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伸び縮み自由自在!初めて見る形に驚く「おもしろエコバッグ」

  • 2018.9.3
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出先で荷物が増えたときだけではなく、普段からファッションのポイントとして持ち歩きたくなるエコバッグを見つけました。京都の和装小物メーカー「アンドウ」が作る「Shibori bag(絞りバッグ)」です。和の雰囲気を感じるだけではなく、伝統的な技術を使ったからこそできる変わった形やデザインが特徴なんです。

和装小物を作るメーカーのオリジナルエコバッグ

1923年の創業以来、常に「和」を軸とした製品作りを行っているアンドウ株式会社。ガラ紡機という、今では稀少な紡績機械でつむいだ糸を手織りした布製品や、つまみ細工などの伝統的な技術を用いた和装小物を製作しています。

その中でも私が驚いたのは、オリジナルのエコバッグ「Shibori Bag(絞りバッグ)」です。

「絞り」とは、古くから使われてきた染め物の技法のひとつ。生地を糸などで括ったり縫ったりして絞り、染色してからほどくと、絞っていた部分は色に染まらず、模様が浮き出たように見えるというものです。絞りを施した生地は、ぎゅっと縮まった状態になり、伸ばすと大きく広がります。Shibori Bagは、その伸縮性を残す加工をし、使わないときにはコンパクトに、必要なときには伸ばしてたくさんの荷物を入れられるようになっています。
伝統のある絞りを、たくさんの人に知ってもらいたいとの思いで製品化されたエコバッグ。絞りだからこそできる、ほかでは見られないような珍しいデザインや形のものが豊富に揃っています。

変わった形に思わず釘付けに

左側の写真、何だと思いますか?実はこれが、Shibori Bagのひとつ。荷物を入れて肩に掛けると、右側の写真のように広がります。バッグの名前の由来にもなっている通り、「手蜘蛛絞り」と呼ばれる技法が使われていて、いくつもの角がツンと立ったような形が特徴的。不思議とどこかモダンな雰囲気が感じられ、普段使いのバッグとしても違和感なく溶け込みます。
大きさは、荷物が入っていない状態では、縦が約22cm(持ち手含む)× 横12cmほど。それが最大、縦約60cm×40cmほどまで伸びます。カラーは全7色展開で、ローズクォーツやオニキスといったように、天然石の名前で表現されているのも素敵。ほかに、シックな色合いでマチつきの大きなサイズのバッグもありますよ。

TEGUMO-Shibori Bag 3,800円(税抜)

ボタンのような丸みが連なる形が珍しい

いくつもの丸いボタンのような形の連なりがおもしろいのは、「Botan-Shibori Bag」。生地の裏側に丸い紙型を押し当て、その根本を糸で括る作業を繰り返すことで、このような変わった形が作られます。鮮やかな和柄と落ち着いた色合いのチェック柄のシリーズ、どちらもエコバッグとして使用するほか、普段使いをするのもおすすめです。
両方とも、上でご紹介したTEGUMO-Shibori Bagと同じサイズ。無地のひとまわり小さいスモールサイズもあり、使いたいシーンに合わせて大きさを選べます。

Botan-Shibori Bag Kimono 2,000円(税抜)
Botan-Shibori Bag Check 2,400円(税抜)

和柄を存分に楽しめるデザイン

続いては、ぎゅっと縮まった「三浦絞り」の形が目を引く「Miura-Shibori Bag」。荷物が入って伸びると、着物などに使われるような美しい和柄が姿を現します。
和の雰囲気が際立つこのバッグは、浴衣などの和装に似合うのはもちろん、普段着に合わせるとコーディネートのアクセントにも。こちらも上でご紹介した2つのバッグと同じ大きさのものと、持ち手が長いものがあります。

Miura-Shibori Bag Kimono 1,800円(税抜)

アンドウの絞りの技術を使ったバッグは、ほかにもさまざまな種類があります。主には東京・神田にあるアンドウの実店舗「和de Modern」で販売されていて、オンラインショップ「キモノカフェ」にも数種類の取り扱いがあるので、気になる方はチェックしてみてください。

日本の伝統の技法で作られた、特徴的なエコバッグと一緒にお出かけを楽しんではいかがでしょうか?

writer / まどか photo / アンドウ株式会社

取材協力

アンドウ株式会社
京都市下京区柳馬場五条上る柏屋町327番地
http://www.ando-kyo.co.jp/index.html

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