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結婚前に知っておきたい「ブライダルチェック」とは?

  • 2018.8.23
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「ブライダルチェック」って、知っていますか?
主に結婚を控えた女性を対象にした婦人科検診のことで、妊娠や出産に影響を与える可能性のある疾患の有無を、結婚前にあらかじめチェックすることを目的に行われています。

しかし、ブライダルチェックの知名度はそれほど高くないようで…

20〜30代の既婚もしくは結婚予定の女性に「ブライダルチェックとは何か、知っていますか?」と質問したところ、「知っている」が44%、「知らない」が56%と、知らない派が優勢でした。また、「ブライダルチェックを受けたことがある?」との問いに、「ある」と答えたのはわずか6%。「受けたいと思ったけれど受けたことはない」との回答も19%にとどまりました。

<受けたことがある>(6%)
●「結婚後すぐ子どもが欲しかったので、子どもが産める体かどうか診てもらいたかった」(35歳)
●「子どもが欲しかったのと一度全部検査しておこうと思ったから」(34歳)

<受けたことはない>(75%)
●「ブライダルチェックというもの自体知らなかった」(24歳)
●「定期的に婦人科検診を受けているので改めては行かなかった」(31歳)
●「婦人科に行ったことがないので、受けた方がいいことも知らなかった」(26歳)
●「知ってはいるが、行くタイミングがなかった」(34歳)
●「式までに時間もあり、妊娠も今は考えてはいないためまだ受けていない」(24歳)


そもそもブライダルチェックを知らなかった、婦人科検診を受けているから必要性を感じなかった…という声が目立つ結果となりました。しかし、子どもを望んでいる人ほど、ブライダルチェックは非常に重要なのです。いけした女性クリニック銀座院長の池下育子先生に詳しく教えていただきました。

■ブライダルチェックは、妊娠や出産に影響を与える疾患の有無を調べるもの

「当クリニックのブライダルチェックは、おりもの検査によるカンジダ、トリコモナス、クラミジア等の検査、超音波による子宮と卵巣のチェックや子宮がん検査、血液検査による風疹抗体やHIV、梅毒などの性感染症、貧血などの一般検査。ほかには胸部X線撮影や乳がん検査なども。企業の健康診断などで定期的に婦人科検診を受けている方もいますので、受診していない項目のみを選ぶこともできます」

「ただ、必ず受けてほしいのは風疹抗体検査。妊娠20週までに風疹にかかると、難聴や心疾患、発達の遅れなど障害を持った赤ちゃんが生まれる可能性があります。同じく、はしかやおたふくも、併せて検査しておくと安心です。また、性感染症検査も重要な項目。実は、ブライダルチェックでよく見つかる病気は、性感染症のクラミジア感染症なのです。クラミジアに感染していると、早産や流産のリスクが高まります。最近では梅毒や淋病、トリコモナスなども増えていますので、早期発見し、治療することが大事です」

「まだ若いから大丈夫」と検診を先延ばしにする人もいるようですが、池下先生によると「実年齢は関係ありません。若い人は『結婚したら妊娠するのは当たり前』と考えている人が多いようですが、子どもを望むのであれば卵巣年齢を知っておくことが大切」とのこと。

「現代の女性は、昔の女性に比べて婦人科の病気にかかりやすい条件がそろっています。初潮が早く、セックスを初めて経験する年齢が下がっている上、昔の女性に比べて出産回数が少ないため、月経(排卵)の回数が極端に多いのです。排卵は、どうしても卵巣に負担を与えるため、子宮内膜症や子宮筋腫などといった病気のリスクが高まります。AMHと呼ばれる卵胞から分泌されるホルモンの検査のほか、超音波による子宮・卵巣の検査もぜひ積極的に受けていただきたいですね」

■女性だけでなく、男性もブライダルチェックを受けるべき!


なお、「ブライダルチェックは女性だけのものではない。男性も一緒に受けるべき」と池下先生。

「最近、男性からの風疹の感染例が増えています。奥さんにうつさないためにも、抗体の有無について検査を受け、必要であれば予防接種を受けてほしいですね。また、知らないうちに性病やB型・C型肝炎に感染しているケースもあります。いずれも母体に悪影響を及ぼしますので、赤ちゃんを守るためにも、男性にも積極的にブライダルチェックを受けてほしいと願っています」


「何か見つかったら怖い…」との意見もありますが、病気の早期発見・早期治療に役立ちますし、何もなかったら安心して結婚生活を送れるはず。ブライダルチェックを知らなかった、今まで受けたことがないという人も、これを機に思い切って受けてみてはいかがでしょうか?


【取材協力】
池下育子さん
いけした女性クリニック銀座院長。婦人科のみならず、女性の心身のトラブルについて積極的に取り組み、現代女性を内面・外面の両面からサポート。著書に『子宮を温め健康になる25の習慣』『PMSの悩みがスッキリ楽になる本』ほか多数。

【データ出典】
ゼクシィユーザーアンケート
調査期間:2018/6/7〜6/18
有効回答数:188人(女性)




記事提供/『セキララ★ゼクシィ』

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