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土屋太鳳が「本当に難しい役」、芳根京子が「全力で挑んだ」と語る『累 -かさね-』への想い

  • 2018.9.10
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現在公開中の映画『累 -かさね-』。完璧な美貌に恵まれながらも舞台女優として芽が出ずくすぶるニナと、醜い顔のせいで孤独とコンプレックスを抱え生きてきた演技の才能を持つ累(かさね)が、不思議な口紅を使って顔を入れ替える衝撃のサスペンスドラマだ。

【写真を見る】映画のなかでは「バッチバチ!」でも、カットが掛かった瞬間に互いを気づかっていたという土屋太鳳&芳根京子

そんな本作でW主演を務めた土屋太鳳、芳根京子を直撃!劇中では危険な駆け引きで、嫉妬心をぶつけ合うドロドロなバトルを繰り広げているが、“顔交換”が伴う難役を二人三脚で作り上げただけあって、実のところはとっても仲良しな2人。それぞれの個性が光るインタビュー対談をお届けする!

映画『累 -かさね-』でW主演を務めた土屋太鳳、芳根京子にインタビュー
KADOKAWA

土屋から芳根へ、愛情たっぷりのメッセージ「離れていても助けに行く!」

――先日(8月22日)の完成披露舞台挨拶では、感極まって涙を流す芳根さんを土屋さんが抱きしめる場面がありましたね。

芳根「(涙を見せてしまい)すみませんでした!あのあと、太鳳ちゃんからメッセージをいただいて…うれしかったです」

土屋「ああやって感情を出すのってすごく大事だと思うんです。感情が揺さぶられるのは、それまでちゃんと頑張ってきたから。頑張っていることに気付かずに、知らないうちに身を削っている時もある。だから『きょんちゃん(芳根)が悩んでいる時は離れていても助けに行くよ!』って送りました」

芳根「舞台挨拶であそこまで感情を抑えきれなくなることは初めてで…。撮影中、累とニナの役を通して、これまで感じたことのないものすごい“嫉妬心”を体感させてもらいました。その撮影から1年経ったいまでも『累-かさね-』は私にいろんな感情をくれるんだな、と。人間として厚みが出るような…私自身を成長させてくれた作品です」

――イベントでひと足早く映画を観た方々からはどんな感想が届いていますか?

土屋「“考えさせられた”とか“泣きました”とか、“なんとも言えない気持ちになりました”など、たくさん感想をSNSに送っていただきました。いつも私は、『ちゃんとお客さんに伝えられているかな』と片思いのような気持ちでいるんですけど、こうやって直接感想をいただけて安心しています」

芳根「私も“イメージにない役で見応えがありました”とか“もう1回観に行きます!”とか…。純粋にうれしかったです。送っていただくコメントは全部読んでいるんですけど、本当の勝負は公開からだと思うので、これから本腰入れて“#累”で感想を検索しようと思います(笑)。いまの自分の全力で挑んだ作品なので、お客さんにどう届くのが気になります!」

【写真を見る】映画のなかでは「バッチバチ!」でも、カットが掛かった瞬間に互いを気づかっていたという土屋太鳳&芳根京子
KADOKAWA

土屋&芳根が語る“美の秘訣”と“魅了される芝居”

――絶世の美女ニナが、累に女優としての身体づくりを教え込むシーンがありますが、お2人は普段の生活で美を保つためにどんなことに気を付けていますか?

土屋「とにかくごはんを良く噛むようにしています(笑)」

芳根「私は食事やスキンケア、生活習慣など…石原さとみさんからのアドバイスを全部試しているところです!ドラマ『高嶺の花』で共演中なんですけど、本当におキレイな方で大好きなんです…」

――一方、累といえば観客を魅了する優れた演技力の持ち主ですが、土屋さんと芳根さんはどんな役者さんに魅了されますか?

土屋「たくさんいますが、あえて挙げるとするならば田中裕子さんや田中美佐子さん。あと大泉洋さんも!お互いにいい影響をし合える関係性には憧れます。それこそ、いま放送中のドラマ『チア☆ダン』のメンバーは、みんなそれができます。声を掛け合っていいシーンが作れた瞬間はゾワッとしてしまいますね」

芳根「私は『連続ドラマW イノセント・デイズ』の撮影で、竹内結子さんの目を見た瞬間に、高ぶって自然と涙が出た時のことが忘れられません!それと、事務所の先輩でもある篠原涼子さん。デビュー作でお世話になってからずっと憧れの存在でしたが、『今日も嫌がらせ弁当』(19年初夏公開)で親子役で共演できたのが本当にうれしくて。涼子さんが隣にいるだけで自然と安心します」

「『累 -かさね-』は私にいろいろな感情を教えてくれる」と芳根
KADOKAWA

言葉で伝えるのが苦手だからこそ「お互いの心と心で受け取り合う」、芳根が明かした2人1役

――『累 -かさね-』の劇中ではニナが累を踏みつけたり、罵声を浴びせたりするようなハードなシーンも多いですね。

芳根「バッチバチでしたね!(笑)」

土屋「もう、バッチバチ(笑)。だからこそしっかりコミュニケーションを取ろうと心がけました。そういうシーンこそカットがかかった瞬間に、(抱きしめる仕草をしながら)『大丈夫?ゴメンね!』って。たとえ役に入っていたとしても、人間なので、傷つくと思うんです。なのでちゃんと『累じゃないよ、きょんちゃんは』と役から戻してあげて、私も逆に戻してもらって」

芳根「私は気持ちを言葉でうまく伝えるのが苦手なんですけど、そうやって累とニナも言葉にできない感情をたくさん抱えている。なので自分が演じた累とニナの感情を、どうやったら太鳳ちゃんに渡せるかな?逆に、どうやったら受け取れるかな?という繰り返しで、お互いの心と心で受け取り合いました」

土屋と芳根が繰り広げる女のバトル!
[c]2018映画「累」製作委員会 [c]松浦だるま/講談社

――1人2役、2人1役もすばらしい完成度でした!

土屋「本当に難しい役でした。撮影が始まってから(ニナのマネージャー・羽生田を演じた)浅野忠信さんにアドバイスをいただいて、2人共同で演技ノートを作りました。結局2ページしか使わなかったんですけど(笑)。でもそれが2人にとっていいキッカケになったね」

芳根「あのノートがなかったらどうなっていたんだろう…。いつもは自分の役とは1人で向き合うものですが、今回は1つの役を2人で演じなければいけない。自分はこうだと思っても『太鳳ちゃんはどう演じるかな?』というのがありました。だから悩んだ時は太鳳ちゃんの演技を見たり、原作を読み返したり。ちゃんとなにか答えを見つけてから前に進もう、わからないままにするのだけはやめよう、と自分の中で決めてました」

土屋「私は“愛情”を意識して演じていました。結局、ニナも累も愛情に飢えているんです。累は存在を誰にも認められず生きてきて、ニナの顔になって初めて目を見て会話をしてもらえるようになる。ニナも恵まれているように見えますが、本来の自分を見てもらえないと葛藤しているので」

芳根「正反対のようで、似たような部分も持っているのがニナと累なんです」

土屋、芳根が作り上げた二人一役のニナ&累は必見!
KADOKAWA

(Movie Walker・取材・文/トライワークス)

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