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タイ北部の“ゲーンハンレー”を食べに。名古屋・浄心のカレー屋さん「ヤンガオ」へ

  • 2018.9.12
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“ゲーンハンレー”というカレーを知っていますか?タイのカレーと言えば「グリーンカレー」や「マッサマンカレー」が有名ですが、ゲーンハンレーは主にチェンマイなどの北部地域で食べられる地方料理。ホロホロになるまで煮込んだ豚肉のこってり感と、ジンジャーの爽やかさが調和する、不思議な魅力を持ったカレーです。 そんな、日本人にあまり馴染みのないゲーンハンレーが味わえる、名古屋・浄心のカレー屋さん「ヤンガオ」をご紹介します。

タイ北部の“ゲーンハンレー”を食べに。名古屋・浄心のカレー屋さん「ヤンガオ」へ
タイ北部の“ゲーンハンレー”を食べに。名古屋・浄心のカレー屋さん「ヤンガオ」へ

オーナーはタイに6年在住。現地で惚れたローカルの味

タイ北部の“ゲーンハンレー”を食べに。名古屋・浄心のカレー屋さん「ヤンガオ」へ
天井が高く、窓からたっぷりの光が射し込む

オーナーは立派なヒゲがトレードマークの村松さん。元々はデザインを仕事にしていて、転勤になりタイ・バンコクで6年暮らしていたのだとか。「現地のローカルにどっぷり浸かってきました」と明るく話す村松さん。そんななか、郊外のレストランで出合ったのがゲーンハンレーでした。

タイ北部の“ゲーンハンレー”を食べに。名古屋・浄心のカレー屋さん「ヤンガオ」へ
入り口の扉や電飾、雑貨など、随所に村松さんのデザインセンスが光る

「タイローカルの味を日本に」。そんな思いでヤンガオを開いたのは、2018年4月のこと。タイの食堂をイメージした店内、現地で実際に使われている食器、タイ映画のポスター、いちばん目立つところに掲げた「หยั่งเก่า(ヤンガオ)」の電飾など、村松さんの細やかなこだわりが随所に感じられます。

店内では、タイのエッセンスを感じる雑貨の販売も。ヤンガオのロゴをプリントした「コインケース」(600円)や、村松さんがデザインしたタイガーアイコンの「ミラー」(500円)など、気になるアイテムが並んでいますよ。

甘さと酸味、程よいスパイシーさが融合するゲーンハンレー

タイ北部の“ゲーンハンレー”を食べに。名古屋・浄心のカレー屋さん「ヤンガオ」へ
ゲーンハンレーをアレンジしたヤンガオカレー(Mサイズ850円)。写真はゆで卵をトッピング(+80円)

ヤンガオのゲーンハンレーは、「現地の味を忠実に再現!」というものではありません。村松さんが言うにはタイでも店によって味にバラつきがあり、当たり外れがあることが特徴だそう。そのため、ヤンガオでは使う食材、煮込み時間、食べ方(現地では、ライスとワンプレートで出すことはないとか)に工夫を重ね、日本人好みの味に仕上げられています。

タイ北部の“ゲーンハンレー”を食べに。名古屋・浄心のカレー屋さん「ヤンガオ」へ
タイビールも豊富。チャン(500円)やシンハー(500円)など定番もラインナップ

ひと口食べると、やわらかな豚肉のうま味をしっかり感じ、心地よい酸味とスパイシーさが鼻から抜けていきます。ジャスミンライスに絡ませたり、途中でニンジンや水菜でサッパリしたり、マンゴーチャツネで味変するのもヤンガオ流。店内に流れるタイミュージックも手伝って、タイの食堂で“お気に入りを見つけた”ような嬉しさを感じてしまいます。

“いつも通り”の空間を提供する、マイペースな食堂

タイ北部の“ゲーンハンレー”を食べに。名古屋・浄心のカレー屋さん「ヤンガオ」へ
タイ茶葉を使った「タイティー」(400円)と、トウモロコシをのせた「ココナッツミルクアイス」(350円)

ゲーンハンレーでローカルを体感したら、タイスイーツでもっとディープな世界へ。コンデンスミルクをブレンドした「タイティー」や、自家製の「ココナッツミルクアイス」も、村松さんが現地で触れた日常の味だそう。

タイ北部の“ゲーンハンレー”を食べに。名古屋・浄心のカレー屋さん「ヤンガオ」へ
店内にはカウンター席も。おひとり様も気兼ね無く利用できそう

「ヤンガオはチェンマイの古い方言で“いつも通り”という意味。若い世代と年配の世代、遠くの人と地元の人が自然に溶け込む、日常空間にしたいと思って名付けました」と話す村松さん。“日常”がデザインされた親しみやすい空気も、ヤンガオが持つ魅力のひとつです。

一つひとつにこだわりを重ねた、タイのローカル食堂。とっておきのゲーンハンレーを食べながら、異国気分に浸ってみてはいかがですか?

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