男子が本命に見せるちょっとヤバい態度とは？

本命の女子、つまり片思いしているすごく好きな女子に、男子はどういうヤバい態度をとるのか？について、今回はお届けします。

本命の彼女の気をそらさないよう、彼女のニーズを探って、彼女がお肉を食べたいのなら焼肉デートして、彼女が甘いものを食べたいのならパンケーキ屋でデートして……というのを繰り返して、自然な流れでサクッと交際にいたれば誠にいいのですが、男子はそういうことがなかなかできない生き物でして。

さて、さっそく見ていきましょう！

片思いの本命女子に対して、急に不機嫌になる男子がいます。急に、といっても、ちゃんときっかけがあって、たとえば本命女子が「今日は遅いからもう帰るね、一緒に飲みに行くのはまた今度にしよう」と言ったとき、彼はすごく不機嫌になります。

理由はもうわかりますよね、淋しくて拗ねているんです。

とくに若い女子って、男子に対して気まぐれな態度をとりがちじゃないですか。気まぐれな態度で男子の気持ちを振り回そうと思っていなくても、たとえば「彼のことは好きなんだけど、本気で好きになる自分が怖い」みたいに思って、昨日はやさしかったのに、今日はそっけない態度をとるとか。

で、女子に気まぐれな態度をとっているという自覚がないときはとくに、彼は急に不機嫌になります。彼は「彼女に受け入れてもらえている」という気持ちと、「彼女はおれのことが好きではないのかもしれない」という気持ちとが葛藤していて、気が休まらないんですよね。

女子的に「彼から来たこのLINEの真意はなんだろう」と、純粋に謎に思うLINEって、たいてい彼の自慢です。彼は「ストレートに自慢すればモテなくなる」と知っています。

だから自慢がまろやかになる文章を考えるんです。ああでもない、こうでもないと考えたあげく、たとえば「おれ、画家になろうかな」という短いLINEがポロッと送られてくる、で、彼女は「この彼、なにを考えているんだろう。まあいいや、明日会ったときにでも話をすればいいし」と思って寝てしまう。

でも彼は「画家になるというでっかい夢を持っている立派なおれのことを評価してよ！お願い！マジ評価してよ！おれ、君のことが大好きなんだよね」という気持ちを込めて「画家になろうかな」とLINEしているのです。

まあ、ご苦労様としか言いようがないわけですが、若い男子のこの、持ってまわったような自己PR、どうにかならないんですかね。

男女複数人でいるとき、ある男子がある女子に対して下ネタを言ったとします。そのとき、下ネタを口にした男子に対して「お前さ、今このタイミングでそんなこと言う？」とかと怒る男子は、その中にいる女子の誰かのことが大好きです。

男子って「下ネタを言うと女子に嫌われる」と思っている人がほぼ全員です。「日ごろのキャラに比例して、紳士的かつ、おもしろおかしく下ネタを言う男はモテる」とは、夢にも思っていないんですよね。

だから付き合ってもなかなかエッチしてこない男子が多いんです。

女子だって常識の範囲でエロに興味があるし（たまに常軌を逸して興味を持っている女子もいるけど）、エロいことを言ってその場の空気を和らげてもらいたいときだってあるでしょうに、若い男子はそういうのを知らないから、下ネタを言った男子に対して怒る男子がいるのです。

いかがでしょうか。
好きな女子の前で不機嫌になるとか、怒るとか、ヤバい態度をとる男子に未来はあるのか？と思いますが、女子であるあなたが彼の未来を切り開いてあげてはいかがでしょうか？

ヤバい態度をとる男子って、女慣れしていないウブで誠実な人です。楽しく交際するには物足りないかもですが、マジメに交際するなら、またとないいいヤツです。

（ひとみしょう／作家）

（愛カツ編集部）