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陣痛が楽になる秘訣! 助産師さんに褒められた「腹式呼吸」練習法【笑いあり涙あり 男子3人育児 第23話】

  • 2018.8.21
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5月に3人目を出産したワタシですが、つくづく思ったのは同じ人間が同じ体から産むのに、やっぱり陣痛もお産の進み方もそれぞれだなぁってこと。

ということは、陣痛の感じ方や痛み方なんかも人によるんでしょうから、一概に「陣痛ってこんな痛みだよ!!」ってなかなか伝えにくいんですよね。

ワタシも初めての妊娠中、ドキドキしながら先輩ママたちに聞いたんですが、「ひどい下痢と生理痛がいっぺんに来たみたい」という人もいれば「ギリギリと痛む感じかなぁ?」「とにかく腰が痛かった!」とやはり人によって違っていて、なんとも想像しにくかったですね。

■ワタシの場合。お腹よりも…
ちなみにワタシの場合、お腹は生理痛のひどい時の感じで、そんなに辛くなかったです。

なぜならもともと生理不順で、生理痛も重く吐いたり寝込むぐらいPMSもひどいタイプだったので、なんとなく経験したことのある痛みだったから。人って一度経験した痛みなら耐えられるもんです。

ただ、コレは無理…!! と悲鳴を上げたのは、


腰の痛み! ハンマーでガンガン腰の骨を殴られているような、骨盤が粉々に砕けそうな痛みでした。うーん、思い出しても辛い…!!

さて、前置きが長くなりましたが、今回は人によっては20時間近くも続くこの陣痛を少しでも楽にして、お産の進みも良くなる、ワタシなりの秘訣をお伝えしたいと思います!

もちろん効果のほどは人によりますが、ワタシは実践してみて効果を実感できましたので、良かったら試してみてください。

■ママたちが教えてくれた「陣痛の痛み」を逃す秘訣
第一子妊娠中、まだ見ぬ陣痛の世界に怯えるワタシに、複数の経験者が口を揃えて教えてくれたアドバイス。

それは、「呼吸」でした。


え…息をする?

24時間無意識にやってますよね、人間だもの。

そんな当たり前のことをアドバイスされても…とちょっとピンとこなかったのを覚えています。

でも、ちょうど後期の母親学級で助産師さんからもお話があったんです。


人って、痛い時つい目をつぶったり息を止めたりして、体に力を入れて強張らせてしまいますよね。

でも、陣痛は瞬間的な痛みではありません。この先何時間続くかわからない、しかもどんどん強くなる痛みと付き合い辛さを逃していくには、できるだけスタミナを浪費しないように体の力を抜いてリラックスすることが大切。

そこで、呼吸に意識を集中させるのがいいんですって!! なるほど!

友達が言っていた話と合致して腑に落ちたワタシは、母親学級の助産師さんが言っていた「腹式呼吸」の練習をすることにしました。

■腹式呼吸の練習で活用したのは…
1人目の時はまだ自分の時間に余裕があったので、妊娠前まで時々ヨガに通っていたんですね。そこでお腹にゆっくり空気を入れて吐き切る腹式呼吸をやっていて、多少の知識はありました。

でも通える範囲にマタニティヨガをやっているジムなどがなかったため、DVD付きの本を買って自主的にマタニティヨガを始めてみました。


仕事が終わって帰宅した夜、ベランダでアロマキャンドルを焚いて川のせせらぎを聞きながら…(窓を開ければふつうにヒーリング効果が得られる田舎暮らしのメリット)なーんて、優雅なひと時だったなぁ(遠い目)

腹式呼吸の練習をしながらお産に向けて必要な筋肉を鍛えたり、体をほぐしてリラックスできたり…と、ヨガ自体も本当にやっておいて良かったと思います。

ちなみに2人目妊娠時もやりましたが、長男がいるのでキャンドルなんて焚けず、リビングに場所を移し、早朝にやっていました。起きてきた寝癖だらけの長男が後ろでちょっと真似していたりして面白い画になっていたようです。


その結果、1人目の時も2人目の時も、リラックスはさすがにできないものの、陣痛の間じゅう取り乱すことなく落ち着いて過ごすことができました!!

第1子の時は助産師さんたちから口々に「呼吸がとっても上手! 初めてとは思えない!」「息を止めずにいてくれたから赤ちゃんにもしっかり酸素が届いて、時間がかかっても元気に生まれてきたんですよ」とお産中だけでなく産後もすごく褒められました。

第2子に至っては「上手! さすが経産婦さん!」などと言われすぎて、苦しみながらもたぶんドヤ顔してたと思います。


そーしーてー…3人目はですね。。。


■予想外だった3人目の出産
これだけ勧めておきながら、まっっっっっったくできませんでしたぁ!! 面目無い!!

次男に邪魔され仕事に追われ眠気に負けて…せめて寝る前に腹式呼吸だけでも…と思っていたのに、吸って吐いたらもう夢の中…。ヨガのヨの字もしないで気がついたら出産当日。

でもここまでの成功体験もあり、経験値も上がってるから大丈夫っしょ!! という妙な自信もありました。

この、出産を甘くみて呼吸の練習すらしなかった結果どうなったかと言いますと…

ワタシの場合、過呼吸を引き起こしてしまいました…!!


陣痛が思いのほか長引いたり想定外の事態が起きたりしたんですが、一度乱れた呼吸はなかなか元に戻らず、また呼吸に集中できなかったことで痛みにばかり意識がいってしまい、正直、これまでの出産で1番激しくのたうち回りわめき散らした無様な結果を、ここにお知らせ致します。。。

陣痛がウソのように痛くなくなる…なんて魔法は無いと思います。

でも、呼吸をしっかりしよう、赤ちゃんに酸素を届けよう! と痛みよりも集中すべき目的を持つことができると、結果として痛みに負けていられなくなります。

ワタシの場合は陣痛のピークが来るたびに(終わりの無い陣痛なぞ無い!)とアニメの決め台詞風とか(進んでる! いいよ、赤ちゃん降りてきてるよ!)と勝手に助産師さん風とか、いろいろ心の中で自分を励ましながら呼吸をしていました。

ちょっと妄想力が必要となりますが(笑)よかったら腹式呼吸に、自画自賛陣痛劇も合わせておためしくださいね。

(tomekko)

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