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”マーベル最小ヒーロー”の相棒は完璧女子! ”ユル&コミカル”路線も最高っ!<連載/ウワサの映画 Vol.47>

  • 2018.8.17
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1.5㎝!というマーベルの極小ヒーローの活躍を描いた「アントマン」の続編です、「アントマン&ワスプ」! ユル~いヒーローの相棒として、完璧なヒロイン”ワスプ”が参戦します。「デッドプール」と共にお気に入りの、消極的なヒーロー&ユーモア重視の世界観がツボなんだよねぇ。「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」でドーンと沈まされ、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の今後のノリが不安でしたが…。ありがとう、この希少な独自路線を貫いてくれてっ!

2年前、アベンジャーズ同士の戦いに加わってしまったことから、FBIの監視下に置かれ、自宅謹慎中のスコット=アントマン(ポール・ラッド)。でも、あと3日で自由の身に!

2年前、アベンジャーズ同士の戦いに加わってしまったことから、FBIの監視下に置かれ、自宅謹慎中のスコット=アントマン(ポール・ラッド)。でも、あと3日で自由の身に!
©Marvel Studios 2018

主人公は、バツイチ・無職・前科持ちで、離れて暮らす娘だけが生きがいのスコット(ポール・ラッド)。驚異の”スーツ“を手に入れたことで、身長1.5cmの最強ヒーロー”アントマン”になったものの、ある大事件を機に FBI の監視下に…。 頼りない彼を支えるのは、アントマンの開発者ピム博士(マイケル・ダグラス)の娘・ホープ(エヴァンジェリン・リリー)。彼女もまた父の開発したスーツと脅威の身体能力で”ワスプ”として戦うことに! そんな正反対の2人の前に、すべてをすり抜ける神出鬼没の美女”ゴースト”が現れ、アントマン誕生の鍵を握る研究所が狙われます。金目当ての武器ディーラーやFBIも巻き込み、全てのサイズが変幻自在に変わる大騒動が勃発! 2人は、世界のサイズを操る“秘密”を守り切れるのか…?

羽も搭載し超高速飛行が可能なワスプに対して、アリに乗せてもらってしか飛べないアントマン…。あからさまなスペックの差に、チームワークも微妙です
©Marvel Studios 2018

ピム博士が開発した”あらゆるもののサイズを操るテクノロジー”のビジュアルが、とにかく目新しい。 自分の体、車やビルなんかのサイズが自由に変わっちゃうんです。デカすぎるキティちゃんのペッツは転がって来るし、標的となる研究所はリモコンひとつでスーツケースのように運べる”ポータブル研究所”になっちゃう(ハンドル付き!便利すぎ!)。カーチェイス中にミニカーサイズになったかと思えば、唐突にサイズを戻して敵の車を吹き飛ばしたり…、型破りの戦術もわんさか。

監督は前作に引き続きペイトン・リード。奇想天外な視覚効果で楽しませてくれます。スコットの身代わりになるアリさんや、ゴーストのトリッキーな”すり抜け”も見応えアリ!
©Marvel Studios 2018

ピムがそのテクノロジーを開発した目的は、”量子の世界”で30年間もさまよい続けている妻・ジャネットを連れ戻すことなんですね。一刻を争うジャネット救出を巡る物語を軸に、そのジャマをする謎のヴィラン・ゴーストと闇世界の悪党・バーチ、FBIまでもが入り乱れて、いつ、どこに、どの”敵”が現れるかわからないハラハラが持続。”突然のサイズ変更”にも気が抜けない怒涛のアクションが緊迫感に拍車をかけます!

世界を守るために、”初代ワスプ”として量子世界に身を投じたジャネット(ミシェル・ファイファー)。ピム&ホープ親子(写真)は、彼女の生存と帰還を切望しています…
©Marvel Studios 2018

スーツが機能調整中のせいで、意味不明な場面で約20mの”ジャイアントマン”に巨大化したりする時々マヌケなアントマンと、「彼女のおかげ」的に活躍するデキる女・ワスプの取り合わせが絶妙! 主役が足引っ張ってるんじゃないかっていう、王道コメディのバディ関係です。そして、意外にも(?)ドラマも充実。スコットと娘、ホープ一家の深い家族愛を描くほっこり感が、ほかのマーベル映画とは一線を画してますねぇ。

1.5㎝から約20mまで、自由自在にサイズを変えるアントマン。ちなみに写真の巨大化は何の役にも立ってないどころか、サンフランシスコの人々を脅えさせています。ヒーローなのに…
©Marvel Studios 2018

ポール・ラッドもおちゃめな本領を発揮! 量子力学の理解不能ぶりは潔いし、ジャネット(=ミシェル・ファイファー)に乗り移られてのオネエ演技もスバラシイ(”オネエ”場面は笑ってもいいものか迷ったけど、笑っちゃった)。彼に加えて、「細かい脇役にまで力入れすぎだろ」的な面々がおもしろさを底上げ! スコットの連れのルイスを演じるマイケル・ペーニャの、情報量は多いけど要領を得ない早口トークには終始ニンマリ。ルイスのおバカな部下2名もシュールな笑いを提供してます。ウォルトン・ゴギンズが扮する闇市場のディーラ―・バーチさんとその部下もいいキャラぞろいで、最後まで引っ張る”自白剤”のやりとりがくだらなくて好きだわー。さらに、マジメゆえにズレまくるFBI捜査官や、スコットにやたらと好意的な元妻の再婚相手さんもクセがハンパないっ。

スコットの私生活での相棒である愛娘のキャシーちゃんがキュート! 親子の掛け合いも見どころです。一段と大人びた娘の言動に、パパもタジタジ…
©Marvel Studios 2018

正直、世界観がブレるMCUにはあまり参加してほしくないんだよね…。でも、おなじみのエンドロール終了後の一幕で「サ、サ、サノスぅぅぅ!」ってなるんで、ガシガシ絡むね、今後も。だったらこの際、アントマンがサノスを倒すおいしい展開を期待。”女子の相棒”つながりで、ぜひぜひ、キャプテン・マーベルとのコンビで‼【東海ウォーカー】

【映画ライター/おおまえ】年間200本以上の映画を鑑賞。ジャンル問わず鑑賞するが、駄作にはクソっ!っとポップコーンを投げつける、という辛口な部分も。そんなライターが、良いも悪いも、最新映画をレビューします! 最近のお気に入りは「MEG ザ・モンスター」(9月7日公開)のジェイソン・ステイサム!(東海ウォーカー・おおまえ)

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