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友達が増えた&視野が広がった!猫を飼ってよかった事とは

  • 2018.9.15
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猫の猫らしい行動に、自分の生き方を重ねてハッとする瞬間があります。西荻窪にあるショップ&ギャラリー「ウレシカ」を営むダイ小林さんとカマタユリコさんご夫妻もそうだといいます。猫という存在、猫という話題がお二人にもたらしたものとは?

びんすけが気のいい猫になった理由

体重3キロのスリムなサビコ(メス・8歳)と体重8キロの食いしん坊・びんすけ(オス・2歳)。2匹の飼い主は東京都杉並区西荻北のショップ&ギャラリー「ウレシカ」を営む、ダイ小林さん(以下、ダイさん)とカマタユリコさん(以下、カマタさん)ご夫妻です。

「ウレシカ」の1階は絵本と雑貨、2階はギャラリーになっていて、9月20日(木)~10月8日(月・祝)まで、そのギャラリーで「ペットショップにいくまえに展 2018」が開催されます。犬や猫など新しい命を迎えようとする時、お金を出して購入するのではなく、飼い主のいない子をもらい受けるという選択を当たり前にしたい。絵本作家である、どいかやさんの提案に賛同する作家さん十数名の作品を集めて行うグループ展です。チャリティグッズの売上金の一部は、全国にある犬や猫の保護団体に寄付されるそう。

サビコもびんすけも、飼い主のいない猫でした。取材中、ずっと押入れの奥に隠れて最後まで出てこなかったサビコは、おふたりが保護した元野良猫。写真のびんすけも生後間もなく保護され、保護団体から譲り受けた猫です。

「びんすけが生後3週間くらいの時に、ミルクボランティアさん(哺乳が必要な赤ちゃん保護猫を一時的に自宅で育てるボランティアの方)のお宅に見に行きました。びんすけは女の子1匹と男の子2匹の3兄弟で保護されていました」(ダイさん)

「見に行ったその日のうちに家に連れて帰れるかと思っていたのですが、ミルクボランティアの方が『2ヵ月待って欲しい』と言うんです。正直、一番可愛い盛りに一緒にいられないなんて…とがっかりしました。でも『この2ヵ月間を兄弟猫たちと過ごすことは、びんすけの性格形成において、とても重要なんです』とミルクボランティアさん。結果、本当にその通りでした。2ヵ月後、わが家にやって来たびんすけは、人にも、そして猫にもフレンドリーな気のいい猫になっていたんです」(ダイさん)

猫という存在、猫という話題の許容範囲

3兄弟のうち、びんすけと双子のようにそっくりだったハチワレの男の子は、お二人の友人が引き取ったと言います。

「びんすけと友人の家に引き取られた兄弟猫は、赤ちゃんの頃もそっくりでしたけど、2年経った今は体格までそっくりで(笑)。そこのご夫婦とは猫のことでしょっちゅう連絡を取り合っています。まるで本物の親戚のよう。兄弟猫を分け合っただけで、こんなにも親密になるなんて思ってもみませんでした」(カマタさん)

「でもね、うちの子とか血を分け合った子だけじゃなく、どのうちの子もみんな可愛い。猫好きな人って、種類に関係なく、どんな猫も好きじゃないですか。それに初対面の人でも猫好きとわかると急に距離が縮んだり。猫という存在、猫という話題の許容範囲ってすごく広いなって。
実際、猫のおかげで私の交友関係も随分広がりました。付き合う人が増えた分、視野も当然のように広がって、物事に対する守備範囲まで広くなったような気がします。プライベートはもちろん仕事にもいい影響しかありません」(カマタさん)

猫という入口の奥に広がる世界。猫に限らず「好きなこと・もの」を入り口に無邪気な好奇心で人や物事とつながって、自分の内側を耕していけたら。さて、次回は、写真ではお伝えできないサビコの魅力を文章でたっぷりと。お楽しみに!

writer / 宇佐見明日香 筒井聖子

取材協力

ショップ&ギャラリー「ウレシカ」
http://www.uresica.com

ペットショップにいくまえに展2018

http://bikke.jp/pet-ikumae/

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