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“声優”美山加恋『フリクリ』&「プリキュア」出演の水瀬いのりに「イメージが変わった!」

  • 2018.8.31
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2000年にリリースされた全6巻のOVAシリーズ「フリクリ」は、ピンク色の髪をした謎の女性・ハル子との出会いをきっかけに、超常的なトラブルに巻き込まれる登場人物たちを描いた青春SFストーリー。先読み不可能な展開に絵のタッチが次々と代わるスタイリッシュな演出などが話題となり、海外でも放送され絶大な人気を博した。その「フリクリ」の新作が約18年ぶりに、劇場版『フリクリ オルタナ』(9月7日公開)、劇場版『フリクリ プログレ』(9月28日公開)という全2編の劇場作品として復活する!

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9月7日(金)公開の劇場版『フリクリ オルタナ』で主人公のカナを演じる美山加恋に直撃インタビュー!
撮影/中村実香

『オルタナ』は、ハル子に出会ってしまった高校2年生の河本カナとその仲間、ペッツ、ヒジリー、モッさんの女子高生4人組が紡ぐ、ハチャメチャな青春群像劇だ。誰もが覚えのある思春期特有の悩みを抱えた主人公・カナを演じるのが、声優としても活躍中の女優・美山加恋。美山自身とも親和性が高いというカナや、もう一作の『プログレ』で主演を務める声優・水瀬いのりについて語ってもらった。

イメージしたのは『リンダ リンダ リンダ』の青春感

――美山さんが演じたカナはどのような女の子ですか?

美山「とにかく明るい子ですね。でも、4人の中ではドジなほうというか、ボケキャラです(笑)。友だち一人一人をフィーチャーしたお話があるのですが、例えば誰かが恋をしたり、将来や友人関係について悩んだり、学生時代によくある悩み事が描かれるんです。そこにカナが毎回、頭をつっこんでは失敗していくんですよ。カナは友だちが大好きなだけなのですが、その気持ちが空回ってしまう、ちょっと惜しい女の子ですね」

――本作では高校の日常風景も描かれますが、美山さんの学生時代と比べて懐かしいと感じるところはありますか?

美山「私は3人組だったんですけど、そういう“お決まりの人がいる”っていう感じが、『ああ、学生時代にあったな』って思いました。私も、カナみたいないじられキャラだった一方で、いろいろと頭を突っ込んだりもしていたので、『オルタナ』を観て、『面倒くさいとか思われていたのかなあ』って思いました(笑)」

美山加恋が演じる高校2年生の河本カナ
[c] 2018 Production I.G / 東宝

――本作は、等身大なキャラクターたちが魅力の一つだと思うのですが、カナを演じるにあたって、監督や音響監督の方からアドバイスはありましたか?

美山「『こういう演技をお願いします』みたいなことはあまり言われなかったんですけど、『リンダ リンダ リンダ』と『私たちのハァハァ』を観るように言われました。それを観た上での話し合いだったので、『なるほど、こういう感じの作品で、こういう感じのお芝居を目指しているのかな』っていうイメージはできましたね」

『オルタナ』はリアルとアニメの中間地点

――美山さんは女優としても活躍されながら、昨年放送のテレビアニメ「キラキラ☆プリキュアアラモード」では主人公のキュアホイップも演じています。声のお仕事の魅力はなんだと思いますか?

美山「戦うシーンとかは、自分が普段出演している実写作品だとできないので、思いっきり『はああぁぁっ』って叫ぶのはすごく楽しいです。また、アニメは描かれているキャラクターが絶対的中心で、キャラクターの表情や口の開け方に合わせて演じることが多いです。一方、実写だと演じる私自身が主体というか、役が自分に寄ってくる感覚があるので、その違いはあります。ただ、『オルタナ』は、自分の方にキャラクターを寄せて演じてみた作品で、リアルとアニメの中間地点のような作品もあるんだなっていう発見もありました」

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撮影/中村実香

――劇場版『フリクリ オルタナ』は、「キラキラ☆プリキュアアラモード」で共演された水瀬いのりさん出演の劇場版『フリクリ プログレ』と連続公開しますが、水瀬さんとは今回の映画について何かお話されたことはありましたか?

美山「実は公式発表されるまで、お互いに知らなかったんです(笑)。もう一つの作品があるのはアフレコの時に把握していたんですけど、どちらが先に公開されるのかもわからないし、キャストさんも誰が出演されているのか不明でした。ちょうど『オルタナ』のアフレコが、いのりちゃんと一緒に『プリキュア』に出演している時期だったので、知っていたらもちろん話題にしていたと思います。でも、『プリキュア』で共演した村中知ちゃんが『プログレ』にも出演しているんですけど、いのりちゃんと知ちゃんがすごく仲良かったので、後から『なるほど、そういうことか』ってすごく合点がいきました」

『プログレ』の水瀬いのりは「全然違う!」

――『プログレ』についてもお伺いしますが、「プリキュア」と比べて水瀬さんの印象はいかがでしたか?

美山「いのりちゃんのイメージがすごく変わりましたね。『心が叫びたがってるんだ。』(15)の成瀬順役が、初めていのりちゃんのお芝居を聞いた作品で、無口な女の子のイメージがあって、一方で『プリキュア』では活発なキュアパルフェを演じていました。そこから、『プログレ』の(水瀬いのり演じる)ヒドミちゃんだったので、『全然違う!』って、すごくびっくりしたんです」

――どのようなところに驚きましたか?

美山「ヒドミちゃんはすごく感情の振り幅のあるキャラクターで、いのりちゃんが演じたこれまでの役柄とは全然違う印象だったんです。ただ、冷静なんだけど、心はすごく燃えている、スイッチが入るとパワフルになるところは、いのりちゃんに似ている気がします。本当にいろんな役をしっかり演じ分ける声優さんで、やっぱりすごいなあって思いました」

前作の「フリクリ」に続いて登場する、謎多き人物のハルハラ・ハル子
[c] 2018 Production I.G / 東宝

――これから『オルタナ』をご覧になる皆さんにメッセージをお願いします。

美山「18年前のOVAシリーズをご覧になってワクワクドキドキした方は、今回の新作を観てその気持ちが甦り、新たな広がりをみせる『フリクリ』の世界観も楽しんでもらえると思います。『オルタナ』では、学生ならではの日常感に宇宙やロボットといった『フリクリ』らしいSF要素もあるので、日常に登場する『フリクリ』ワールドが生む違和感を楽しんでください」(Movie Walker・取材・文/中村実香)

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