1. トップ
  2. 恋愛
  3. 何度も言い寄られると女は落ち、しつこくされると男は逃げる“恋の法則”とは?【神崎桃子の恋愛スパルタ塾vol.16】

何度も言い寄られると女は落ち、しつこくされると男は逃げる“恋の法則”とは?【神崎桃子の恋愛スパルタ塾vol.16】

  • 2018.8.17
  • 267699 views

「女は男に追われた方が幸せ」逆に「男は女に追われると逃げる」なんてよく言われるもの。

しかしそれはあながち嘘でもない!

だって、恋愛の入り口において男と女は感じ方や受け入れ方が異なるからだ。

女性のこんな発言を聞いたことはないだろうか?

「最初はあまり好きでもなかったんだけど……」

「全然、カレのことはタイプじゃなかったのに……」

……つまり“女は当初はムリだと思っていた男が彼氏になりうる”のだ。

なんで好みじゃない男に折れてしまうのか?

それにはこんなワケがある!!

・「当初は射程圏外だった同僚。何度言い寄られても『ごめん、そういう目で見れない』『付き合うとか絶対無理』『あなたには一切望みはありません』と断り続けた。あまりにもキツイ断り文句に傷ついたのか、しばらくは落ち着いてたんだけど、社内の飲み会帰りに『……好きなものをやめることなんてできない。どうしてもキミを諦められない』と強く言われ、なんだか根負けしたってゆ~か、そこまで言ってくる彼がなんか可愛く思えてきちゃって……今付き合ってます。ハイ、すご~く大事にしてもらってます」(32歳女性/IT関連)

・「何度もアプローチしてくる彼に最初こそ『あり得ないから』と断言してたのに……。

その諦めの悪さについに完敗(笑)『俺を選んで欲しい!』『俺とつきあったら絶対後悔させない!』なんて自信をもって言われたら『そんなにそんなに私のこと好きなの?』『この人なら本当に幸せにしてくれるかも!』って女ならそうなっちゃいますよね~。自分に必死になってくれる男性には弱いもの……。もうすぐ結婚します」(35歳女性/医療関係)

――女性は自分に言い寄る男性を拒んだとしてもアプローチを繰り返し受けることで気持ちに変化が訪れる。

しつこい相手は一歩間違えると“ストーカー”というレッテルを貼られるものだが、女性がそれを「チャレンジ精神」として受け取ってくれれば話は別。

女は自分に熱心で一途な男に弱い。

たとえこれまでは対象外だったとしても「そこまで言ってくれるなら考えてもいいかなあ」……と思い直す。

そう、好みのタイプでなくとも女は「男の誠意に心打たれてしまえば」落ちてしまう!!

女が“男の頑張り”を認められれば晴れて男と女として付き合えてしまえるのだ。

「ヘコタレずここまでたいへんよく頑張りました💮」とハンコをあげちゃう。

女は男からの繰り返される愛の告白や度重なるお誘いを私への“本気度”だと受け止めるからだ。

女というのは自分の期待を裏切られると途端に冷めるが、初めは期待していなかったモノに対して期待が湧いてしまえば自分の範疇になるのである。

一方、男はというと……

男はしつこくされると女を遠ざける

・「相手の女性に恥掻かせないように『仕事が忙しいから恋愛とか今は考えられない……』とか『前の彼女のことが忘れられなくて……』とか傷つけないように遠まわしに断ってんのに、何度もしつこくつきまとわれるのはウザい!『ハッキリいって好きじゃないんだよ!』って言っちゃったことがある。『あんまりだよ。ヒドイ!』って相手の女性から責められたけど、そこまで男に言わせる女のほうがダメ女でしょうよ」(37歳男性/メーカー)

――そう、男は「同じ異性から何度も言い寄られた」からってそうはなびかない。

男は女のように何度もアプローチしてくる相手に慈悲心を持たない。「たいへんよく頑張りました」にはしてくれないのだ。

諦めの悪い女を空気の読めない女として大嫌いになる傾向すらある。

女は好きでない男性から何度も言い寄られることでまんざらでもなくなるが、男は好きでもない女性に何度もアプローチされると逃げ出したくなるのだ。

男は初っ端でアリかナシかで判斷する

・「男は女と違って返事をもったいぶらないし、駆け引きもしない。つまり、“アリ”と思う女性のアプローチなら最初からOKする。男が女の誘いやアプローチをやんわりでも断ったとしたら“本当にNO!”ってこと。男は見た目から入る、自分の興味や性的関心が湧きそうにない女性と2人だけで会うことはしない」(43歳男性/教育)

・「相手の女性がいくら自分を想ってくれてたとしても、自分が相手を女として見れなければどうしたってムリ!でも女性には『お前タイプじゃないから……』なんて面と向かっては言えないから相手を避けたり、逃げたりしちゃうんです」(38歳男性/リラクゼーションサロン経営)

――女は男の顔や外見が好みでなくとも男の熱意に揺り動かされれば次第に好きになってゆく。

しかし男は見た目から恋愛に入るので、第一印象での判定基準は女性よりも厳しいといえよう。

だが、これは美人じゃないと落選とか、スレンダーな女性じゃないと不合格という審査でない。

あくまで男性自身が個々に抱く「アリかナシか」の“勝手な基準”である。

男性には必ず「俺なりの線引き」が存在する。

それは下心が湧けるか湧けないか、性的な目で見れるか見れないかという単純なもの。

だから、たとえ体型がぽっちゃりだったとしても、顔が十人並みじゃなくとも、彼らが「俺はアリ」という判定を下せば付き合うことは可能であり、結婚に至ることもある。

男性は女性の外見から受けた情報で相手の印象を即座に決める。

女は最初相手のことを「男として見れていなくとも彼の頑張り次第では男として見れるようになる」が、男の場合そこは崩せない。

女性がいくら頑張っても巻き返しは難しいといえる。

女として見ることができなければ、何度来られても折れることはない。

女性に見た目の変化や努力が認められなければそこは覆せないだろう。

だからこそ、早い段階で相手の許容範囲内には入ること。

女性は何よりも第一印象を良くしておくことで恋のチャンスが増えるといえる。

男というのは女への返事を勿体つけない。

男性への告白は「一回だけで勝敗がつく」と思っておいたほうが賢明である。

アプローチするなら相手の好みをリサーチしてから望むべきだろう。

神崎桃子の恋の教訓:「男は見たもので判斷する」「女は聞いたもので判斷する」

女「見た目タイプじゃなくても相手に熱意があれば大丈夫」「いい加減じゃないと分かれば付き合える」

男「外見が及第点でなければ何度アタックされてもムリなものはムリ」「見た目なんとかしてもらわないとその先はない」

……そんな男と女の恋の過程の相違は

「男は“目”で恋をし、女は“耳”で恋に落ちる」

という名言に値する(※ウッドロー・ワイアット氏の名言)

つまり

女には男が「何を言ったか」彼が「なんと言うか」が大事であり、男にはその女の「何を見たか?」が重要といえる。

そう、異性からのアプローチは女にとっては”自分への愛の深さを推し量るもの“であり、男にとっては“ヤレるかヤレないかという性的な目が浮き彫りになるもの”なのだ。

“恋愛のスタートラインから異なる男女”なのだから、相手の気を引くためには男女の生態の違いを考慮して挑むべきである。

「男は目で見てこれからのことを判斷する」「女は耳で聞いてこれからのことを判斷する」……ということをお忘れなきよう。

(体験型恋愛コラムニスト・神崎桃子)

元記事で読む
の記事をもっとみる