1. トップ
  2. ファッション
  3. シモーネ・ロシャ、東洋と西洋の文化を甘美に融合。

シモーネ・ロシャ、東洋と西洋の文化を甘美に融合。

  • 2018.9.19
  • 881 views


シモーネ・ロシャ、東洋と西洋の文化を甘美に融合。
2018.09.19 15:05
デザイナー、シモーネ・ロシャは自身のルーツを紐解き、夢見心地な世界をクリエイション。既成概念にとらわれないファッションの楽しさを再認識させた。

【全45カット】SIMONE ROCHA 2019年春夏コレクションをすべて見る。


レース、フラワーモチーフ、シフォンetc.。シモーネ・ロシャ(SIMONE ROCHA)が毎シーズン使用しているロマンチックな装飾や素材の数々。今回のコレクションは、それらにチャイナドレスのような東洋スタイルと、ボリュームのあるシルエットやトレンチコートといった西洋スタイルをミックスした。


今回のコレクションは、彼女のルーツである香港とアイルランドに着目したそうだ。


「香港のマーケットで、唐王朝時代の側近たちが写っているポートレートを見つけたの。それは、16世紀頃の中国だった。それをヒントに、私たちはイミテーションを作ることから始めたのです。私のスタジオには中国や台湾、日本出身のスタッフがいて、チームみんなでアイデアを出し合いました」


「あの時代で一番素晴らしいと思ったのが、手の込んだヘアースタイルでした」との言葉からもわかるように、ハットや顔を覆ったミステリアスな雰囲気が漂うベールや輝くビジューや、パールの装飾的なヘッドアクセサリーは魅力的だ。


ジャケットやドレスは、裾や袖に施したふわっとしたシェイプが特徴的。真っ白なルックに組み合わせたレッドのシースルーのショールやワンピースとパンツの組み合わせ、さらに花ではなく東洋女性の顔の刺繍やポートレートが繰り返し現れたのも新たな試みだった。

Photos: InDigital Text: Aya Tsuchii

元記事で読む
の記事をもっとみる