればテーブルも設置してもらえるので、食事を楽しみながら周りを気にせずゆったりとした船旅が楽しめますよ。さらに、船で巡るコースも自由に設定可能。天守を望むベストスポットで停泊して、お食事を楽しむのも素敵ですね。

貸切料金(税込)

20分 20,000円
50分 30,000円
80分 40,000円
110分 50,000円
※桜シーズン(3月末~4月中旬)は各コース料金20%アップ

営業時間(貸切)

10:00~日没まで

「大阪城」を水面から眺める特別なひとときを

日本三大名城のひとつともいわれる「大阪城天守閣」。は桜が城内を彩り、は美しく色づく紅葉が楽しめます。天守と四季の草花がコラボレーションした華やかな光景も、御座船から眺めると格別。季節を感じられる「大阪城御座船」で特別なひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。

スポット情報

  • スポット名:大阪城御座船
  • 住所:大阪府大阪市中央区大阪城2
  • 電話番号:06-6314-3773・080-3764-3773(のりば直通)
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