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「肌荒れ中はノーメイク」は間違い。花粉シーズンにやるべきスキンケア

  • 2015.3.3
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今年も花粉症のシーズンがやってきました。くしゃみや鼻水、目のかゆみだけでなく、花粉症は肌にも大きなダメージを与えてしまいます。

■花粉シーズンに肌荒れする原因とは

もともと肌の表面には、皮脂や汗からつくられた皮脂膜があり、刺激から肌を守る働きがあります。でも、季節が冬から春に変わるこの時期は、気候の変化や紫外線などによってそのバリア機能が弱まり、肌が不安定になりがち。

そんな弱った状態の肌に、花粉の刺激は大敵です。肌は花粉というアレルギー物質の進入を防ぐため、いつもよりもターンオーバーのサイクルを早めます。それによって未熟な細胞が肌となり、炎症を起こした状態になってしまうのです。

そうなると、肌は薄くなり、バリア機能はますます弱まります。バリア機能が失われると水分が蒸発してガサガサした肌に。さらにかゆくてこするなどの刺激によって、肌荒れが加速することになってしまいます。

「私は花粉症じゃないから」と思っている人も要注意。アトピーやアレルギー体質、冷え症気味の人は、花粉による肌荒れリスクが高いとされています。気付かないうちに肌ダメージを受けないためにも、しっかり対策が必要です。

■いきなりのスキンケアはNG! 花粉シーズンの注意点

花粉シーズンには、いつも通りのスキンケアをするだけではダメ。外で肌に花粉がついたら、まずそれを落とすことが大切です。

外出先から戻ったら、できるかぎり洗顔かシャワーで肌についた花粉を洗い流しましょう。このとき洗顔料を使いすぎたり、お湯の温度が高すぎたりしないように気をつけて。肌への刺激になって、かえって肌荒れを加速させてしまうことがあります。

また、「肌荒れしているときはメイクしない方がいい」と思いがちですが、ノーメイクのままでは花粉が素肌に直接ついてしまいます。低刺激のルースパウダーを使うなどして、外出時は必ずベースメイクを。

さらに、できるだけ肌に花粉がつかないように、くしゃみや鼻水などの症状がなくても、外に出るときはマスクや眼鏡でガードするようにしてください。

■肌荒れを改善するスキンケア法とは

スキンケアのポイントは水分補給。セラミドやヒアルロン酸などが含まれた低刺激の化粧水を選び、しっかりと肌に水分を与えましょう。

肌荒れをしているときは特に、すぐに改善しようと美容クリームなどを使いがち。でも、油分の多い高機能美容クリームなどは、花粉でダメージを受けた肌には逆に負担になってしまいます。化粧水のあとはオイルフリーのジェルなどで肌の表面に膜をつくり、保湿とともに、花粉の付着をガードしましょう。

花粉症の人にはとても憂うつなシーズン。せめて肌はキレイに保って、イヤな花粉シーズンを乗り切りたいですね。

(加藤 朋実)

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