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絶対に失敗しない! ふっくらやわらか「自家製サラダチキン」の作り方【ラクしておいしい! 子どもごはん Vol.1】

  • 2018.9.12
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働くママのための「シンプルでおいしい子どもごはん」がライフワーク。おさんどんを楽しむ時短料理や、育休復帰を目指すキッチンづくりを提案する料理研究家・田内しょうこさんのレシピ連載がスタート!


忙しい日々が続くと、ごはんを作る気力も出ない…。そんな日は、インスタントや冷凍食品、スーパーのお惣菜などをうまく活用して頼りましょう。でもそれが続くと「ああ、今日もちゃんと作れなかった」と罪悪感を感じてへこんでしまうことも。

そこで私がおすすめしたいのは、簡単に作れて“アレンジやリレー展開”もきく、便利な「これさえあれば大丈夫!」な一品。手料理がひとつ食卓にあがるだけでも、ずいぶんと気がラクになるはず。そんな簡単レシピとともに、ごはん作りの工夫やコツもご紹介していきます!

冷蔵で3日保存OK! ごはんの頼もしい助っ人
Vol.1 自家製サラダチキン


■ゆですぎても硬くならない!
「自家製サラダチキン」

一回目は「自家製サラダチキン」です。サラダチキンはいま大人気! スーパーでも各社の商品がいろいろなフレイバーで並んでいます。私の知り合いの若いママは「サラダチキンはもはや国民食です」と言い切っていましたが(笑)、購入したことがある方も多いのではないでしょうか。この「サラダチキン」、じつは簡単に自家製で作ることができます。

“ゆで鶏”の場合は “煮すぎずに火をとめて余熱でふっくら火を通す” というのが美味しく仕上げる重要なポイントなのですが、この「自家製サラダチキン」は、仮に1時間ゆでてしまっても “柔らかいまま”で、美味しく食べることができるんです。

その秘訣は、しっかり砂糖と塩をしみこませること。このひと手間で、ムネ肉はとても柔らかく仕上ります。また、特に薬味を加えなくても、鶏くささがほとんど気になりません。ちょっとばかりゆですぎてしまったとしても、失敗しないのも嬉しいポイントです。

今回は <鍋で作る場合>と<電子レンジで作る場合>2通りの方法と、サラダチキンをアレンジして作る「カオマンガイ」のレシピもご紹介します。

■絶対に失敗しない
「自家製サラダチキン」の作り方

1~2枚で作ることもできますが、せっかくならば1キロほど(3~4枚)をまとめてゆでてしまうのもおすすめです。ゆで汁につけておけば3日は持ちます。余ってしまったら、ゆで汁と一緒に冷凍しておきましょう。

砂糖はできれば、茶色い「きび砂糖」を。塩は、海の水から作られた塩を選ぶようにしましょう。ミネラル分をしっかり摂ることができます。

▼「自家製サラダチキン」
(冷蔵保存3日、冷凍保存30日)

【材料】
・鶏ムネ肉 2枚
・砂糖 大さじ3
・塩 大さじ1

【作り方】
<鍋でゆでる場合>
1、鶏ムネ肉に砂糖と塩をもみこみ、ひと晩おく。


2、鍋に1とかぶるくらいの水を入れて火にかける。煮立ったらアクをとり、裏返して弱火で15分ほどゆでる。ゆで汁につけたまま冷ます。


<電子レンジの場合>
1、鶏ムネ肉に砂糖と塩をもみこみ、ひと晩おく。

2、耐熱皿に並べ、ふんわりとラップをかけて600Wで7分加熱し、5分余熱でおく。

※倍量を作るときには、砂糖を大さじ4、塩を大さじ1と1/2に増やし、ゆで時間も20分に増やします。電子レンジでは2枚ずつ加熱しましょう。
ご参考までに、鍋と電子レンジそれぞれのメリット・デメリットを挙げておくと…。
▼鍋で作る場合
:ゆで汁がスープとして活用できる。
×:夏には暑い・・・!▼電子レンジで作る場合
:表面にハーブや黒こしょう、にんにくなどをつけて、アレンジできる。
×:加熱しすぎで肉がかたくなることがあるので注意。
わたしの好みで言うと、「ゆでる」のがおすすめ。ゆで汁が本当においしいチキンスープになるからです。味がかなりついていますので、そのまま野菜や春雨を足して中華風スープにするとおいしい。また、ゆで汁でごはんを炊けば、本格的な「カオマンガイ」もかんたんに作れます。

■アレンジメニュー
サラダチキンで「カオマンガイ」も!


【材料】
<ライス>
・米 2合
・ゆで汁 360ml
・しょうがの薄切り 2枚 ※お好みで
・にんにく 1かけ ※お好みで
・パクチーの根 1本分 ※お好みで

・きゅうり、トマト、パクチー 適量

<タレ>
・味噌 大さじ1/2
・酢 小さじ1
・醤油 大さじ1
・砂糖 小さじ2
・しょうが(みじん切り) 小さじ1/2
・ねぎ(みじん切り) 小さじ1

【作り方】
1、炊飯器に米とゆで汁を入れて普通に水加減し、好みでしょうが、にんにく、パクチーの根ものせ、普通に炊く。

2、器にごはんを盛り、上にサラダチキンをのせる。きゅうり、トマト、パクチーを飾り、タレを添える。
加熱調理済みのサラダチキンがあれば、ごはん作りはうんと手軽になります。薄切りにしてそうめんやそばの上にのせたり、サンドイッチに挟んでも。細く切ってみつばと混ぜてポン酢をかければ、おつまみに。ゆでもやしと盛り合わせてピリ辛タレをかければ「よだれ鶏」風のメインおかずにもなります。

こんなふうに展開すれば、あまり料理をしたくない日の「晩ごはん」としても大活躍! ぜひお試しくださいね。

レシピ提供:田内しょうこ


アメリカ・カリフォルニア州のMills Collegeを卒業後、出版社での雑誌編集などを経て料理研究家に。「かんたんに美味しく、楽しく食べる」がモットーで、ゆるっとオーガニックマニア。よいものをシンプルに食べる生活を追究している。日頃はジミ弁を作り、和食メインの滋養食を楽しむも、パーティ料理、アメリカ料理、粉もの菓子も大好き! 働くママのための「シンプルで美味しい子どもごはん」がライフワーク。
HP: https://tauchishoko.com/

(田内しょうこ)

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