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影山貴彦のテレビのホンネ。「大阪ほんわかテレビ コメディの完全復活を!」

  • 2018.8.28
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「ほんわか」という言葉がとても好きだ。本来大阪はそういうところなのだと思う

関西のローカル番組を代表する名物番組

放送開始から25周年を迎えた「大阪ほんわかテレビ」
KADOKAWA

日々関西で暮らす私にとって、関西、しかも大阪ほど良いところはないと確信している(厳密にいえば、ボクは大阪市民ではないが…笑)。食べ物は美味いし、人情は厚いし、何より人が面白い。だが他のエリアの人からすると、大阪人の言葉遣いはやたら早く、せっかちで、話にオチがないと怒られそうだし、なんとなく怪しげな人も多そう、などネガティブな印象を持たれがちでもある。自己判断と他人の印象に隔たりがあるのは世の常だ。

「大阪ほんわかテレビ」(読売テレビ)が、放送開始から25周年を迎えた。関西のローカル番組を代表する名物番組である。ボクは番組タイトルにある、「ほんわか」という言葉がとても好きだ。「ほんわか」、「まったり」、「ええあんばい」。いずれも関西、大阪に似つかわしい響きがあるし、本来大阪はそういうところなのだと強く思う。とかく全国ネットのテレビ番組は、大阪のエキセントリックで、グイグイ感満載の部分をデフォルメして放送しがちだ。だからこそ他のエリアの人は、前述のような印象を大阪に対して持つともいえるだろう。

現在の「大阪ほんわかテレビ」は、情報を紹介するコーナーがメインだ。もちろんそのテイストにも、「ほんわか」感があふれて面白い。番組の看板コーナーは元来「ほんわかコメディ」と呼ばれる、笑福亭仁鶴はじめ出演者たちが演じるドラマ仕立てのコメディにあった。ボクの大好きなコーナーだ。

関西のローカル番組を代表する名物番組
KADOKAWA

このたび番組25周年を記念して、3年ぶりに「ほんわかコメディ」が復活した。メルパルク大阪に多くのお客さんを集めて行われた公開収録は、7月29日に特別番組として放送された。最高に面白かった。演者たちも生き生きしていたように感じられた。今後ぜひ「ほんわかコメディ」を定期的にまたやって欲しい。ファンのひとりとして改めて強く願っている。

【著者プロフィール】かげやまたかひこ/同志社女子大学 学芸学部 メディア創造学科教授。元毎日放送プロデューサー(「MBSヤングタウン」など)。早稲田大学政経学部卒、関西学院大学大学院文学修士。「カンテレ通信」コメンテーター、ABCラジオ番組審議会委員長、上方漫才大賞審査員、GAORA番組審議委員、日本笑い学会理事。著書に「テレビのゆくえ」(世界思想社)など。(関西ウォーカー・影山貴彦)

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