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人間の本能!? ネガティブ感情の悪循環を防ぐリフレッシュ方法5つ

  • 2015.3.3
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【ママからのご相談】

中学生の娘をもつ母です。娘はどちらかというとネガティブな考えをもちやすく、すぐ不安になったり落ち込んだりします。どうすれば悲観的にならず明るく過ごせるでしょうか?

●A. ネガティブな感情があってもよいことと、気晴らしでネガティブスパイラルに落ち込まないように伝えましょう。

ご相談ありがとうございます。ママライターの馬場じむこです。

娘さんがネガティブになりやすいとのこと、親としていて見ていて心配ですよね。しかし、ネガティブな感情があるということは人間として当たり前のことです。

本能なので、ネガティブ感情を無くそうと躍起になるのではなく、うまいお付き合いの仕方を考えてみましょう。

●ネガティブ感情は生き延びるための必須の感情

『子どもの「逆境に負けない心」を育てる本 楽しいワークで身につく「レジリエンス」』という本にはネガティブ感情についてこのように解説されています。

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『「恐怖→逃げる」「怒り→攻撃する」というように、感情は特定の行動を呼び起こし、生存につながっています。つまり、恐怖や怒りというようなネガディヴ感情は生き延びるために必要であり、人間はネガティブ感情をとても大切にしてきました。この名残で、私たちはネガティブな感情や情報に注目しやすいのです』

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太古、オオカミなど動物の群れに襲われるというような時代であれば、こういったネガティブ感情は死なないために非常に重要なものでした。

●ネガティブになりやすい子にはそれも大切なことだと伝える

ネガティブになりやすい子は、そう考えてしまう自分自身を嫌だと思い、その感情を無くそうと躍起になっているかもしれません。

しかし、「ネガティブ感情があってもよい」ということを知るだけでとても安心できるので、その感情があるのは、太古からの人間ならではの感情で悪いものではないということを伝えてみるのはいかがでしょうか。

●ネガティブ感情の良さもある。問題なのは感情の悪循環

『子どもの「逆境に負けない心」を育てる本 楽しいワークで身につく「レジリエンス」』では、ネガティブ感情のよさと問題となる部分をこのように書いてあります。

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『適切なネガティブ感情によって私たちは地に足をつけ、現実的で誠実でいられます。しかし、ネガティブ感情の悪循環=ネガティブ沼にはまって、抜け出せなくなることが問題なのです』

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大人でもこのような悪循環にはまって抜け出せなくなることありませんか? ネガティブな感情と考えに支配されたとき、科学的に効果が実証されている5つの気晴らしがあります。

【ネガティブの悪循環にはまったときの気晴らし5つ】

(1)運動

(2)音楽

(3)呼吸法と瞑想

(4)書き出すこと

(5)没頭できる活動

こちらようなネガティブな考えから別のことを行うと、感情を自己コントロールしやすくなるそうです。

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娘さんも気晴らしをうまく活用してネガティブの悪循環に陥らないようになるといいですね。

【参考文献】

・『子どもの「逆境に負けない心」を育てる本 楽しいワークで身につく「レジリエンス」』足立啓美/鈴木水季/久世浩司・著

●ライター/馬場じむこ(書評ブロガー)

東京都在住36歳。短大卒業後、一般事務・専業主婦を経て、長男が1歳の時に建材メーカーに再就職し、総務・労務も担当する経理主任として8年勤務。現在は税理士事務所にて経理事務業務のほか、Webや雑誌にてライティングを行う。夫、小学5年生の男子、保育園児の5歳男子と暮らす。著書『仕事も子育ても自分もうまくいく!「働くママ」の時間術』日本実業出版社より出版、台湾版も発売中。

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