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その女子力アピール大丈夫?「私って料理上手な女なの」男性を手料理でもてなす時の注意点!【神崎桃子の恋愛スパルタ塾vol.17】

  • 2018.9.2
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「私の手料理で彼を喜ばせたい」と女なら誰もが男への“手料理”を考えるもの。

しかし、そこには私の作ったモノを“純粋”に食べてもらいたいというよりも“よこしまな思い”があるはずだ。

女は手料理を食べさせることで彼に

「『へ~意外と家庭的なんだな』と見直されたい」

「将来(結婚)のことをチラつかせたい」

な~んて不埒な心があるんでしょーよ。

でも、その企てちょ~~~っと待った!!

男の一人暮らしだからって女の手料理を感激してくれるとは限らない。

逆に手料理を披露してしまうことで、あなたの女子力の低さが明るみに出てしまうこともあるのだから……。

今回は、手料理で彼をもてなすときの注意点を講義しよう。

いかに手の込んだ料理を作れるか?ではない!女子力の見せ所は手際良さ!!

・「ちゃっちゃと手際よく料理を作る女性の姿って素敵だと思う。料理本見ながらとか、段取りがなってないとなると失望する。それにレシピに書かれてることを忠実に実行すれば誰でも美味しいものが作れるのは当たり前でしょ。冷蔵庫開けて、それですばやく一食作ってしまえる女性が理想的」(44歳男性/不動産関係)

―ー男は女が料理に不慣れなことにがっかりしてしまうもの。

手際いい女こそ最強!

男はそのひと品のために、女が何時間費やそうがどれほど高価な材料を使おうがそこには感動を見出さない。

男にとって何より大事なのは長い時間待たされずに美味しいものにアリつけることだけ!

お腹が空いた時、彼女が「何か作ろっか?」と冷蔵庫を覗いて冷蔵庫に転がってる食材だけですぐに料理が作れるというのはかなりの高評価となる。

あり合わせのものでそれなりのものができるということは普段から料理を作っている証。

家庭的な女をアピールするのには有効な方法である。

男からしたら「料理本とにらめっこしながら作られる料理」は二十歳そこそこの女子なら「可愛いな~」と許せるが、30オーバーの女がやるのは決して微笑ましい光景ではない。

料理本を見ながら時間を掛けて作ったせっかくの料理よりも、市販のルーで作ったカレーの方が男のウケが良かったなんてよくあることだ。

男性たちはキッチンで調理に費やす手間暇よりも女性の手際良さからポイントを加点するということを忘れてはならない。

「男には肉を出しとけ!」男はいつもの味でお腹を満たしたいもの

・「『男の一人暮らしなんてロクなもの食べてないんでしょう?今度、私が作ってあげるからね』と彼女はがぜん張り切っていた。当日、出てきたのはフルコース。なんちゃらのカプレーゼだの、カルパッチョだの、アボガドとクリームチーズのなんとかだの、コンソメのゼリー寄せだの、テリーヌやブルスケッタとかいう品々で、不味くはなかったけど一口ずつって感じだからお腹が満たされた感ナシ。彼女なりにもてなしてくれてるのだろうけど、いっぺんじゃなく一品一品テーブルに出すもんだから、慌ただしいしゆっくり話しもできない。一緒に食事してくれた方が断然嬉しいのに……。お家デートは肩肘張らずまったりしたいし、俺はコンビニのとんかつ弁当で十分」(38歳男性/自動車関係)

――そもそも女性と男性は食に対しての価値観に差異があるもの。

男の食の基本は

「分かりやすい料理をガッツリ食べたい」ことにある。

少しの量で何種類もの品々を食べたいというよりは、大好きなものでお腹いっぱいに満たしたいのだ。

女の一口ずつは男には厄介なもの。だって男は“どんぶり”でいいんだもん(笑)

「彼のために手の込んだ料理を披露するわ」と女が鼻息荒くしても、男性は大げさな料理よりもシンプルで分かりやすいものが好きなのだ。

小さい頃から成人を経ても男性は味覚や好みに大きな変化はナシ。

給食メニューやお子様メニューの料理は今でも大好物。

また「男には肉出しとけば間違いない」コトが多い。

肉が嫌いという男性は少ないだろうし、肉を使えば男の満足感は確実にアップする!

ステーキ、ビーフカレー、とんかつ、唐揚げ、餃子、生姜焼き、豚汁などなど……小学生の男子が喜ぶようなものでも十分ご馳走なのだ。

男が選ぶのは“ミートローフ”じゃなくハンバーグ!ハニーマスタードチキンじゃなく唐揚げ!ピラフじゃなくてチャーハン!である。

……彼氏の飲食店での行動パターンを思い起こして欲しい。

男性は一度気に入ってしまえば店を変えようとしない上に、その店に入れば毎度同じものを注文してしまうことが多い。

「また同じの食べてる」「もっと違うものを試してみればいいのに……」女からしたらバカの一つ覚えに見えても、男性は「自分の好きなワンパターン」を崩さない。

女性はファッションだけでなく食の流行にも敏感で多様性がある。新しいモノは取り敢えず試したし、珍しいカタカナメニューにはすぐに食いつく。

男性は一度ハマってしまえば次回もそれで構わない、新商品が出ても浮気しないで使い慣れた商品をリピートする。

男は冒険好きなんて嘘、改革や開拓するのは常に女のほう(笑)

男性は「いつものヤツ」で安心したいのだ。

男には肉の定番メニュー、そう「安定の●●」を与えとけば間違えない。

男の部屋で料理を作るならそれなりの覚悟で挑め!

・「付き合い出した時に『料理は得意な方よ』といってた彼女。『じゃ、俺のうちに遊びに来たら作ってよ!』とすごく楽しみにしていた自分……。彼女がエプロン付けてうちの殺風景な台所に立ったまではチョー嬉しかったんだけども『え~コンロが一台しかない』とか、『オーブンがない』だとか『この包丁じゃ切れない』とか、『オリーブオイルもないの?』と『これじゃ作れない』と言い訳ばっか。だいたい料理教室じゃあるまいし男の一人暮らしに料理を作るに最適な環境が整ってるわけないじゃん!“料理が得意”っていうのはちゃんとした器具や特別な調味料や食材がなくとも作れちゃう人間がいうことだよ。彼女は料理を作りにきたんじゃなく文句を言いにきただけ……失望しました」(42歳男性/エンジニア)

――あなたは男性にうっかり「私、料理が得意なの」なんてホラ吹いてないだろうか。

もし、あなたにローストビーフだの、ビーフシチューだの、手間の掛かるオハコ料理が実際あったとしても、それを作れるからって「私料理できま~す!」なんて口走ってはならない。

たとえ台所が完璧な環境ではない場合でも何とかしてしまう応用力や適応力があってこそ、「料理が出来る」となるのである。

だいたい男の家で手料理を作って食べさるなら、女はもっと想像力を働かせるべきである。

男の家にオレガノだのサフランだのローリエだのあったらちゃんちゃら可笑しい!

台所には調味料、調理器具が揃っていないことは承知の上で手料理に挑戦するべきだ!!

冷蔵庫の扉を開けたらマヨネーズとビールしか入っていないと思っておこう。

加えて男の一人暮らしなんて料理作るよりもまず“台所掃除”から始まることも……(笑)

それぐらい、覚悟して望むべきなのである。

「男に手料理を食べさせりゃ愛が伝わる」……という勝手な思い込みは捨てよ!

彼が普段口にしないような食材を使ったメニューや手間のかかる大作の料理をここぞとばかりに披露してやろうと企てる女性は少なくないだろう。

そうすることで彼に私の愛が伝わるなんて思っちゃったりしているかもしれないがそれは女の勝手な思い込み!!

手料理を食べさせれば男を落とせるなんて甘ちゃん意外のなにものでもない!

それは女性が男性の立てたデートプランやまたは彼が選んでプレゼントしてくれたジュエリーを手放しで喜べないのと同じこと。

あなたの好みに合わない場合、あなたは不満を抱くだろう。

「私の好みや希望も聞かれず向こうが勝手に決めたデートコースなんてクソ面白くない!」となるはずだ。

女性の気持ちを考慮してくれて練られたプランであるなら彼の愛をちゃんと感じ、それを無視したプランであれば彼の愛を感じることはないだろう。

あなたが心の底から「楽しかった」「嬉しい」と喜べるのは彼の愛を感じたからなのだ。

たいていの場合、女を落としたい男はその下心から必死にあなたの好みの場所や雰囲気のいいお店に連れていくはずだ。男が本気なら多少の時間やお金がかかっても女性に気に入ってもらえるよう配慮するだろう。

だからこそ、あなたが本当に彼を落としたい、結婚を意識させたいという“下心”があるなら

自分の考えでなく「彼の好み」を優先すべきである。

「一人暮らしの男なら私の手料理をきっと喜んでくれるに違いない」というのは愚かな女の浅知恵なのである。

(体験型恋愛コラムニスト・神崎桃子)

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